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2005年9月17日 (土)

JA7GYP ハム史

アマチュア無線局 JA7GYP(第1級アマチュア無線技士/1kW)の履歴 

Shack_4

①昭和43年 JA7GYP 開局 秋田県湯沢市 
 (1968)   QSY 東京都大田区武蔵新田(蒲田ローカル)
                    開局リグ Pana SKY Mark6  50Mc帯
                    TX88A(6146B)、9R59 HF帯                   
1969_6m_2_3

    開局当時の50Mcの移動運用 日本平にて

                    ※ 小笠原諸島 (JD1) 日本復帰

②昭和44年 QSY 東京都大田区久ヶ原
   (1969)        SSB申請 FL-50、SR-200
          高級受信機 SR-600入手 3日間で返却
                    初DX交信  VS6BS、CR9AK・・・FT-200

                    以後21Mcを中心にDX交信

                   ※ 昭和45年(1970)JOAK放送局へ就職

③昭和49年  QSY 岩手県盛岡市上田、高松、加賀野
   (1974)         JOQG放送局へ
                     TR-2200G(144Mc)ナロー化対策

                     7McでDX交信 FTDX-401 QRLでQRT

       ※ エネルギー危機・・・省エネ・節約時代

④昭和55年 QSY 神奈川県横浜市緑区美しが丘(たまプラーザ)
   (1980)    JOAK放送局へ

                   ※ 自動車生産台数・・・世界第1位(マイカー・日産シルビア)

⑤昭和58年  JG7IKE/1 開局 ・・・旧コール取得出来ずの時期
  (1983)     開局リグ           TS-670 50MHz帯 ヘンテナ

                   ※ 三宅島大噴火

⑥昭和61年  JA7GYP/1 再開 ・・・旧コール復活 再開局 横浜市
 (1986)     再開局リグ       IC-760PRO HF帯

                    ※ 伊豆大島・三原山噴火

⑦平成元年   QSY 秋田県秋田市八橋イサノ(八橋小学校近く)
 (1989)     JOUK放送局へ

         固定局 JA7GYP 開局 DX活動再開

                      秋田市八橋寮の屋上にTA33Jrを設置

                    ※ BS1, BS2(アナログ) 本放送開始

⑧平成3年   QSY 秋田市仁井田下新田
   (1991)       
Th7dx_tower_6
  シャックを建築(23mHタワー)
  本格的にDXを開始

         ※ World Wide Web サイト運用開始

⑨平成6年    QSY 福島県福島市鎌田(福島競馬場ローカル)
 (1994)    JOFP放送局へ
          単身赴任開始・・・通いDX活動でカントリー稼ぎ低迷

                     IC-775DXⅡ (福島 東電より入手)

                    ※ 記録的猛暑(アパートにクーラー設置)

⑩平成9年  QSY 宮城県仙台市青葉区牛越橋、北仙台
   (1997)        JOHK放送局へ

         単身赴任継続、相変わらずDXカントリー稼ぎ低迷続き

       ※ 消費税率 5%へ

⑪平成12年  飲み会に参加して念願の
 (2000)   ADXA(The AKITA DX Association)のメンバーとなる                 
19dxadxa_1DXを肴にして語る会
2回目の参加にてADXA集合写真

本荘市 岩城厚生年金会館

                    ※ 三宅島噴火 全島民避難

⑫平成14年  QSY 秋田県秋田市御野場新町
   (2002)         JOUK放送局へ (地上デジタル放送開局、新放送会館建築)

          単身赴任解消、2基目のタワー建築33mH

                     やっと!思いっきりDXをワッチできる.

                    ※ アメリカ同時多発テロ事件                           

⑬平成18年    QSY NTS(現NMT)秋田事業所 設立
  (2006)     事業QRL、DXingもQRLLとなる.

                      IC-7800 (秋田 音響サービスより入手),JRL-3000F(1kW)                                  DXCC Mixed=339/343(March 2016)

                   ※ 北朝鮮 地下核実験実施

⑭平成20年   ARRL LоTWへ参加、tq.8にて初Upload File
   (2008)          DXCC レースへ参加する

        ※ (米)リーマン・ブラザースが経営破綻 世界金融危機

⑮平成21年  V63T DX pedition in Pohnpei island (OC-010)
   (2009)
Phonpei-ped  
 ミクロネシア連邦国(FSM)のホナペに
 5回渡航(2009-2013)    
 V63TのコールサインでQRV、世界中からパイルをあびる.

  

写真 South Parkにて         

         ※ 日本政権交代(自民党→民主党)

March 11 2011 東日本大震災発生(M9.0、最大震度7、巨大津波40m)

         東京電力福島第一原子力発電所事故 メルトダウン

⑯平成24年  QSY 放送局勤め リタイア
   (2012)         日々 無線三昧(DX、自作)

                  ※ 山中伸弥医学博士 ノーベル生理学・医学賞 受賞(iPS細胞 研究)

⑰平成26年6月5日付 5 Band DXCC  #7977 受賞
      (5 Jun, 2014)
5bdxcc_ja7gyp_9
  5 Band DXCC  Plaque

⑱平成27年2月19日  中波帯475kHz/50Wの総通検査合格 東北初免許
   (2015)
Ni

 2局の変更検査 
 (左) JA7NI
 (右) JA7GYP
 写真(後) 新スプリアス対応送信機50W

 

ADXAより検査支援数名参加
検査場所 200m範囲内に住宅などが存在しない、JA7NI局所有の山中。
検査官 2名(事務官 技官)
指示事項なし 変更検査合格

2015-mar-cq-ham-radio
   CQ ham radio 2015年3月号「475kHz帯 試験電波発射」で
 検査準備の様子を掲載される。

   表紙:終段2B46送信機はJA7NI製作

 

 

        ※ ノーベル賞 受賞    生理学・医学賞 大村智 薬学博士
                                                         物理学賞 梶田隆章 理学博士
                   ※ マイナンバー通知

⑬平成28年3月付 #1HONOR ROLL Mixed 受賞
   (March, 2016)
Dxcc_1_hr_plaque_3
Top of Honor Roll  Plaque

⑳平成28年9月 月刊FBニュース「今月のハム JA7GYP」で紹介される。
   (Sep, 2016)
Ja7gyp-antennas-shack-bf-nwes

 

 1kW License Antenna's & Shack 

                                                                                                                     


㉑平成29年12月28日付  160m DXCC #3,055 受賞
   (Dec,2017)
160m_dxccこのアワード受賞には紆余曲折があり、
12 Mar 2018に受け取った。

WSJT,JTDXなどでJT65、FT8モードの
QSOも含めて160m DXCC賞の申請でした。

日本の160mデジタルモードは1840kHz 受信/
1904kHz 送信で世界とQSOしていた。
  
㉒平成30年  最近のシャックの様子
   (2018)
Ja7gyp_4

 

長年愛用のIC-7800は予備機として鎮座、新スプリアス対応の

IC-7610(SDR)+JRL-3000FのシステムでDXing。

 

 

                    ※ 本庶佑 京大教授 ノーベル生理学・医学賞 受賞 (免疫システムがん療法)

㉓令和2年4月21日  160m,80mバンド 周波数拡幅
 (Apr,2020)
84

特に160mバンドの周波数拡幅は朗報であった。
官報号外第84号発表の日付で各局の免許状に
則し、即日運用が許可された。

8419_35mhz


160mバンド下端は1800kHz〜1875kHzで
IARU Reg 03(1800kHz~2000kHz)の
周波数範囲に近づいた。

その後、モード変更申請届出の簡素化で多くの

局がSSBにQRVし、バンド開放を祝った。

       



                    ※ 中国武漢で新型肺炎発症(新型コロナCOVID-19)

       ・・・160mバンドの周波数の追加割り当ての改正案の発表について 25 Jan 2020 記・・・
☆「160m,80mバンドの周波数拡大案が公表されました」と117()にローバンド拡大促進協会のJA1ELY草野氏より朗報が届きました。
 案内箇所をhttps://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban14_02000416.htmlクリックして160m,80mの周波数の追加割り当て②の項目を拝見して感激しました。160mについては、日本のアマチュア局はオールモードでやっと世界中と同一周波数帯でQSO出来るようになるのです。
早速、JA1ELY草野氏へローバンド拡大への取り組みに感謝の意を表し返信しました。

2

別添9 アマチュア局の制度整備の概要として「免許手続きの簡素化、無資格者の利用機会の拡大、周波数の追加割当て」総合通信基盤局電波部より発表されていました。
これらついてはパブリックコメントとして意見書を提出して下さいとのことです。
160m
バンドの周波数拡大は20年ぶり「歴史は動く」、早く運用できるよう期待します。



☆160mバンドの開放の歴史についてはJA7AO(故)松本得朗氏による「160mバンド歳時記」そして近年の動向を紹介します。
                         ・・・・・・・・・・・・・・・「160mバンド歳時記」・・・・・・・・・・・・・・・・
 日本では160mバンドは割り当てる周波数がない、ということで戦後の再開後もしばらく許可されなかった。しかし、諸外国は許可されていてDX QSOの記録が作られていって、1953年にW1BBが世界初の160m WACを完成させたことでアマチュア無線界の注目を集め、未知のバンドに対する憧れもあってか急速に愛好者増えていった。

W1bb
日本でも1954年に先人たちにより電波管理局にこのバンドの許可申請書を提出したが、ことごとく却下されていた。
これに怯むことなく許可申請の運動は続けられ1958年に先人たちは郵政大臣宛へ嘆願書を提出、この動きにJARLも放ってもおけず、機会をとらえて電波管理局に働きかけていた。
160m-ja
 1964年のIQSY(国際太陽活動最小期観測年)にあたることから観測に最適な160mをテーマに参加したいと、JARL1962年から電波管理局と本格的な交渉を開始した。
電波管理局としては160mバンド内で運用されているロランC(1850kHz)、ロランA(1950kHz)への混信を懸念していたようであった。
度重なる交渉の結果、1963年にロラン受信機に対する妨害程度の室内実験や、JARLが静岡県清水港へ実験局「JS2A1875kHz A1 250Wを開局して、実際に運用したらどうなるかなど、調査を行って妨害無しと認められた。

 そして待望の160m開放が実現、196444日付けで許可、東京オリンピックの半年前であった。1880KHzの一波 A1 200W以下で、ロラン受信機に妨害を与えるときは直ちに発射を停止すること、1アマのみ、免許期限は1965年末までの制限付き、先人たちが申請書を提出してから10年でやっと制限付きながら、日本の160mの歴史が始まったのであった。

 160m日本初のDX19646月にJA3AA-VS1LPそして、JA6AKの大活躍で11月にはW12月にVKKR6OKDLと正に夢のような出来事がもたらされたのであった。さらに年明けの1965年にはCQ WW 160m1805kHzCQを出す9L1HXを受信、1880kHzでコールするも気付くはずもなく、無念、同じ周波数であれば交信できたであろう。
Vs1lp-qsl-card
 こうして、先人たちによりDXハンテングが試みられたのであるが、あっという間もなく有効期限の19651231日を迎えてしまった。
最後の夜は先人たちのほとんどが2300JST頃からQRVして、互いに名残を惜しみなからQSOをしてから、2359JST過ぎにはみんなでKeyを押さえきりにして電波を発射しながら零時の時報で送信機の電源を切りQRTしたのであった。

その後若干の間をおいて19666月から周波数範囲1907.5kHz1912.5kHzまでわずか5kHz幅ながらも開放になりになり、再び160mDXが出来ることになった。この周波数は世界的にみれば日本独自のもので共通性はなく、DX QSOするためにはまず自分たちの許可された周波数のPRから始めねばならなかった。

・・・・・・・・・・・・以上 JA7AO (故)松本得朗氏「160mバンド歳時記」より 抜粋・・・・・・・・・・・・

 

160mバンド歳時記」によると苦難の末、160m日本初のWAC賞は19742月付けでJA7AO()松本氏へIARUより届けられたそうです。

Ja7ao-wac
 この頃になるとJA初の160m DXCC賞獲得に向けてJAのトップバンダーは歩み始め、JA7NI冨樫氏もレースに参戦されいてデッドヒートの結果、日本で最初の160m DXCC(1976年制定)受賞は198534日付けのJA5DQH奈木氏でした。

 そして、2000年には1810-1825kHz A1の周波数追加の改正があり、41日から1.9MHz帯の許可を受けている局は変更申請することなく運用できた。
 こちら(JA7GYP)160mの運用開始は遅く2011年頃から設備改善に取り組み参戦したが、すでに多くのADXAメンバーは160mで活躍していた。特にJA7NI冨樫氏の160mに取り組む熱意に共感し、160m DXCC受賞を目標として運用を続けた結果、20171228付けで「160m DXCC  #3055」を受け取った。
Dxcc-160m
 のちに、JA7NI冨樫氏は160m DXCC 300エンテティー獲得、堂々の日本ランキング1位の偉業を称え20191月にADXAメンバーで祝杯した。
Ja7ni-300entity-adxa-meeting
160mバンドの20201月「周波数の追加割り当て」案では1800-1875kHzと周波数幅が大きく拡大され、諸外国と同等の運用が可能となり、オンフレでのWSJTなどデジタルモードやCWそして待望のSSBQSO出来るようになります・・・先人たちによるこれまでの折衝が功を奏し、奇しくも2020年東京オリンピックの年、日本の160mバンドの歴史が動き出したのである。
[日本の160mバンド変遷]
1963年   1875kHz A1 250W(実験局 JS2A)
19644月 1880KHzの一波 A1 200W(1アマのみ)
※19666月 1907.5kHz1912.5kHz A1
20004月 1810-1825kHz A1周波数追加割り当て
20201月 1800-1875kHz CW SSB Digital周波数追加割り当て改正案
                                      Viba 160m DX de JA7GYP 



 

 

 

JA7GYP アマチュア無線の思い出№1

Ja7gyp_1


JA7GYP アマチュア無線の思い出№2


Ja7gyp_2

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コメント

こんにちは!6BZ6の使用例を探しておりましたらこちらへ辿り着きました。
大田区久が原時代に大変お世話になりましたJH1のLJエルですが、まだご記憶でしょうか。

当時お教えいただいた事や頂いた60年代のCQ誌など大切に持っております。
団地住まいだった為、V.UHF中心に自作機で楽しんでおり
昭和59年に1アマを取得したり PA3コールのクラブ局へ入れて貰ったりしておりましたが、平成中頃から仕事の関係もあってほゞ開店休業状態です。
また再開しようかと悩んでおります。
技術レベルが違いすぎますが(汗)時々はお話、ご指導頂けたらと思い書き込ませて頂きました。
場違いで申し訳ございません。ご一読後はどうぞ削除して頂いて結構です。

久が原 中村さん・・・S45年当時の無線仲間で忘れてませんよ~
こちらの居住アパート斜め向かい側のお宅で、JH1LJエルのコールサインはしっかりメモリされてます。こちらはS49に岩手に転勤しましたので、中村さんとは3年位近所のハム仲間として親しくさせてもらったと思ってました vy tnx。
コール復活是非に取り組んで下さい、待ってますよ~

こちらは後期高齢者となり、元気にアマ無線を楽しんでいますので、ご縁があったらアイボールしたいですね。

JA7GYP 古田さま!
ご返答有難う御座います☆ 覚えていて下さって幸栄です!!
局免許はずっと継続して持っております。
https://www.tele.soumu.go.jp/musen/SearchServlet?pageID=4&IT=A&DFCD=0001087432&DD=1&styleNumber=50

そうですね!アイボールでいろいろお話したいですし
まずは Emailにてお話出来たらと思います、
メールアドレスはお伝えした通りです。
では!


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