フットスイッチ YAMAHA FC5改造
PTTを押す操作(送信 ON)としてSSBコンテストやラグチューではフットスイッチが使えると両手がフリーとなり便利この上ありません。いつものフットスイッチは小さく軽いために足を載せて置く訳にはいかず、また足踏みする事に動いてしまいやりずらかったのです。
今回入手したフットスイッチ「YAMAHA FC5」は厚さ1mm鉄製の箱型で、足を置く側と床面側はゴムラバーで仕上げてあり、ちょっとやそっとでは動きません。ビス2本で止められた軸側に足を載せられ疲れも感じません。
フットスイッチ YAMAHA FC5
大きさは縦100mm、幅75mm、高さ30mmで写真下側が踏み込み側です。ケーブルは1.5mに標準モノプラグが付いてます。
しかし、FC5 フットスイッチはブレーク接点(常閉)タイプで踏み込んだ時に接点がオープンとなる製品でした。これをアマチュア無線機のPTT(メーク接点(常開))として使うには反転回路かメーク接点のスイッチに交換するなどの一工夫が要ります。
商品カタログには表示されていませんでしたが、当然、メーク接点タイプと思いこんでいました。
同じ悩みの持ち主をWebサイトで検索してみました・・・現物のブレーク接点(常閉)をひっくり返し、アマチュア精神でメーク接点(常開)に作り変えていたのでした。
FC5の接点部の改造前後の様子
改造前のブレーク接点(常閉)は上の写真中央の状態です。改造は接点部分を止めてあるビスを取り外し、白いプラスチック棒(赤丸)を半田ごてを使い上手に溶かしながら引き抜きます。そしてひっくり返し(接点板の裏)、挿し込んで半田ごてで溶かし固定します。
次にピンセット、ラジオペンチを駆使して接点板を少しずつ変形させ、接点間に隙間を作ります。これでメーク接点(常開)に仕上ります。白いプラスチック棒を押し、接点が接触するように隙間を変えながら動作を確認します。
苦労して仕上げたメーク接点部は写真の様に黒い部分が上になるようにビスで取り付けます。このままでは上蓋ペダルと白いプラスチック棒のタッチする隙間が空き過ぎますので、不要ケーブルの外側を被せ(緑丸)延長します。足踏みの感触を確かめながらパイプカットで調整し、好みのパイプ長を決めて下さい。
接点部の取り付け & 調整用黒パイプ(≒11mm)
アマチュア無線機PTTの取り出しはデジタルインターフェースBOXよりRCAピンで接続出来るようにしています。今回のフットスイッチFC5には標準モノプラクが付いていましたので下記写真の変換コネクターを自作して足踏みを楽しんでいます。
変コネ 標準ジャックーRCAピン(メス)
以上、フットスイッチ改造記でしたが製品を購入する際にメーク接点(常開)かブレーク接点(常閉)かを確認して購入すれば・・・こんなに苦労しなくて済みますHi
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コメント
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YAMAHAとくれば、やっぱり電子楽器用のフットスイッチでしょうから、 N.O接点なんでしょうね。 オムロンあたりのマイクロスイッチでも使ってれば、端子の配線替えだけで済むのにね。 お疲れ様です。
投稿: エフ | 2016年8月 3日 (水) 17時51分
接点回りの機構をチェックした瞬間、エフさん同様にマイクロスイッチに交換しようと思いましたが、とりあえず壊れるまで使ってみる事にしましたHi
グットアイデアの賢い改造、考えたUBI局は「花まる」です・・・vy tnx
投稿: Gyp | 2016年8月 4日 (木) 08時33分
投稿: エフ | 2016年8月 5日 (金) 10時53分
仕入れた時の接点はNC(常閉)で、これをNO(常開)へ改造した訳です。
NC-C-NOの両接点とNCのみの片接点で価格の違いあるのかな?
いずれ短命接点と思われますので、マイクロスイッチ(両接)の確保よろしくお願い致します。
投稿: Gyp | 2016年8月 5日 (金) 11時15分