電圧計付きの3口テーブルタップ製作
節電の世の中、電力計の付いたテーブルタップや積算計などが発売されてます。ここでチョイト便利な電圧計付きの3口テーブルタップ(ツイストロックタイプ)を製作したので紹介します。
仲間に誘われて海外でのDXペディションを楽しんでいます。宿先から電源を戴こうとコンセントを見ても電圧表示はされてません。大丈夫な「はずだ・だろう」でえっいと差し込んで機器を壊してから、やおら登場するがテスターです。
(・・・リニアアンプの電源部からモクモクと煙と臭いが出るトラブルで壊れてしまっのでした。商用入力が110VまでOKとの事で電源供給したのでしたが、トラブル発生後にテスターで商用電圧を測ったら135V近くあったのだった・・・)
いずれ荷物の中からテーブルタップを引っ張りだすので、電圧計付きがあれば事前にチェックできるとジャンク品で仕上げてみました。
この電圧計付きの3口テーブルタップは無線機器の差込も考慮し15Aの缶ヒューズを入れて1.5kWの容量で部材を選択しました。また、避雷器としてアレスター(バリスタタイプ)も挿入しています。電圧計は最大150V表示の整流仕様で300mV/200μAフルスケールのジャンク品、商用電圧をダイオードブリッジの全波整流として固定抵抗と可変抵抗で校正し電圧表示させてます。
ケースの大きさが140mm×110mm×45mmと結果、安定感あふれる超デカイテーブルタップとなってしまいました。
VR右側 : 黒角型がブリッジ整流ダイオード, 黒丸型がアレスター
+++部材+++
・電圧計SAR-7 Class2.5(整流型直流電流計200μA/FS)
TOKYO KYOEI ELCTRIC WORKS CO. LTD. 1964
・ツイストロック型コンセント×3口 15A/125V
・プラグ15A/125V 1ヶ
・平型ケーブル 2φ 2.5m
・ブリッジタイプ整流ダイオード 1ヶ
・330kΩモールド抵抗、200kΩ可変抵抗
・アレスターZ10D391 1ヶ
+++電圧校正+++
製作のテーブルタップの電圧計はテスターで商用電圧100Vを測定し、可変抵抗を調整し電圧校正を行います。
(写真 : Voltage Meter calibration VR)
トラブルを教訓に不安な海外の商用電源へテスター棒をコンセントに差し込んだまま電圧をチェックしていましたが、今回製作の電圧計付きの3口コンセントを使うことで機器電源を差し込む前に電圧が表示され常時監視できます。これで"安心"海外運用における商用電源のトラブルから回避できる一品です。 FB DX 73
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良い物が出来ました。
自動の電圧調整機が有れば、
BESTですね。
投稿: パパ | 2013年2月 4日 (月) 07時08分
パパさん,ありがとうございます !!
これはV6に納めてきます.
うーん,AVC(自動調整)ですか
UPS2kWがあればBest、V6にあればと思ってますが....
投稿: Gyp | 2013年2月 4日 (月) 08時57分
昔々、「鉄共振電圧安定器」なる物がありましたけど・・。「ブーーン」って唸るんですよね。それよなにより重くてV6到着前にヘタバリマス。hi
投稿: おおとも | 2013年2月11日 (月) 15時43分
おおともさん
に積めませんhi
大昔に大潟TX所の奥に鉄心ぶら下がってカラカラ音出して物かな?
今流に一人一台UPS背負っていかネパネバの娘?!?
投稿: Gyp | 2013年2月11日 (月) 17時56分
予防のためフィルターが入れば・・・
投稿: sho | 2013年3月18日 (月) 13時01分
投稿: Gyp | 2013年3月18日 (月) 16時57分
はじめまして。ブログを拝見させていただきました。電圧計付きのテーブルタップというのはいいですね。
実はご紹介をいただきました電圧計付きのテーブルタップと似たようなものを製作していただけないかと思っているのですがそれは可能でしょうか。
投稿: でん | 2013年4月11日 (木) 08時27分
でんさん、ご注文ありがとうございます。
メール下さい検討して見ます。
ja7gypあっとまーくjarl.com
投稿: Gyp | 2013年4月11日 (木) 17時40分
でんです。
先ほどはご返信のメールをいただきましてありがとうございました。
実は先ほど当方から再度メールをお送りしたのですが、
製作をお断りされてしまったことは残念ですが、よろしければ当方のメールでご紹介したページのものをご覧になって頂くだけでもお願いをできればと思っています。
投稿: でん | 2013年4月12日 (金) 07時29分
でんです。
度々すみません。当方のメールが届いていないかもしれませんので、下記の参考ページをご紹介します。
ttp://radiopench.blog96.fc2.com/blog-entry-173.html
(URLの先頭のhは省略しています)
実はこのページにあるような消費電力測定アダプタのような形状のものを製作してほしいと思っていたのですがお断りされてしまったことはとても残念でショックを感じまして心が傷つきました。
投稿: でん | 2013年4月12日 (金) 08時38分
下記のgyp様のご返信に傷つきましてショックを受けました。
─────────────────
でん さんへ
面白い発想ですね。ドライヤーなどのモーター類が回ったり、送信機などから電波を発射した
場合コンセントに流れる電流がどのように変化するか興味のあるとこです。
確度の高いオシロスコープで電流波形を見ようとすると十万円はかかりますので、そのような
高価な波形観測付のテーブルタップは製作致しかねます。
でんさんが簡易な波形測定でもよろしければ安価?な「ペン型USBオシロスコープ PicoScope2104」
を紹介します。これは秋月通商で12,400円で販売しています。
丸コァーに20-30回細いビニール線を巻きつけ、その中に電灯線の片側を通し、巻きつけた
ビニール線の両端にペン型オシロスコープをつないぐとパソコンで電灯線に流れる電流波形
が見られます。
では、結果を楽しみにしています。
投稿: でん | 2013年4月12日 (金) 08時52分
でんさんラジオペンチ拝見しました。
きれいに自作され理論もしっかりされていると見ました。まことに残念ですがご自分でトライされてみて下さい。ではがんばって下さい。
投稿: Gyp | 2013年4月12日 (金) 09時03分