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Solar & Band Conditions

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2007年8月の1件の記事

2007年8月 6日 (月)

3.5-3.8MHz用 1:2バランの製作

 岩手で開催された「第21回DXを肴に語る会」の席上で宮城のOMより3.5MHz帯のインピーダンス比1:2(50Ω:100Ω)バランの製作を依頼され、「急がないからね」と一言添えられました。
 今年の夏はフェーン現象で秋田でも38℃近くまで気温が高くなり、とうとう体温を超えました。「たのむよ」「はい」と言ったはいいけれど、この暑さ参ったなと思いつつ、いつまでも記憶に残っていました。とうとう、重い腰をあげ、汗だにくなりながら作りました。

Imgp0796_2 そこで、これ以上1:2バラン製作の依頼がこないようにと製作のノウハウを公開します。これまでに同軸バラン(1:1)、丸型コアバラン(1:2)、(1:4)及び丸型コアを使ったコモンモードフィルターなどの製作を経験しています。左写真は1:4のインピーダンス比の塩ビで製作したバランです。
         
Photo アンテナバラン製作の参考回路図
(別冊CQ ham radio ワイヤーアンテナ)
こちらは丸コアでの製作例です。
 
 今回は3.5-3.8MHz帯用ということで、長さ100mm、直径10mmのフェライトバーを使って製作してみました。これに1.6mmの軟銅線(長さ700mm)を2本をパラに12回巻きます。
軟銅線の絶縁にナフロンチューブ(ふっ素樹脂)を使用しました。ナフロンは耐薬品性、耐熱性、耐候性に優れているそうです。
ノウハウ!! 
Imgp0794_3 上記回路図を参考にして、左の写真のように結線します。巻き数やタップの位置はカットアンドトライで決めます。右が給電側で左がアンテナ側となります。
 給電側にアンテナアナライザー(50Ω系)をセットし、アンテナ側には100Ωの無誘導抵抗を接続します。このときアンテナ側の片端に針を取り付け針でチューブの上から挿し込み、アンテナアナライザーのSWRが最小そしてインピーダンスが50Ωとなるタップポイントを探ります。そのポイントにマーキングします。
 タップの取り出しとなるマーキング部分のナフロンチューブを5mm程度カッターナイフで切り取ります。このときに、フェライトバーとタップが接触しないようにフェライトバー側のチューブを残します。タップの取り出しは工夫が要ります。密巻きにしたコイルから1.6mmの軟銅線でそのまま巻きつけ、タップを取り出すとタップ部分が膨らみ不恰好となりスマートではありません。そこで、1.6mmの軟銅線の先を平らにつぶし、写真のように耳かき棒のような格好とします。これをチューブの切り取られたコイル部分に挿し込み、ラジオペンチできつく巻き込ませ、タップを半田付けします。
 特性は100Ω無誘導抵抗負荷で3.5-3.8MHz帯は給電側でSWR1.4、インピーダンスはジャスト50Ωの値を示しています。今回のタップの位置は6ター ン目で、ちょうどコイルの真ん中位でした。

Imgp0798  1:2(50Ω:100Ω)アンテナバラン部の完成です。耐電力はかなりのものと思われます。ここからはセンスが問われる器の製作になります。各局のそれぞれ工夫があるものと思います。


 暑い暑いと言わずに格好よく仕上げ、性能を発揮させて涼しい顔で深夜、早朝のDXを楽しんで下さい。FB DX



・・・・・・・・・・・・ あっち~い 、あっち~い・・・・・・・・・・・・・ 

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