リボンマイク (MXL-R144) セッテング
・CQ4月号にリボンマイクの製作記事が紹介され、よくぞ音の出るリボン構造を製作したものだと関心して読みました。1970年当時に環状クッションと丸風防をつけたBK-5B(RCA)リボンマイクでブーム操作によるセリフを集音したものでした。この時代は弦楽器(邦楽)の録音にRV-1(VM-17(アイワ))、ラジオブースではRB-1(Bベロ(東芝))がトークものに使用されるなどリボンマイクがよく使われました。
・さて、リボンマイクの製作記事を読み直し、真似て作ってみようと思いたち、パーツ集めリボン帯を作るのも楽しいかな、まてよと..............
最新のリボンマイクをネットで検索したら、結構なお値段で..................やはり作ろうかなと迷っていたら.....................ありました。
・これはネット検索のなかでピカイチ安価なリボンマイク(MXL-R144)でした。この値段だったらパーツ集めと手間ひまを考えたら、どっこいかなぁと買い物カーゴに入れました。音はどうかな、昔のリボンマイクのような音が出るかなと疑心暗鬼でした。
買い物カーゴに入れてから1ヶ月ほどでUSAのMarshall Electronics,Inc. MXL-R144 Ribbon Microphone が手元に届き、話題のリボンマイクの音だしをしてみました。これまでコンデンサーマイク(48V)を使ってきたので、一旦ファンタム電源をOFFとし、十分に放電させました。リボンマイクに間違ってもDC電圧をかけないように、いきなりハウリングをさせないようにと慎重に扱い、ミキシングアンプのアッテネーターをあげて聞いてみました。
・MXL-R144はリボンマイクとして安価(\9,000弱)で音質はそれほど期待していませんでしたが、軽やかでコンデンサーマイクほど分厚くはなく、やや固めで明瞭度のよいマイクロホンでした。今流のDSPによるHiFi-SSB用としてお奨めです。
どんな音?と聞かれると昔に聞かされたハリのある音に近いのですが、アルミ箔の振動が若干耳に残ります(これが魅力かも?)とアンサーします。
・強烈なハウリングやファンタム電源入り切り、落下によるショックなどでアルミ振動板が伸びて特性が狂ってきますので使用時の注意が必要です。
ダイナミックマイク等もそうですが、電源トランスの誘導をひろいやすく十分に離さないとハム雑音がのります。
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