WSJT-x運用時のPC時刻校正&秒ズレ相手に時刻合わせ➽【追記参照】JTSyncへ
※ WSJT-x運用時のPC時計を同期校正する方法➽【追記参照】JTSyncへ
Win10を最新版にアップロードしてから、これまで使っていたアプリの設定に問題が発生し、JT_Linkerの最小化やTime Tuneのタイムサーバーへの接続不良で頭を悩まされました。
これまでPC時計はタイムサーバー接続アプリ「Time Tune」で時刻校正を行ってきましたが、Time Tune exeで立ち上げてもWin10アップロード以降、タイムサーバーへの不接続(赤マーク)でNGの回数が多くなり、WST-Xの運用時に不便を感じていました。WSJT-xでは相手局とFT8で2.5秒、FT4で1.5秒位の時間差があるとQSOが出来なくなってきます。
そこで他のPC時刻校正のアプリを探し、なんとWin10の時刻校正「日付と時刻の調整(A)」を見つけ、不安解消にと「Time Tune」はDeleteしました。
まずは電波時計、GPS時計など校正された時計を手元に置いて、手順に従って下図の設定画面からセットしました。(LANやWiFiでのInternet接続が必須です)[時刻を同期させる手順]
1. タスクバーの日付時計を右クリックする。
2. 「日付と時刻の調整(A)」を左クリックする。
3. 時刻を自動的に設定する⇒【オン】左クリックする。
4. 時刻を同期する⇒【今すぐ同期】左クリックし、✔マークで同期OK (NICTザーバーにタイミングよく接続されると時刻校正されます)
5. 電波時計と見比べてPC時計を確認する。
秒時刻が大幅にずれている場合やNICTサーバーにタイミングよく接続されなかった場合は、時刻を自動的に設定する⇒オフとして、日付と時刻を調整する⇒【変更】をクリックして次分を待機させ、秒校正された電波時計やGPS時計を見ながらカウントダウンし、手動で秒を合わせておきます。
尚且つ、NICTサーバーと時刻校正したPC時計の秒ズレは下記のサイトに接続すれば確認できます。
http://www.nict.go.jp/JST/JST5.html
この「タイムザーバー:ntp.nict.jp」とセットするには「日付と時刻」設定画面の関連設定「別のタイムゾーンの時計を追加する」をクリックして下画面の「インターネット時刻」の「設定の変更」をクリックする。
「インターネット時刻設定」のサーバー(E):ntp.nict.jpと入力し「インターネット時刻サーバーと同期する」へ☑チェックを入れて、「今すぐ更新」をクリック、OKをクリックして閉じます。
※ WSJT-xの秒ズレ相手にPCの時刻合わせする方法➽【追記参照】JTSyncへ
ペデション局の時計ズレ対策について7I8X IOTA oc-145のIOTAペデションがあり、7I8XのDT(QRV Time)が-2.5秒ずれていて、時々7I8Xはデコードされるが、途切れデコードでコールする皆さん何回も応答するなど苦労されていました。
こちらは最近WSJT-x本元を使用してますが、下記の要領でPC時計を手動でずらし1秒以内にセットし、運良く7I8Xを一発コールで仕留めることが出来ました。
まずは、電波時計やGPS時計など校正された時計を手元に置いて、手順に従って下図の設定画面からセットしました。(Time Tuneなどの時刻自動調整機能をOFFのこと)
[時刻を手動で設定する手順]
1. PC右隅の時計を右クリック「日付と時計の調整(A)」を左クリックする。
2. 「日付と時刻」画面の「時刻を自動的に設定する」をオンを左クリックでオフとする。
3. 「日付と時刻を手動で設定する」の【変更】を左クリック、青色「日付と時刻の変更」で次分に待機させ、電波時計やGPS時計等の秒を見ながら、今回は2秒位遅らせて青色の【変更】を左クリックする。(ペデ局のズレ±秒にアバウト合致させる)
4. ペデ局のDTが±1秒位の範囲であるかを確認してコールする。
(※ QSO終了後は時刻を自動に設定する⇒オン、【今すぐ同期】を左クリックする)
絶海の孤島のペデションなどではPC時計(秒)合わせが困難なに場合があり、ペデ局に時計を合わせる工夫が必要と思われます。
【追 記】
時刻合わせアプリ「JTSync」がCQ誌別冊のQEX35で7L4IOU 出島氏により紹介されたので、今回のWin10時計「時刻を自動的に設定する」をオフとしました。
「JTSync」をインストールしてNTP serversへ接続、日本標準時に同期させたPC時計でWSJT-Xを運用しています。
※ 「JTSync」で秒ズレ(DTズレ)局とのスムーズなQSO対応として
[Listen]⇒DTズレしている目的の相手局を選択⇒[Caluculate]⇒[Update]で相手時刻へセットされ、応答率が改善されます。また、ズレている目的の相手DTを直接入力⇒[Update]することでセット時間が短縮されます。
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