通常は1kWの放熱板つきのオイルダミーロードを使っていますが、重量があり簡単には移動できません。エキサイターのチェックや実験では、この近くへセッテングしなければならず、何かと不便を感じていました。
 手持ちの<TKK>東海高熱工業KK製のエレマ抵抗器25.5Ω/100W(20Φ200mm)/を2本直列にしてに≒50Ω200Wの小型のダミーロードとして100金ストアーの貯金箱2缶重ねたものをケースとして図の様なイメージで製作しました。 この抵抗器には端子が付いていません。そこで抵抗の両端に細い錫メッキ線を巻き込み半田メッキを施し、その上から銅版で巻き、端子としました。抵抗の固定にはベーク材を缶の内径サイズで2枚カットして、抵抗の径よりやや大きめの穴を2ヶ所に開けて、下段と中段へ固定してスペーサーとしています。そして缶に通風孔を6箇所開けて、M座コネクターへ配線し完成です。
使用したSP抵抗器の特徴 抵抗器内外部に特殊ガラスでコートされているため、耐熱性に優れており、小型で大きなパワーを入れることが可能です。また、体抵抗であるために周波数特性が良く、過負荷に強い特性をもっています。さらにSP抵抗器は水中でも使用できますので、高周波回路はもとより、大きな電流を必要とする用途に最適な抵抗器です。
完成したエレマ抵抗器(SP抵抗器)のHF帯200Wダミーロードの特性は28MHz帯まではインピーダンス≒50Ωで十分実用範囲です。SWRは下表の特性です。

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ダミー50Ω私も同じような抵抗器で作成しました。ガスコンロ用アルミでテーパを着けると144MHzまで伸びます。500w/144MHzまで10秒くらいの断続しようが可能でした。
絶縁オイルを入れると10倍可能ですので2kw?連続使用OKとなります。
投稿: ja7agl | 2009年9月22日 (火) 18時37分
AGLさんありがとうございます。コネクターとの接合部にテーパーを付けると高い周波数まで伸びる件了解です。体抵抗を折り返すことがF特を縮めたものと考えます。
144MHzではインピーダンスが低下してきましたで補正が必要と感じてました。
今回は安価なダミーとしてケースも工夫して製作してみましたhi。
投稿: | 2009年9月22日 (火) 19時52分
ケースで良いのがありますよ。こちらのスパゲッテイ屋に行ったら入り口にオイル缶いっぱい置いてあり、聞くと持って行って良いと言ってましたので2ヶ持った来ました。高さ30cmくらいですが、こちらの防衛省
ジャンクが長くて入らず、寝ています。HI
投稿: ja7agl | 2009年9月27日 (日) 19時07分
AGLさん、早速いただきます。
そちらへ出向く際に伺いたいと思います、連絡を入れますので保管お願いします。
投稿: Gyp | 2009年9月27日 (日) 23時18分
今日シャックの掃除をしていたらその缶が出てきました。32cmx11cmx16cmのおおきさです。エスパニョールYLさんがオリーブの木の下でポーズを取っているかんです。このままでも鑑賞に値します。hi
JA7AGL/相沢
投稿: スパゲッテ屋に行きましょう | 2009年10月 8日 (木) 19時12分