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Solar & Band Conditions

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2015年2月の2件の記事

2015年2月26日 (木)

缶カラ・ダミーロード 50Ω/1kW

 475kHzの全国初の東北総通の検査を2月19日に2局で受けました。前日のセッテングからADXAのOM諸氏と一泊の「前祝いミーテング」で合格祈願をしました。この際に差し入れとして缶ビールの入った、いかにもダミーロードでお使いくださいと言わんばっかしの取っ手付きの円柱缶をOMより頂きました。
早速手持ちのガラクタから部材を引っ張り出し、円柱缶をオイル入り1kWの50Ωダミーロードとして製作しました。
Can_dl
                                  缶カラ・ダミーロード 50Ω/1kW

 ダミー抵抗はエレマ抵抗(25Ω/100W)を直列にして折り返すように取り付けました。入力コネクターは円柱缶のフタ裏側にMコネメス座をセンターにして0.3mm厚の円形銅板に半田付けし、さらに缶のフタに銅板の周りも半田付けしました。
円柱缶の胴体部内側のつぎ目は大容量(200W)の半田ごてを使い半田を流し込み、つぎ目からのオイル漏れを防いだつもりです。

部材
ケ ー ス   : SUNTORY The PREMIUM MALT'S ×1缶(18.5φ×D:26.5mm)
エレマ抵抗 : <TKK>東海高熱工業KK製 25Ω/100W(20Φ200mm)×2本
コネクター  : M座メス×1個
銅    板      : 0.3mm厚×1枚(200×365mm)

 エレマ抵抗を折り返して取り付けたためか、インダクタンス分が少なく裸で30MHz/SWR1.28でした。25Ω/100Wの抵抗2本が直列で200W耐電力になりますが、オイルに全部を浸さないために50Ω/1kWダミーとなる計算です。コネクター近くの丸ボッチはオイルを追加する際のネジです。
Photo_2

 
まずまずの裸特性でしたが、インダクタンス分をキャンセルするため幅40mmの銅板による補正板を取り付けてエレマ抵抗との間隔を調整しました。特にコネクターから給電される左側エレマ抵抗側の間隔を調整すると30MHzでSWR1まで落とせました。
Photo_3


 しかし、厚さ0.3mmの銅板は薄かったのです。強度不足から補正板から手を放すとSWRが若干変化します。最終的には30MHzのSWR1.06付近でオイルの中に挿入ということになりそうです。最後にMコネメス座用のキャップを取り付けて外観は完成としました。
使うオイルは安価なサラダ油か高級な絶縁オイルかの選定に悩んで、オイル浸けはこれから・・・浸かれば50Ω/1kWダミーロードです。

          ・・・ オイル漏れには十分な注意を ・・・

追記2/1
 0.3mm厚の補正板を補強しながら性能アップを図ってみました。30MHz/SWR1.08から缶カラに入れた状態でSWR1.02まで落とすことができました。また機械的強度も増し、これなら安心してオイル浸け出来ると思っています。
Photo

 板金工作がいまいちですが、缶カラに入ってしまえば見えなくなりすHi

追記2/2
 缶カラ・ダミーの30MHz以上の周波数をBR200(クラニシ)ウェーブアナライザーで特性を測った結果です。
 

54MHz SWR1.0/50Ω 
65MHz SWR1.1/50Ω   
↓ 
82MHz SWR1.1/48Ω 
115MHz SWE1.5/70Ω 
155MHz SWR2.0/85Ω 

以上の測定結果から50MHz帯までは十分使える缶カラ・ダミーロード(50Ω/1kW)です。

2015年2月20日 (金)

475kHz帯の検査合格、免許交付

snow冬の検査、空模様が気に掛かりましたが前日セッテングと検査日2/19()の午後からは晴れてくれました。場所は秋田県大仙市の半径200m以内に民家無し、ADXAメンバーである冨樫OM所有の山中で、JA7NI(10W)JA7GYP(50W)475kHz帯の移動する無線局の検査が東北総通の2名の検査官によって行われました。(475kHz帯で全国初/東北初の検査との事です)
Photo
             検査場所へ向かう一行

Photo_2
                検査当日の準備時の表情

Nsc17
              NSC-17(JRC)改造送信機 50W
 

 トップバッターとしてJA7GYP(50W)が検査を受けました。検査は周波数、電力、スプリアスの順で、すべてスペアナによる測定でした。

  最初の測定項目の周波数偏差でドッキリcoldsweats02、申告周波数より測定周波数の偏差が範囲外との指摘があり、測定周波数で申請書を訂正することになりました。
周波数は7ch分ですが、すべて475kHz帯の範囲内には入っていました。
 
自分で周波数測定をした時の注意点としては水晶発振子の銘板周波数で申請すると、発振回路に周波数微調整トリマーなどがない場合は誤差が大きくなる場合があるので、銘板周波数を実測周波数に変えて申請する事と、送信機の周波数表示も実測周波数で記入する必要があります。

 さて検査は再スターし、基本波の電力測定では30Wの出力で自前の通過型電力計SP-220(WELZ)の指示とほぼ同等でした。つづいてスプリアス測定の項目となり、第二、第三の高調波のピークが気になりキーダウンしながら検査官のスペアナをそっとのぞいてみました。自作のπ型4段のLPF(3倍波トラップ付き)の性能発揮はどうかとドッキドキでした。coldsweats01
 
 スプリアス検査はきびしく、平成1712月の無線設備の「スプリアス発射の強度の許容値」見直し ((2)概要資料 (578KB))に沿って行われました。まずは中心周波数付近の帯域内を測定、続いて帯域外領域、そして第二、第三高調波も含めたスプリアス領域で計12か所ほどdBmWの項目に記入されていました。
 
このスプリアス測定は時間が長く、送信機のPAの発熱が気になり時々通過化型電力計の針に目を配りました。40分位はかかったと感じてますが「終了です」との検査官の声に「送信機よがんばったな」と思いました。
 
結果、検査官より「スプリアス等についてはすべて許容値内です」の報告があり、「やったぁ」と安堵の瞬間でした。happy01

 続いてJA7NI(10W)局の検査になり無事クリァー、2局で実通を行い検査を終えました。
取り急ぎ機材撤収を行い冨樫OMの自宅で2局に対して検査の判定が行われ、無線局検査結果通知書(変更検査 合格)と無線局免許状(475kHz帯の運用場所指定)及び無線局免許証票が手渡されました。

 475kHz帯の全国初の東北総通による検査では、ADXAメンバーの冬山での強力な支援が功を奏したのでありました。無線局変更許可通知書を受け取ってから試験電波発射時の機材の人力運搬やソリ引き、セッテング、CQ誌3月号の取材では応援隊のご協力、機材撤収などなど、そして検査前日の「前祝いミーテング」の参加メンバーによる夜中まで力強いご指導で検査を無事「指示事項なし」の「合格」を頂くことが出来、ADXAメンバーへ本当に感謝を申し上げます。
 
また、冬の山中に機材を持ち込んでの475kHz帯の検査にご尽力頂いた東北総通の検査官お二人に御礼申し上げます。

Photo_3
           泊まり込みでご指導いただいたOMメンバー

 最後に475kHzの全国初の東北総通による検査にあたって、JA7NI 冨樫OMには受信所やご自宅の拝借、そしてシステム構築の技術的ご指導に対して厚く御礼申し上げます。

特記
 
 東日本大震災以降ラジオを聞く人が大勢います。受信障害に関してはテレビよりラジオに対する苦情が多く寄せられているので、東北初の475kHz帯の免許人の先人者として特にラジオへ対するインターフェアーは阻止するようにして下さいと東北総通の検査官よりご教示がありました。

参考
 下記構成図のNSC-17送信機(2Ω)の出力はトランスで
50Ωに変換し、自作π型4段(3rdトラップ付き)LPFを付加して5D2W同軸で整合器へ接続、そして可変延長コイル、7m高の垂直アンテナへと供給しています。
Photo_5

475khz_3rd_fil
                自作π型4段(3rdトラップ付き)LPF

7m
        7m高のアンテナ組み上げ、整合トランスへアース取り付け

Photo
              可変延長コイルと整合トランス

 
 50W/7m高垂直アンテナでEIRP 1Wとする
システムは整合状態がアース抵抗によって大きく変化しました。AA-30(アンテナアナライザー)でZ=R±jXのjXをゼロとなるように延長コイルのインダクタンスを調整してZを探りました。自宅の庭ではZ=200Ω以上、山中ではZ=100Ω以下となりました。
このようにアース抵抗よって移動場所のZは変りますので整合トランスにはHighからLowまでの多くのタップ付が便利です。
*** 475kHz帯の移動運用では移動場所の申請(変更申請書)が必要で、総通より事前に許可を得なければなりません ***

 ブログを入力しながら無線局検査結果通知書と免許状をながめて、次の200m以内に民家のない場所の選定を地図で捜しています・・・推薦場所があったらご紹介下さい。

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