UHFセラミック送信管 5F60Rの木製台座
通称F球と呼ばれているセラミック送信管を数本をガラス戸棚に飾って日々眺めています。サイズの大きい7F31Rなどはどっしりと鎮座していますが、今回紹介する5F60Rは小型のセラミック送信管の部類で、そっと立て置いても微振動で倒れてしまいます。
そこで、前回Sメーター製作時に刳り抜いた丸い木片(60φ、15mm厚)を加工して5F60Rの台座として製作してみました。
木製台座に鎮座する 5F60R(刻印:1973 9.)
💡-歴史- 日立製作所 茂原工場ではセラミック封止のUHF四極管4F16R,5F20RAの製造(1959年)に続き、1960年には日立独自のUHF送信管5F60Rが開発された。5F60Rは4F16Rと同様に高周波特性の良い同軸端子構造を採用しており、許容陽極損失は4F16Rの150W、5F20RAの250Wに対して5F60Rは450Wと大幅な増加である。
5F60R構造図 強制空冷
木製台座の加工について60φ、15mm厚の丸い木片のセンター穴を11mmのドリル歯で拡げて、真空管構造図の最下部ヒーターリングを差し込むようにします。全体を紙ヤスリで磨き、真空管名をレタリング後にロウソクの蝋を塗り、ヘアードライヤーの熱風で蠟が溶けて表面につやが出てきたら仕上がりです。
最近のコメント