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2015年7月18日 (土)

ファンタム電源駆動のX'talマイク内臓用ヘッドアンプ製作

 ADXAのメンバーであったOMより頂いてあった中古のBruce Harp X'tal microphone(ハーモニカマイク)を磨き上げ、どんな音が出て来るのか楽しみにFETのヘッドアンプを製作しました。
とりあえずミキサーに差し込んでマイクチェックしたところ、音が出てマイクエレメントはOKで、X'tal Mic独特の中高域が強調されたキンキンの音質でした。
型名はマイクコネクターに巻かれてあるシールの擦れた文字を「HM-50VC CAD made in USA」と読み解きました。経年劣化で錆びていた前面のマイクカバーを丁寧に外し、中のマイクエレメントを確認すると「ASTATIC MC151」、Webサイトではマイク本体と共に生産中止とありました。

Hm50vc_4                 HM-50VC  CAD  made in USA
 
 錆びていた前面の金属製マイクカバーを研磨剤ピカールで力を入れて磨いた結果、写真のようにきれいに復元してくれました。これで気を良くしてマイクの筐体やコネクターのピンもピカールで磨き、中性洗剤で洗い乾燥させてから再組み立てしました。

 マイクのヘッドアンプはファンタム電源(48V)駆動として、音声出力はバランスタイプで考えました。X'tal micはエレメントからの出力が大きく、ハイインピーダンスであるために、これを受けるために製作実績のあるFET(2SK30A)でインピーダンス変換しています。
48Vはチェナーダイオードで12Vに落としFETのドレンに供給し、FETヘッドアンプ出力をバランスタイプとするためにトランスST-72(600Ω:1kΩ)を使いました。
Fet_micamp_xtal_mc151_2
     
               FET Mic Amp回路図 MC151/ASTATIC


Mc151_fet_amp_st72              X'tal Micエレメントに取り付けたヘッドアンプ

 今回は小さな基板を再利用してFETヘッドアンプ組み立て、マイクエレメントの端子へ基板ごと半田付け、トランスST-72(600Ω:1kΩ)は基板アースに直付けして固定しました。この状態でHM-50VCの筐体の中にスッポリと収まりました。
このSansui  ST-72は優れもので、クリスタルマイク独特のキンキン音をトランス特性で減衰させ、聞きやすい音質にしてくれます。

Xtal_mic                 セッテングした「HM-50VC」(黄丸)、左「M-120」(AIWA)
                            
 完成してから音質チェックしましたが、中高域が軽やか低音も十分な音質で、ヘッドホンから聞こえる自分の声が渋く(Bruce)感じました。
Bruce Harp X'tal microphone「HM-50VC」の名称通り、普及品にはボリュームコントローが付いているのですが、頂き物にはありません提供してくれたOMが取り除いたと思われます。

 (参) Bruce Harpとは両手にスッポリ入る小さなハーモニカ?でテン・ホールズ(10Holes)とも呼ばれ、1つの穴で2つの音(吹く/吸う)で合計20の音を鳴らせる楽器です。
しかし、重音奏法やオクターブ奏法、タングブロッキング奏法、そしてハンドビブラートなどの演奏方法で多くの音色が表現できるそうです。

追記 2-1
 しばらく気分よく使い込んでいましたが、「ガサガサ・プッツン」ノイズが発生し始めたので対策してみました。
1. ガサガサノイズについてはFET 2SK30Aのゲート抵抗4.7MΩをモールドタイプから炭素膜抵3.3MΩ(手持ち)へ交換しノイズが無くなりました。
2. プッツンノイズについてチェナーダイオードに0.1μFをパラって無くなりました。
3. キャノンコネクター端子2,3番から
ファンタム電源を取り出している4.7kΩを6.8kΩ(文献参考)へ交換し、シリーズ抵抗1.2kΩをスルーにしました。(回路図修正済み)
                      
追記 2-2
 実装基板でFETアンプのソース電圧を新規購入したSanwa PM33 テスターで測定した結果、1Vしかありませんでした。そこでソース電圧がドレン電圧12Vの半分の6V付近になるようにゲートとソース間に2.5MΩを挿入し、ソース抵抗3.3KΩで5.7Vに設定しました。
モニターしてみるとガナリでも歪がなくなりました。(回路図修正済み)

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