ハイレゾ ヘッドホンアンプ HUD-DX1 試聴
昔Hi-Fiそして今やハイレゾ・・・High-Resolution Audio(高解像度オーディオ)という新規格でSSB音をモニターするために、USB/DACの先駈けHUDシリーズであるDSD/DXD nativeのハイレゾ・ヘッドホンアンプ「HUD-DX1 BLACK(Audinst Inc.)」をサウンドハウスより入手してみました。
HUD-DX1
FRONT Side HUD-DX1 REAR Side
愛用のIC-7800トランシバーにはOPTICALのSPDIF IN/OUT端子があります。Hi-Fi SSBではコンデンサーマイク(ラージダイアフラム)とアナログMixing Ampを使い、Mixer出力をOPTICAL変換し、トランシバーのSPDIF INへ差し込んでHi-Fi SSBを楽しんでいます。これのモニターはトランシバーのPHONESジャックにヘッドホンを差し込んで、変調音や受信音の音質をチェックしています。
今回は使っていないトランシバーのSPDIF OUT端子を活用して、このデジタル出力を「HUD-DX1」でOPTICAL/アナログに変換し、「HUD-DX1」の特徴であるハイレゾな音質でSSB音をヘッドホンで試聴してみようと思い付きセットしてみました。
HUD-DX1の特徴
■高い解像度と空間再現力を得るために高音質パーツを使用し、最大32bit/384kHzのハイレゾ音源を再生します。
■ESS社の高性能DAC「ES9018K2M」を搭載。DSD(2.8/5.6MHz)または、DXD(352.8/384kHz)をフォーマット変換することなくネイティブ再生することが可能です。
■2つのオペアンプは交換が可能で、音質を自分好みのサウンドにカスタマイズが可能です。
■オペアンプは、新日本無線社のHi-Fiオーディオ専用「MUSES8920」を搭載。バランスが良く、低い歪み率と優れたS/N比を実現します。
■ヘッドホンアンプ部には、テキサスインスツルメンツ社の「TPA6120A2」を搭載。デフォルトでは300Ω以下のヘッドホンに最適化されていますが、本体内部のジャンパーを挿し変えにより、600Ωのハイインピーダンスヘッドホンにも対応。
HUD-DX1の仕様
■出力:ヘッドホン端子2系統(6.3mm/3.5mm)、ライン出力1系統(RCA)、デジタル出力1系統(OPTICAL)
■入力:USB端子1系統、光デジタル入力1系統(OPTICAL)
■寸法:幅 104mm x 高さ 34mm x 奥行 120mm
■重量:300g(本体のみ)
■AC動作推奨ですが、USBバスパワーでの使用も可能です。

OPTICAL SPDIFによるハイレゾオーディオモニター系統
IC-7800のOPTCAL SPDIF OUTはMain側-Lch、Sub側-Rchへ出力されます。このまま「HUD-DX1」でモニターするとヘッドホンからは片chずつしか音が出ません。両方に同じ音を出す工夫として、ヘッドホンプラグでLとRをショートしてモノ仕様としています。
こうしてヘッドホンアンプ「HUD-DX1」を通してIC-7800のSPDIF出力をモニターすると「気分最高な音質」でラグチュウが出来ます。High-Resolution Audioという新規格で試聴するSSB音はクリァーでアンプ残留ノイズや遅延も感じない、新たな音の世界を体験しています。
これに気を良くしてDXD,DSDによるハイレゾな音楽も聴きたいものです。「HUD-DX1」のドライバー等はすでにパソコンへインストールしてありますが、機会をみてWebサイトよりハイレゾMUSICSソフトをダウンロードして音楽鑑賞を楽しみたいと思っています
High-Resolution Audio(高解像度オーディオ)とは
サンプリング周波数および量子化ビット数のうち片方がCD-Digital
Audioスペック(44.1 kHz, 16bit)もしくはDATスペック(48 kHz, 16bit))相当を超えてデジタル処理されたオーディオ信号です。
2014年に(社団)電子情報技術産業会(JEITA)によって呼称と定義について周知され、(社団)日本オーディオ協会(JAS)がハイレゾ音源の定義や推奨ロゴが発表されてます。
High-Resolution Audio Record Mark
【追記】
Webサイトを検索してSONYの「お試し用ハイレゾ音源をダウンロード」から「Blue
Monday FM "Bee Moved"ハイレゾ音源(96kHz/24bit FLAC)や小松玲子 "秘かな水瓶"ハイレゾ音源(88.2kHz/24bit FLAC)の曲をダウンロードして、「HUD-DX1」のUSB接続でMode LEDがグリーン表示(PCM )ですが、音楽を試聴してみました。
愛用のヘッドホン(MDR-CD900ST)で鑑賞した結果、素晴らしいの一言です。
・高音域が出力される。
・複数の楽器や重なった音のひとつひとつがはっきりと聞こえる。
・余韻や残響など音の消え際も自然に再現される。
・小さな音量の音が感じられる。
・録音時の空気感まで再現される。
・ボーカルの息づかいが伝わる。
と、まさに売り文句に並べられた通りの感想です。
・・・ハイレゾ規格の録音にほれ込んで、ますます音楽鑑賞が好きになる様な気がしています。
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