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2019年4月22日 (月)

160m DXing 1.8/1.9MHz FT8デコードをPC 2台で個別表示

 160m BandはWSJT FT8 ModeでDXing(DXCC up)に多くの局がQRVしています。
日本では1.840MHzへQRVしてくるDX局をトランシバーのMAIN側で受信して、PCのWSJTアプリでMain側のMessage画面やWaterfall,Spectrum画面を表示させています。送信はSUB側に1.908MHzをセットするSPLITオペレーションになります。

 こちらは1.908MHzのモニターとしてトランシーバーのSUB AUDIO SCOPEを駆使して、空いているキャリア周波数を決めています。
コールする際はPC画面を一度1.840MHz→1.908MHzにCHANGして送信するキャリア周波数をセットし、さらに1.840MHzへCHANGしてから相手をコールしています。
1.908MHzへQRVする局が少ない時はAUDIO SCOPEでもおおよそのキャリア周波数は検討付きますが、コールする局で混んで来ると「この辺で」と目検討でセットしてコールしています。数回コールしても応答がなかった場合はしばらくスタンバイしてから、空きのキャリア周波数でコールします。
Sub-set
  SUB AUDIO SCOPE set(黄丸)、キャリア周波数Set(黄矢印)
 このように手間ひまかけてコールするキャリア周波数を決めていましたが、ADXAのOMより 「PC 2台でMAIN 1.840MHz、SUB 1.908MHzのFT8デコード画面を個別表示させてオペレートすれば便利だよ」 とご教示があり試してみました。

 160mシーズンオフとなりましたが、デスクトップPCはこれまで同様MAIN 1.840MHzにセットして、SUB 1.908MHzにはWSJTアプリをインストールしたノートPCを用意しました。
このノートPCにはAudio外部入出力としてヘッドセットマイクの4Pのジャックが付いているだけです。3Pジャックと4Pプラグ付きの変換BOXでノートPCのマイク端子へトランシバーのSUB受信出力(スピーカーPHONES)を接続してWSJT FT8をデコードさせてみました。
コールサインやリポートは順調にデコードしましたが、ハムノイズによる縦じまがWaterfall画面に薄く現れます。AudioトランスでトランシバーとノートPCのアースを切り離せば無くなるかとは思っています。

『セットアップについて』
 変換BOXの4PプラグをノートPCへ差し込むと、ポップ画面が現れますので「ヘッドセットマイク」をクリックして「OK」とします。
レベルはノートPCのサウンドデバイス「マイク」のスライドバーをクリックしながらコントロールします。
Note-pc-audio-jack-box  
    ノートPC Audio 4Pジャック(ヘッドセットマイク)と他機器の接続Box
 
 ノートPCへ4Pプラクを差し込むと軟弱さを感じ、ノイズのこともあって他の接続方法を探っていると棚にあったUSB AUDIO CODECへ目が向きました。ずいぶん前に入手していたBEHRINGER U-CONTROLL UCA222というUSB⇔input L/R,output L/R,Optical,Head phones VR付きで、電源はUSB供給です。ノートPCのUSBに差し込んでアナログINPUT L(黄丸)へSUB受信出力(スピーカーPHONES)を接続して試しました。
Usb-audio-codec_1
                                   U-CONTROLL UCA222
『セットアップについて』
 USB端子をノートPCへ差し込むとセットアップされてWin 10の「デバイスマネージャー」「ユニバーサルシリアルコントローラー」に「USB Composit Device」と表示され接続が確認出来ます。
WSJTアプリの「Settings」→「Audio」,「Input」→「USB Audio CODEC」とセットして「OK」するとFT8のデコートが開始します。
ノート PCからはトランシバーをコントロールしないので、WSJTのトランシバー選択は「Non」としています。
1908mhz-mesage_1      
                               ノートPCの1.908MHz Mesage
 USB AUDIO CODEC UCA222のUSB接続ではヘッドセットマイクのアナログ接続と違いWaterfall画面を見てもハムノイズ(縦じま)混入無し、波形もきれいスッキリで、すこぶる順調にFT8がデコードされています。このPCを2台使用して1.840/1.908MHzのデコード画面を個別表示させる最大の利点として、1.908MHzのCQに対してDX局より1.908MHzで応答があった場合に見逃さずに済みます。
 今後の160m FT8のQRVはノートPC+UCA222で1.908MHzをデコードさせ、キャリア周波数を決定したり、コールしている局をワッチするなど気配り(目配り)しながら楽しんで行きます。

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コメント

 なるほど、私は不勉強なのですが大体は理解できたつもりです。 結果は当然ながらS/N UPで波形も綺麗になってDECODE率も多分UPするんでしょうね。 こちらのようにPC1台の場合、オーディオのIN ,OUT共ミニプラグの音声信号をCODECを経由させれば、今よりは少しでも改善されるかな?。 もっと勉強致します。

昔古いデスクトップで色々とやる時に、usbのサウンドカードを付けたりした、
ことが有った。コーデックも有るんですね。
¥に余裕が出れば、試してみます。何時になるかですが。?
FB DX 73/

エフさん、アナログ信号で引き回すよりデジタル伝送はハムノイズやS/Nで有利なはずです。ヘッドセットマイク4P端子のWaterfallデコード波形より、USB AUDIO CODEC使用時の波形はインパルス応答でスパッときれいに表示されます。
コールサインのミスプリントについて比較してませんが、-17dB~-22dBリポート時は差がでそうな気がします。

パパさん、USB AUDIO COEDCはパソコンへ音楽録音するのに数年前に購入した物です。SPDIFの光端子もついていて便利なツールと思い、サウンドハウスから≒3kで仕入れました。
Win10でも認識したのでビックリ、今ではUSB3.0の品物が格安で販売されているのではと思います。

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