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2023年1月28日 (土)

IC-7610 LAN接続で時刻補正

 IC-7610を2018年に入手し、気に入って我がシャックのメイン機となり、WSJT Digital ModeのDXで大活躍してくれてます。昨年暮れから内臓の時計がリセットされ「2000 01 01」の表示になり、故障?かとWebサイトで検索すると時計電池の寿命で交換が必要との事です。しかし、IC−7610にはイーサーネットLANをネットワークに接続すると時刻補正するNTP機能があり、時計電池は故障発生時に交換と考え、しばらくネットワーク対応で使う事にしました。

 シャックのWiFi接続したデスクトップPCのイーサーネットLANとIC-7610 LANをストレート/クロスケーブルで接続し、NTP機能をONとして試しましたが<<ネットワーク時刻補正は失敗しました>>
ADXA BBSにて助けを求め、ADXA OMがデスクトップPCのWiFiとイーサーネットLAN端子をネットワークブリッジ構成にするWebサイトを見つけてくれました。VY TNX OM

Photo_20230201113901

 ネットワークブリッジに設定した[デスクトップPCのLAN端子]と[IC-7610のLAN端子]をクロスケーブルで接続した結果、デスクトップPCのWiFi経由でNTPサーバーにアクセスでき<<ネットワーク時刻補正は成功しました>>
IC-7610の内臓時計は正確な現在日時を表示して、電波時計と見比べても遜色なしの秒表示で大満足しています。

【ネットワークブリッジ構成手順】
Win10 「スタート田」 を左クリック→「設定」左クリック
Win10
「ネットワークとインターネット」左クリック

Photo_20230129124901
「ネットワークの状態が表示される」→ネットワークの詳細設定「アダプターのオプションを変更する」左クリック


Photo_20230130104201
Ctrl keyを押しながら「WiFi」「イーサーネット」左クリック→「ブリッジ接続」右クリック
Photo_20230129205701
「ネットワークブリッジ」が表示される(確認:ネットワークの状態はWiFiマーク→LANマークとなる)

Photo_20230129210001
 これでデスクトップPCのWiFiとイーサーネットLAN端子がブリッジされました。IC-7610のLAN端子からクロスLANケーブルでデスクトップPCのLAN端子へ接続し、IC-7610の<<ネットワーク時刻補正>>をタッチすることでWiFi経由でNTPサーバー(ntp.nict.jp)へアクセスし、「ネットワーク時刻補正に成功しました。」と表示、OKをタッチすることで正確な現在日時を表示します。

Photo_20230129151901
IC-7610 時間設定 時刻補正

2023年1月20日 (金)

広帯域(500MHz超)プローブの製作

 今回製作した広帯域(500MHz超)プローブはトランジスタ技術2023.2月号の別冊付録「創刊700号記念特別企画」の「オシロとプローブ正しい波形の測り方」(著 天野 典)の46ページ「3-3 広帯域プローブは手作りできる・・・500MHz超プローブの自作」をお手本にプローブらしく作ってみました。

50
自作の広帯域(500MHz超)プローブ

 このバッシブプローブはオシロスコープの入力インピーダンスを50Ω終端で使うことで入力容量が小さくでき、波形の立ち上がりなどに与える影響が少なく、低インピーダンス、Zoプローブと呼ばれるそうです。
・減衰比 20:1

・周波数帯域 500MHz以上
・入力インピーダンス 1kΩ
・容量 約1pF(抵抗周辺の浮遊容量だけ)

そこで、シャックで波形観測に用いているオシロスコープXDS2102A/owon(100MHz 12bit 1GSa/s 2ch Zin1MΩ/20pF)に接続する目的で安価な広帯域プローブを作ってみました。
自作プローブ部材
・油性マジックペン : マッキー極細
・抵抗 : 950Ω 1/8W

・ミノムシクリップ : コード付き14cm
・同軸ケーブル : 50Ω 90cm
・BNCコネクター : RFタイプ

Photo_20230120214301
自作プローブ部材

作り方
・不要なマジックペンの細、太側のペン先をペンチで引き抜く
・太側のペン先2cmをカッターでカットし、インク綿を引き出す
・太側のキャップ上部に同軸径の穴を開ける

・細側のペン先から2cmにやや下向きに2mmφの穴を開け、ミノムシクリップのコードを太側に引き出す

・太側キャップに開けた穴に同軸ケーブルを通す
・同軸ケーブの芯線に抵抗(950
Ω)を半田付け、網線に引き出したミノムシクリップのコードを半田付けする
・ミノムシクリップのコードを細側に引き出しながら、同軸ケーブルを押し込み、細側ペン先から抵抗のリード線を出す
・抵抗のリート線を適当な長さでカットし、接着剤で固定する
・太側にキャップして同軸被覆と接着剤で固定する
・同軸ケーブル端末にBNCコネクターを取り付ける

 後日、トラ技別冊付録「オシロとプローブ正しい測り方」を熟読して、シャックのオシロに自作プローブを差し込んでUSB,HDMIなどの高速データ信号の観測を楽しんでみます。

2023年1月10日 (火)

WSJT-x /JTDXの ログADIファイル置き換え

 近年、大流行のDigital Mode WSJT FT8/FT4はWSJT-x、JTDX、MSHVなどのアプリケーションとして楽しまれています。こちらはもっぱらコンテストも含めてWSJT-x(元祖)でQSOしていますが、QSBやQRNでコンデション不安定な状態ではJTDXに切り替えてます。
 WSJT-x/JTDXを切り替えて運用する際、ログが一致していないとNew/B4 QSOの区別が出来ません。そこで、通常運用しているWSJT-x Log directoryのADIファイルをコピーし、JTDXのADIファイルにペーストして書き換えしています。

 ADXAのOAミーテングで「JTDXのログファイルを、たまに使いたくなるWSJT-x(元祖)へ同じログファイルが作れないかな?」とお話があったので、JTDX⇔WSJT-xのログファイル(ADIファイル)を同じくする手順書を作成してみました。

① JTDXアプリを起動する

Jtdx-logwsjt_x-log-copy_paste-1
② 上画像のFile(赤矢印)を左クリック⇒Open log directory(赤矢印)を左クリックする。

③ log directory→ファイル表示後、スクロールダウンでカーソルをADIファイル(wsjtx_log)へ(下画像)、左りクリックするとブルー帯となる。
Jtdx-logwsjt_x-log-copy_paste-2
④ KeyboardのCtrlを押しながら、左クリックのままでデスクトップへADIファイルをコピーペーストする。(上画像)
デスクトップにADIファイルのコピーが作成されるので、左クリックでログを確認して閉じる。

⑤ ここで、JTDXアプリを閉じ、WSJT-xアプリを起動しFile→Open log directory→ADIファイル(wsjtx_log) が現れるまでスクロールする。
⑥ ④でデスクトップに作成したADIファイルコピーを左クリックしたままWSJT-xのADIファイル(wsjtx_log)上に移動させ、ペーストする(下画像)。
Jtdx-logwsjt_x-log-copy_paste-3
⑦ 「ファイルの変換またはスキップ」画面(下画像)がポップアップ、「✔ ファイルを置き換える」を左クリックすれば、JTDX と同じADIファイルがWSJT-xのADIファイルとして仕上がります。

Jtdx-logwsjt_x-log-copy_paste-4
 ADIファイル(wsjtx_log)のコピーペストは以上、WSJTによるDigital ModeのQSOを満喫して下さい。アマチュア業務日誌はTurbo HAMLOGのJT-Get's(オプション)で仕上げています。たまにSaveクリックを失念し、ADIファイル(wsjtx_log)を開きQSO Dataを参照しHAMLOGに手入力していますHi

2022年10月18日 (火)

窓飾り「角の2本ある送信管」

 シャックの物置に入れてあった「角の2本ある送信管」を出窓に飾り、通りを歩く住人の目を引かせているつもりです。かれこれ10年程になりますが、「良いね~」と言ってくれた人はADXAの仲間だけでした。

Dscn1312
左から5T31(TOSHIBA)  4P55(TOSHIBA)  6P80(NEC)
 

 これら送信管はすべて戴き物で、久々に埃払いや乾拭きして並べ直しました。左端の5T31は専用ソケットをプラスチックトレイに取付た台座、2個のキャップはアルミツマミで代用、中央の4P55は丸い飾り板を組合せランタン風に仕上げ、右端の6P80は専用ソケットの4カ所にコア材による架台、などと送信管が見栄えする様に一工夫して出窓にセッテングしています。

・・・「陳列の各送信管について」・・・

Dscn1315
5T31 TOSHIBA
USA名称 450TH
三極直熱管・高μ出力管(使用最高周波数40MHz)
寸法 310mm / 127mm
フィラメント電圧 7.5V / 12A
増幅率μ 38
陽極損失 450W
陽極電圧 4kV / 400mA
励振電力 34W
出力電力 1kW

Dscn1314
4P55 TOSHIBA
五極傍熱管・電力増幅管(使用最高周波数25MHz)
寸法 160mm / 75mm
フィラメント電圧 6.3V / 2.6A
陽極損失 120W
陽極電圧 1.25kV / 200mA
励振電力 0.1W
出力電力 150W
    
Dscn1313
6P80 NEC
五極ビーム傍熱管・電力増幅管(使用最高周波数30MHz)
寸法 310mm / 165mm
フィラメント電圧 12V / 20A
陽極損失 600W
陽極電圧 3kV / 300mA
励振電力 6W
出力電力 305W
  
💡 ガラス球(送信管)のどこが好きかの問いには・・・曲線美やヒーター点灯時の暖かさで、動作中の球を見ていると安らぎを感じます。
ガラス越しに電極が見えるのも魅力の一つ、プレートが赤くなると「おっ、難儀しているな」と励振電力を押さえて、長持ち(長生き)する様に手助け出来ます。

 半導体では壊れて初めて気づきます・・・💥無理させ過ぎたかな!!
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 【追記】
 「角の2本ある送信管」記事を読まれた齋藤omより、P250,2H66,7F63の3種類の真空管を戴きました。
P250 JRC 1950年12月製 (HF帯送信機 500W A1)
2H66 TOSHIBA (上記送信機 電源部 水銀整流菅)
7F63R JRC 1954年11月製 (HF帯送信機 2kW A1)
真空管の使用箇所や状態、コールサイン入り無線局(業務局)などが同梱のお手紙に紹介されていました。
齋藤omへ、貴重なお宝を戴き感謝申しあげる次第です。

早速、缶の蓋と木球4個を工夫してP250の置台を作り「角の2本ある送信管」の出窓ギャラリーへ飾り付けました。

Dscn1318
P250 JRC
五極直熱管・電力増幅管(使用最高周波数25MHz)
寸法 228mm / 123mm
フィラメント電圧 12V / 8.5A
陽極損失 420W
陽極電圧 2kV / 500mA
励振電力 5.67W
出力電力 600W

Dscn1319
左から6P80(NEC),P250(JRC),4P55(TOSHIBA),5T31(TOSHIBA)
 仲間入りしたP250送信管(五極直熱管)、通り歩いて気が付けば「おや? 一本多くなってるぞ!」、収集家なのかと思われるかもHi
だだの送信管好きの家主です・・・さて、P250のソケット探索でもとPCに電源を入れました。

2022年7月21日 (木)

UHFセラミック送信管 5F60Rの木製台座

 通称F球と呼ばれているセラミック送信管を数本をガラス戸棚に飾って日々眺めています。サイズの大きい7F31Rなどはどっしりと鎮座していますが、今回紹介する5F60Rは小型のセラミック送信管の部類で、そっと立て置いても微振動で倒れてしまいます。
そこで、前回Sメーター製作時に刳り抜いた丸い木片(60φ、15mm厚)を加工して5F60Rの台座として製作してみました。

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木製台座に鎮座する 5F60R(刻印:1973 9.)

 💡-歴史- 日立製作所 茂原工場ではセラミック封止のUHF四極管4F16R,5F20RAの製造(1959年)に続き、1960年には日立独自のUHF送信管5F60Rが開発された。5F60Rは4F16Rと同様に高周波特性の良い同軸端子構造を採用しており、許容陽極損失は4F16Rの150W、5F20RAの250Wに対して5F60Rは450Wと大幅な増加である。
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5F60R構造図 強制空冷

 木製台座の加工について60φ、15mm厚の丸い木片のセンター穴を11mmのドリル歯で拡げて、真空管構造図の最下部ヒーターリングを差し込むようにします。全体を紙ヤスリで磨き、真空管名をレタリング後にロウソクの蝋を塗り、ヘアードライヤーの熱風で蠟が溶けて表面につやが出てきたら仕上がりです。
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台座部
 完成品を飾り、ガラス戸棚を少し揺すってみましたが、台座の真ん中の穴へ差し込まれたUHFセラミック送信管5F60Rは倒れることなく鎮座しています。👀

2022年6月 6日 (月)

余った軽量物の荷締めベルト活用

 クーラーボックスの荷締めベルトとして入手し、ある長さでカットして使用しています。余ったベルトにフック金具を取り付けて荷物などの固定に活用させようとトライしました。

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荷締めベルト(ナイロン材料)
 サイトにはアイデア次第で多目的に活用できる。軽量物の荷締め作業に、トランクや家具の開き防止に、多用途の固定ベルトとして自動車のルーフキャリア用ベルト・キャンプ・スポーツ器具などの個人向け搬送の道具のみならず、近年発生の多い地震の対策グッズとして製造工場の商品棚や一般家庭で物置などの固定にもお勧めです。
材質等については
ナイロン材料を採用して、生地が柔らかくて締め付ける際に引っ張りやすく、より摩擦に強くてほつれにくい、光沢感がある上質の荷締めベルトとのことです。

 余った荷締めベルトをそまま結ぶとほどけ易く、両端にフックを取り付けて荷の固定に活用しようと考えました。通常ベルトにフックを取り付けるにはベルトの端を折り返して糸で縫い合わせますが、裁縫が不得手なので別な方法を模索しました。
その方法とはベルトの両端を折り返し、アルミリベットを叩き込んで固定してみました。アルミリベットを通す2カ所の穴はナイロン材料のベルトなので、折り返した部分に細い半田ごてを熱して穴開けしました。

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半田ごて アルミリベット3mm 平ワッシャー(ステンレス)
 アルミリベットを叩き込むだけでは折り返した部分が剥がれるのではと、ステンレスの平ワッシャーを挟み込んで仕上げた結果、フックを引っかけてベルトを力強く張っても頑丈でした。それに高熱の半田ごてにより穴あけしたことでベルト(ナイロン材料)の2カ所の穴部分が融着、頑丈さの一因と思われます。

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荷締めベルト フック取り付け
 完成したフック付き荷締めベルトでは重量物(40kg限度?)を持ち上げない様に注意して活用する予定です。フック取り付け折り返し部分にナイロン接着剤を塗布してからアルミリベットを叩き込めばより剥がれづらくなるハズですHi

2022年2月21日 (月)

ICT-18 CI-V Interface Reassembly

 IC-7800/IC-7000をパソコン(PC)でDigital modeの運用時はCI-V(Communication Interface-V)をPC(USB Seriarl conv)に接続してWSJT-xなどのアプリでトランシバーのバンド、周波数をコントロールしています。PCへ接続されたCI-Vのデータはロギングや他機器アプリでのコントロールにも使われてます。

 複数台の機器のCI-Vをパラレル接続してPCアプリからコントロールする場合でも安定に動作する「ICT-18(ICT-Kuwa/JA4BUA製)」(小型プラスチックボックス)を入手していました。これをアルミダイキャストボックス(W:140mm,H:40mm,D:70mm)にして、頑丈で長持ちしそうな「ICT-18改造型」へReassemblyしました。

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ICT-18 改造型(黄枠)

 改造に使ったアルミダイキャストボックスはCI-Vターミナルの4端子パラレルBOXとして製作したものを再利用、入手したICT-18ユニット(ICT-18 Ver1.2 (25mm×30mm))を別基板上にウレタン材で貼り合わせ固定し布線しました。
基板を写真の様に配置したのはネジ穴がそこにあったからで、他意はありませんHi
CI-V通信表示のLED取り付けは元穴3mmφに差し込み超強力接着剤で固定し、USBケーブルはブッシュを通しています。
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ICT-18 Ver1.2ユニット(矢印)

 元型の「ICT-18」は下記の写真で小型軽量に仕上げられています。大きさがW:80mm,H:20mm,D:45mmのプラスチックボックスです。
Ict18
ICT-18

 最近のトランシバーはデジタルモード運用時にPCとUSBケーブル接続のみで運用できるスタイルになってきています。しかし、CI-Vを複数機器にパラレル接続する場合はICT-18は必要です。
頑丈で長持ちしそうなアルミダイキャストボックスへReassemblyした「ICT-18改造型」を活用し、DX QSOを存分に楽しみたい心持です。

2022年2月 7日 (月)

IC-7610 ザ(座)・Sメーターの工作(v1.0,v1.1,v1.2)

 近年、トランシバーのSメーターは液晶表示がほとんどで、アナログ/デジタルの切替で画面を見つめてます。下画面はアナログ表示で28MHz CW SPLITを運用している様子です。

7q6m
 IC-7610の取説を読んでいて「METER」ジャックとして外部メーター仕様が気になり、メカニカルなSメーターを机上に置いて楽しもうとジャンクの電流計で工作してみました。
取説にはメーター信号出力として
・最大出力レベル(Eo)  DC5V
・出力インピーダンス(Zo) 4.7kΩ
レベル設定はMain/Subと別々に調整できます。
【MENU】⇒【SET→外部端子→外部メーター】と記載されていました。
上記の電圧Eoと出力インピーダンスZoから電流Ioを求め、Io=Eo/Zo≒1mAとなるので直流電流計1mA FS(フルスケール)を探しました。

👀 100mm(H)×120mm(W)の大型電流計1Aで内部の分流器を取り除き何とか使えないかと、トライした結果2.5mA FSと判明し、あきらめて別途1mAの電流計をチェックしました。
👀 80mm×80mmの真っ黒な樹脂製の1mA直流電流計(Fe)「KUWANO ELECTRICAL INSTRUMENT」Class2.5とあり、昭和中頃に製造されたもので、これを外部メーター「IC-7610 S-METER」として工作しました。
Smeter
IC-7610用  ザ(座)・Sメーター(v1.1)
💡ザ・Sメーターの台座&目盛り板の工作手順
台座、配線について
1. メーター台座はトランス取り付けジャンク部材(L字型)で元ネジ穴を利用しセットしました。
2. 台座の底に衝撃防止として粘着ソフトクッションを4個貼り付けました。
3. メーター端子に8Pラグ板を取り付け、3.5mmφ用ステレオジャックとバイパスコンデンサー(220pF)を半田付けしました。
目盛り板について
1. メーターのガラス側のケースを慎重に外します。今回の場合は後ろ側4カ所のビスを外し分解しました。
2. メーターパネル(アルミ板)を固定してあるネジ2本を指針に十二分注意して外します。
3. メーターパネルの印刷してある裏側(アルミ地)にラベル用紙に印刷した目盛り板(IC-7610版)を貼り付けます
目盛り板紙(IC-7610版)はメーターパネルへの位置合わせを済ませ、カットしてから貼り付けしました。
(目盛り板は60%の縮小設定で印刷しました)

💡IC-7610目盛り板の作り方
 IC-7610の液晶画面をアナログ表示にセットして、デュアルワッチモードにて画面Sメーター指針をMain S5、Sub S+50dBにRF GAINで設定します。この表示画面をキャプチュアし、Winアプリのペイントに貼り付けます。
黄枠のメインとサブをS9近くで切り取り、Sメーター指針が消去されるように合成します。メーター画像が黒地なので黒ベースに合成するときれいに仕上がります。

Ic7610
IC-7610液晶表示画面(黄枠を切り取り)
 
 このザ・Sメーターに対してIC-7610の「外部メータ出力レベル」設定は80%で液晶メーター指示と同値になりました。
目盛り板上のメカニカルな針の動きを見ていると、レトロな時の流れが心を癒してくれます・・・
 団塊世代ですので真空管、レコード針、写真フィルム等を手にして懐かしんでいます。今回の工作動機はコロナ禍、BY人権問題、RAウクライナ侵攻、P5ミサイル発射など世情が目まぐるしく、どこか安らぎたいと思ったからです。

 ここで紹介した「ザ・Sメーター」は2作目だった、1作目が下記写真のモノですが挫折したのでした。


S-meter
4mmφ真鍮棒スタンド製(v1.0)
 この真鍮棒スタンドはすこぶる気に入って仲間の「ラグチュウルーム」に早々に紹介したのですが、メーター指針の零調の不具合でADXAのOMに相談している途中に、スタンドの変形を修正しようと膝部分に力を加えた瞬間「ポキッ」と折れてしまったのです。
折れた部分を半田付け補修しましたが剥がれてしまい、復旧をあきらめて2作目の「IC-7610 S-METER」(ザ・Sメーター)を工作した次第です。

『参考』
 使用した1mA 電流計(Fe)メーター目盛り板の元は白地に黒字の表示、指針は黒色でした。工作したIC-7610目盛り板は黒地なので指針を修正液を使い白く仕上げました。これが落とし穴、メーターを寝せると零調がOKなのですが、立てるとマイナス方向にズレて零調がNGとなってしまいました。
OMよりご教示があり「指針の支点から反対側の短い部分に細線が巻き付けてあり、指針のバランス調整は素人では無理」との事で、白く仕上げた指針が塗装で重くなり零調がズレてしまったのでした。

それならばと、細線が巻き付けてある側に修正液を盛ってバランス調整を試みました・・・数回塗り重ね上手くいった様な気がしています🍺

【追記】
 裸メーターに満足せず、飾り台(100mm×150mm×厚さ15mm)川合木工所製に穴あけ加工して、メーターや台座を取り付けてみました。3作目のザ・SメーターはIC-7610の外部メーター出力からのMain/Subを切り替えて針を振らせてます。
飾り台に取り付けたSメーターは写真の様にセットして眺めてます。


Dsc_0068
IC-7610用 ザ・S-METER(v1.2) 

 3作目で苦労した点は厚さ15mmの飾り台にメーターの丸穴64mmφを切り抜く工作でした。木工用ホルゾー60mmφをボール盤にセットして一番遅い回転で表裏からと少しずつ削る作業で切り抜きました。歯が薄く、切り込みが入ったホルゾーは≒64mmφ程度の仕上がりとなり、結果オーライでメーターはスッポリとはめ込むことが出来たのでした。

取り付けパーツは
1. メーター(直流電流計 1mA)
2. 6PのトグルSW(Main/Sub)
3. ステレオフォンジャック(EXT METERトランシバー⇔メーター)
4. 台座(ジャンク トランス取り付け鉄板)+鉛重石
5. 負荷抵抗4.7kΩ(合成)、バイパスコン220pF


Dsc_0070
飾り台裏面 & 銘板シール☆

 取り付けたトグルSW、フォンジャックは傾きを調整後に木工ボンドで固定しました。銘板シールはWordで作成し、数回の試し印刷で文字や穴の位置を修正したものをラベル用紙に印刷して貼り付け仕上げました。

 IC-7610のEXT METERにザ・Sメーター(1mA電流計)を接続し、デュアルワッチモ―ド時に6P SWを外部メーター出力MainへセレクトすればSubが無負荷となり逆も同様であると考え、無負荷側を出力インピーダンス4.7kΩで終端しました。

💡6P SWでMainセレクトの場合はSubが4.7kΩ終端、Subセレクト場合はMain4.7kΩで終端となるように工夫しました。(下図参照)

S-meter_20220308210901



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メーター取り付け、シールを張り付けた正面

 木のぬくもりを感じながら、ザ(座)・Sメーター針の振れを楽しんでます・・・ロシアによるウクライナ侵略が停戦することを祈りつつ、ウクライナDXerのカムバックを期待してます。

2021年11月30日 (火)

80m Band Digital(FT8)Mode BPF製作

 今年の1月7-8日で発達した低気圧により最大瞬間風速42.4m/s、最大風速28.1m/sと1月観測史上1位を更新した暴風が吹き荒れ、我が家のLow Bandアンテナ1.8MHzシャントフィード、3.5MHzインバーテッドVが経年劣化も手伝い、ことごとく破壊されたのでした。幸いアンテナラインはすべてタワーに巻きついて他家には被害を与えませんでしたが、ショックで再建は雪解けを待つことに決めて修理に掛かりました。
 あれから?ヶ月でのんびりとアンテナワイヤーや支線交換そしてマッチングボックスのチューニングの取り直しなどで完全復旧は10月になっていました。やっとこさLow BandのDigital(FT8/FT4)の運用開始、時は流れて運用周波数近辺に怪電波が飛び交って3.573MHz FT8の周波数にはFax伝送と思われる運用がかなりの頻度で発生しています。ほかにもタッタッタッやパタパタ信号などもあり、アマチュア無線の周波数外からの混信によるものではと、160mや80mのBPF(バンドバスフィルター)をトランシバーのRxアンテナ端子に挿入してDigital Modeを運用すべくBPFを製作しました。
80m-bpf-0














                                 80m Band BPF

160m BPFは2015年10月に製作済みで、今回は80m BPFの製作に取り組みました。まずは参考資料をWebサイトで「BPF」を検索し、検討した結果、JA3GSE 辻氏の「LCフィルターの設計ツール」を使用させて頂きました(御礼)。
RF Filter 設計ソフト-Excel
「ジャイレータ変換BPF (5次 0.01dB チェビチェフ型)」
特性インピーダンス 50Ω
中心周波数 3.55MHz
3dB帯域幅 0.5MHz
を「入力場所」へ打ち込みました。
80-bpf-1





                                   ジャイレータ変換BPF

 80m BPFの仕様として送信出力へも接続できるように耐電力200Wを目途にコイルコア(赤色)をT130-2材を、コンデンサー耐圧を1kVとしてパーツを準備しました。
上記設計値を入力した結果
コイルインダクタンスLx
L1,L2・・・15549.4nH
L3    ・・・32419.9nH
L4,L5・・・15549.4nH
キャパスタンスCx
C      ・・・1180.5pF
C1,C5・・・146.0pF
C3    ・・・69.7pF
C2,C4・・・166.6pF
☆ コイルインダクタンスについてはアンテナアナライザー(AA30)を用いて所要の数値まで巻き込みましたが、ADXAのOMよりT130-2でのターン数のご教示があり助かりました。コイル線材は銅線PEW(ポリエナメルワイヤー) 1mmφを使いました。
L1,L2,L4,L5・・・37.5ターン(※38ターン)
L3             ・・・54ターン(※51ターン+3ターン(3ターン分は重ね巻き))
☆ コンデンサーについてはジャンク箱から掘り出しパラ付けしました。
C      ・・・1180pF (1000pF+150pF+50pF(トリマーコンデンサー TC))
C1,C5・・・146pF (56pF+56pF+50pF(TC))
C3    ・・・69.7pF (39pF+50pF(TC))
C2C4・・・166.6pF (100pF+39pF+50pF(TC))
☆ ベースとなる基板は紙エポキシを100mm×150mmのサイズでカット、パーツを載せる部分をケガキ処理、半田メッキを施しました。
☆ ケースはTAKACHIのアルミダイキャストでサイズが110mm(D)×160mm(W)×60mm(H)のジャンク品を使用、入出力端子としてM座コネクターを取り付けました。コネクターと基板アースの接続は銅板で工作してみました。
80m-bpf-2












                     80m BPFの内部

 コイル、コンデンサーの部品を基板に半田付け、コネクターへの配線を終えていよいよ調整となります。スペアナ(RIGOL DSA815-TG)をセットして、中心周波数、帯域幅、挿入損失、肩特性などを波形やデータを観測しながら調整棒を使い各50pFトリマーコンデンサー(TC)を回し、BPF特性らしさを追求してみました。
80m-bpf-3









                 80m BPFのスペアナ波形

☆ 調整はL3,C3が中心周波数の設定、L2,C2/L4,C4が肩特性の設定、L1,C1/L5,C5が挿入損失の設定のようですが、それぞれトリマコンデンサー(TC)の可変でBPF特性が微妙に変化しました。

 製作過程で目の老化からかC2,C4(166.6pF)の合成コンデンサーの100pFを1/10ものと間違って半田付けし、中心周波数が4.3MHzから下がらず「何故どうして」と悩んでみたり、C(1180pF)の合成コンデンサーの50pF(TC)を回しても波形上ほとんど変わらずと嘆いてみたりでした。
80m-bpf3























     M座コネクターと基板のアース接続(黄丸)

 コンデンサーの頭部の白い点は中心周波数が下がらず、全数チェックした証です。コアコイルはバスコーキングでふらつかない様に固めてみましたが、BPF特性が悪化するため除去しました。
などなどと苦心惨憺で80m BPFを製作し、その特性をスペアナ波形で追い込んで調整した結果です。まずはトランシバーのRx ANT IN/OUTへ差し込み混信状況の改善を期待するところです。

80m BPFをIC-7610のRx IN/OUTへ接続し、QRVの少ない時間でノイズでの減衰を測定してみました。
80m-bpf-5









 キャプチャー画像はノイズレベルを比較したものです。3.5~4MHzは設計値の帯域幅なので、あてにならないデータですが、ノイズレベルでは3.573MHz/-50dBそして4.00MHzでは-80dBと差が30dBもの結果です。
BPFスルーでは10dBの差ですので、BPFの減衰効果4.00MHzに対して20dB近くあります。

 80m BPFを接続後にFT8 ModeでDX QSOしてみました。BW 3.6kHzでは以前と比べて相手信号の小さなレベル(dB)でもコールすると応答がありました。こちらのアンテナ給電高30mのインバーテッドV、送信出力は600W、受信ノイズが少なくS/Nが改善されてます。
相手からのリポートが良すぎるのが気になる程度でした。
Check-qso


今後は80m FT8 ModeのQSO時にトランシバーのANT 1/R★をセット(BPF接続)して、DXing楽しんでみます。
                                                   以上

2021年10月29日 (金)

丸形フォルムのパドルキー「Eagle」でDXing

 ADXA仲間の80m Band GPセッテングのサポートでOM宅へ伺った際に、デスクへ鎮座している黄金色に輝いているパドルキー「Vibroplex Brass Raser(USA)」を拝見し、ベースの角の取れた柔らかいフォルムに目を奪われました。

Ja7zf-key

Vibroplex Brass Raser

 自宅のシャックでCWを叩いているパドルキーは真四角なベースの「GN507DX(GHDキー社)」、20年愛用して数多くの珍局をゲットしてきました。先の柔らかフォルムが頭から離れずWebサイトで検索し、丸形ベースを見つけ値段と相談しながらCQ出版社販売のパドルキー「Eagle」を購入しました。

Eagle-key
Eagle((株)GHDキー)
パドルキー「Eagle」 サイズ・特徴・附属
● 丸形ベース φ80mm、厚さ15mm
● ベース 鏡面仕上げ、各パーツ(ヘアーライン加工)クロームメッキ仕上げ
● スクイーズ操作可能
● メカ接点(接触不良が起きにくい構造、操作時に指先への跳っ返りが少なく静音)
● φ3.5mmステレオプラク、変換プラグ(ミニ♀→標準♂)、長さ800mmケーブル
● ツマミ2枚、固定ビス4本

Eagle

 省スペースとして納まったパドルキー「Eagle」のツマミをこれまで使っていた木彫に交換、接点間隔やバネ圧を調整、そしてQRVしている
HD8R ガラパゴス島のペデション局をコールしてゲットできました。打ち心地は柔らかく、ベースはどっしりとして動かず、JA7GYP・・・R 599 TUの長点・短点もしっくりと追従してくれました。
その後、「Eagle」の接点埃除けに100均の綿棒ケースを工夫してダストカバーを自作し、被せて使っています。
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Eagle Kye+木彫ツマミ+ダストカバー
 「Eagle」に取り付けた木彫ツマミは20年前にGHDキー社より購入したもので、パドルキー「GN507DX」に取り付けあったものを外し、取り付けネジの間隔もピッタシで再利用したのです。
 これからのCW DXingは丸形フォルムのパドルキー「Eagle」で気も心も丸~く、ドッグパイルへ突っ込んでいく所存です。

2020年10月10日 (土)

新スプリアス規格への1kW局対応

 固定1kW免許の免許期限1年前となったので、新スプリアス規格(2005年 省令改正)への対応がどの送信機種・系統に必要かも含めて気になり早々に総務省Liteで再免許申請を提出し、免許期間が2021年8月20日~2026年8月19日まで有効の無線局免許状を2020年9月28日付で受け取りました。

Gyp

                        1kW免許状の一部
免許状の別紙(上図下部分)に
「無線設備規則の一部を改正する省令(2005年総務省令第119号)による改正後の無線設備規則第7条の基準(新スプリアス基準)に合致することの確認がとれていない無線設備の使用は、2022年11月30日までに限る。」と附款として記されていたので、新スプリアス規格対応させる送信機種・系統の確認のためJARDへ問い合わせメールを送りました。

Jard
JARDへの問い合わせ及び返答

 これまでWebサイトや雑誌記事などで新スプリアス規格対応の情報は承知のつもりでしたが、JARDの「スプリアス確認保証願書」に打ち込み始めてから不安に駆られて、免許されている送信機系統図を作成し上記文書で問い合わせました。
結果、JARD担当者より電話にて丁寧で明快な返答(上記文書の赤字部分)があり、JRL-2000Fを除く無線設備は新スプリアス対応機種で今回は上図(朱色系統)のJRL-2000Fに接続されている第1、3、4送信機の3台がスプリアス確認保証が必要との事、提出書類は「スプリアス確認関係様式のダウンロード(Excel)」へ記入例を参考に作成し
1. 「スプリアス確認保証願書」
2. 「スプリアス発射及び不要発射の強度確認届出書」
3. 「保証料の振込明細」
保証料の振り込み後に、上記3枚をメールに添付してJARDへ申し込みました。
 保証料の額については200Wを超える送信機となり、基本料(1台分の保証料込)¥7,000に2台目以降(送信機1台毎に)¥2,000加算されます。エキサイター送信機3台分にリニアアンプJRL-2000Fが1台の計算で¥7,000+¥2,000+¥2,000=¥11,000(合計)となります。
今回はJARL会員割引(対応促進措置 2020年11月末まで)で¥1,000減額の¥10,000を保証料として振り込みました。

 JARDからのメール返信で「不備がございましたなら、ご連絡致します・・・保証日は隔週の金曜日、再免許手続きは保証通知書が届いてから2~3週間後をお勧めします。再免許期限が近づいている場合はすぐに再免許手続きを行って下さい。」などとありました。
・・・・・・・・・・ JARDスプリアス確認保証担当者の対応に感謝申し上げます ・・・・・・・・・・

 JRL-2000Fについては「総務省においてスプリアス特性調査(サンプル調査)結果として、総務大臣が認めた保証実施者によりスプリアスの確認を受けた場合、測定データの添付を省略して、新スプリアス確認届書を総通に提出いただくことが可能です」とのことです。
Photo_20201013113301
 新スプリアス規格確認対応は総通による実施検査、業者による登録点検、保証実施者によるスプリアス確認、較正された測定器による測定データ提出が考えられます。
今回の様に送信機3台は新スプリアス対応機種であっても、接続されるリニアアンプ(JRL-2000F)1台のために送信機3台分を保証させられるとは不合理と考えます。ましてや総務省のスプリアスサンプル調査結果において「良好」と記されていても、なぜ新スプリアス確認届書を総通に提出するのでしょう。(JRL-2000Fを撤去すれば解決ですが "もったいない")

 いずれにせよ、日本のアマチュア無線局免許制度が世界標準の『包括免許制度』となることを願っています。

【追記】
 JARD保証事業センターより「スプリアス確認保証通知書」が届き、東北総通へ「新スプリアス確認届書」の提出を確認しました。
Ja7gyp
JARDよりのスプリアス確認通知書

 これによって申請したJRL-2000F+第1,3,4送信機系統が新スプリアス基準に合致する「スプリアス確認保証書」と「スプリアス発射及び不要発射の強度確認届出書」がJARDより東北総通へ提出され、「到達」「受付処理中」「審査中」「審査終了」の手順で免許手続き処理されると考えられます。
提出された申請・届け出の審査がすべて終了した際、どのような方法で通知が東北総通より届くかは3週間程度後の指示を待ちます。

 スプリアス確認保証シールの存在は初耳で、3枚同封されてきましたので紹介します。
Jard_20201021211301
こちらの第1,3,4送信機は新スプリアス対応機種であってJRL-2000Fに接続した場合に限り、新スプリアス確認届出書を東北総通へ提出したもので、頂いたJARD保証シールは送信機ではなく1,3,4を書き入れ、JRL-2000Fに3枚を貼付けします。


2020年9月19日 (土)

Digital Voltmeterで電圧チェック

 真夏の猛暑日が続いたとある日、IC-7610の直流安定化電源(DM-330MV 13.8V/32A)の排熱ファンがうるさい程回るので気になり、信頼おけるSANWA PM33 DigitalテスターでDC電圧チェックしたら11.9Vの表示でした。出力DC電圧は数年前に13.8Vへ設定し、DM-330MVのアナログ電圧計の13.8V指示に目配りする程度で2Vも電圧低下しているとは気が付きませんでした。
2V位の電圧低下はアナログメーターで誤差範囲、そこでDigital表示で13.8Vをチェックしていれば一目瞭然と思い、ポケットテスターとDigital voltmeterを秋月通商より仕入れ取り付けてみました。

Digi-volt-meter
     DT-10A           LEDデジタル電圧計 3桁表示
 2種類のDigital voltmeterを取り付けて電圧表示を試してみましたが、ポケットテスターではリード棒が見た目にも不格好なので、小型のLEDデジタル電圧計をセットしてDC電圧13.8Vをチェックすることにしました。

Volt-check-digi-meter
LEDデジタル電圧計の取り付けは電圧測定の赤黒ビニール線を外し、錫メッキ線1mmφを半田付けしてDM-330MVのプッシュターミナルに差し込みました。
11.9V⇒13.8Vに電圧調整した結果、当然のことながらIC-7610の送信電力がアップ、なぜか受信感度も向上したような気がします。

~電源電圧に関して参考となったOMのコメントを紹介します

 電源電圧は大事ですね。以前、IC-7200を使っていて50Wくらい出すと、PCとのUSB接続が切れる現象が頻発しました。モニターして見るとスプリアスで一杯、てっきり回り込みだと思いコアを入れまくったのですが全く効果なし。ひと月あまり悩んだのですが、たまたま電源の電圧をチェックしたら壊れかけていて、10Aくらい流れると電圧が9Vくらいまで降下していました。電源を取り替えたら、見違えるほどシステムの動作が快調になりました。

考察と課題
 DM-330MVの電圧低下の現象は電圧調整のVRの経年変化によるものと考えます。VR再調整で13.8Vへ設定でき、10A以上の電流でも出力電圧低下は発生しませんでした。 
 アマチュア無線を長く気分よく楽しむためにも、無線機器の源である電源電圧の監視、管理は「必要欠くべからざる」と機器点検を怠ることなく過ごしたいものです。今回、仕入れたLED Digital voltmeterの数値を日々ながめていますHi

2020年8月21日 (金)

IC-7000,IC-7610のSW Reg電源の予備確保

 V6ペデションやIC-7000、IC-7610などのトランシーバーのDC電源として長年愛用してきたSW RegアルインコDM-330MV(13.8V/32A)のファンの回転音が猛暑も手伝ってうるさくなってきました。そろそろファン交換時期と感じ、Webサイトで予備電源として小型で格安を検索し、WENFA PS-25A(13.8V/25A)をポチってしまいました。

Dm330mv_20200822080001
現用のALINCO DM-330MV

Wenfa-ps25a

仕入れたWENFA PS-25A(正面  背面)

 PS-25AのサイズはW253×H80×D212mm、重量:2.1kgでDM-330MVよりはやや大きめですが、ラックに収まるDC電源として選択しました。

PS-25A(13.8V)電源をポチった後でサイトのレビューを拝見したら
1. PWR SWのLEDが点灯しない、電圧メーターが振れない、13.8Vが出力されない。
2. ケース底のコム足高さが不揃いで水平でない。
3. 7MHzにノイズが発生する。
4. 13.8V出ませんでした。
などが書き込まれており、届く品物が「まとも」であるよう祈って待つことにしました。レビューの不具合の対策としてAC/DCのEMIフィルターやオシロスコープ準備しました。

 注文から3日目に届き、SW Reg PS-25A 13.8V/25A を早速に開梱しケースのキズやメーターの割れなど確認し、取説や回路図の同封を期待しましたが、らしきものは何も入っていませんでした。
メーカー名らしい「WENFA」のロゴが正面パネルにあり、ケース上蓋ビスを外し基板クラックや配線不良をチェックしてテスターやオシロスコープで無負荷のDC出力端子で13.8Vを測定、DC重畳ノイズは少なく正常でした。
(WENFAを検索したらMade in Singaporeかも、コンデンサーなどパーツの一部は日本製でした)

Ps25a-13v-25a-sw
PS-25A内部の様子
 電源スイッチは下倒しでONなので不便さを感じ、スイッチを引き抜いて逆さにセットして上倒しでONに改修しました。OFF/ONの銘板はナイフで剥ぎ取り、サンハヤトレタリングでON/OFFに修正しました。

 7MHz帯の数ヵ所にスイッチングノイズ(ジュルジュル音)が確認できたので、EMI対策として準備していたAC Noise Filter付きのACソケットに変更を検討しましたが、基板上のトランスへ接触するので別途対策をとる事にしました。
DC Noise Filterは単巻きなのでキャンセル巻きタイプに変更しようと準備しましたが、基板上のスペースを配慮してDC重畳ノイズも極小なのでそのまま使うことにしました。

Emi

 7MHz帯のノイズ退治結果について
1.ケースのアース接触を改善させるため、ケース止めのネジ穴の周りをヤスリ掛けしましたが、ほんのわずか効果あり。
2.内部配線のACラインに丸コアを挿入し、ACトランス入力側のLとNから0.1μFにて基板GNDへ落としたEMIフィルターで、7MHz帯のノイズを皆無にしました。

Ac
ACラインへのノイズ対策の様子

 真夏の猛暑の最中にオシロスコープで測定したり、半田ごてをにぎり汗まみれ・・・ふぅ~、やっと予備DC電源(13.8V/25A)を確保してDXingに専念できます。(格安=¥9.8k) 
あっ、夜に気づいたのですがメーターランプもありません・・・ライトを点けないとメーターが読めませんHi 

【追記】
 メーターランプ取り付けて暗がりでもメーター指示を読めるように工夫してみました。
Ps25a-meter-lamp
 LED2個入りの角形タイプで取り付けはAメーター、Vメーターのカバーの上部に接着剤で貼り付け固定しました。LEDの電源についてはDC出力13.8Vへ接続、それぞれ電流制限抵抗(690Ω)を通して供給しメーターパネルを照らしています。
 機器からの感電防止として基板GNDよりケース背面にナット止めのアース端子を設けました。

2020年5月 6日 (水)

160m Band Duplexerマッチング部の新周波数対応

 ついに「160mバンド JAPANの夜明け」、日本の歴代ローバンダ―が待ち望んだその日がやってきました。2020年4月21日付で1810~1825kHz(旧)から1800~1875kHz(新)IARU Region 3同等へ周波数の追加割り当てが施行され、免許状記載(3MA)に準じて新周波数において即日運用可能となりました。(1907.5~1912.5kHz変更なし)

 使用しているタワーシャント フィードアンテナの1.8/1.9MHz Duplexer(整合/切替)で新周波数(1800~1875kHz)の帯域へマッチングさせるにはリモコン操作による真空バリコン(VVC)の設定範囲を拡げなければなりません。このため現用のサーボモーター(SERVO)S03T/2BBMG/JR(180°回転)では対応できずS125-1T/2BB/JR(360°回転)へ交換しました。

 

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1.8/1.9MHz Duplexer(黄矢印 SERVO360°)

 当初、Duplexr側のSERVO交換(180°→360°)だけと考え取り組みました。このSERVOのコントロールはPICアクチュエーター((有)トライステート社)のキットを使用しており、取説には「モーターは360°も可能」と記してあります。
そこでSERVO S125T-1T/2BB/JR(360°タイプ)を取り寄せ回転をチェックしましたが、設定ボリューム(ポテンシャルメーター)を上げていくと1回転、2回転・・・5回転、ついには回転が止まらず無限回転となりました。


180_360_20200507111501
SERVO(上180° 下360°)
 

18mhz
160m Band Tune Remort Control

 SERVOを1-2回転の範囲でポテンシャルメーターを設定して使用すれば良いのですが、バニアダイアルの目盛り数値が0~4くらいの狭い可変範囲に1800~1875kHzのマッチングをセットしなければならず、目盛り数値は読みづらくなります。

 何か良策がないものかと、ADXAのOTに図面を送り相談した結果

Pic12f675
PIC12F675アクチュエーター回路図

バニアダイアルの設定範囲を大きくするにはSERVOのSIGに送るパルス幅を設定する「ポテンシャルメーターへの供給電圧を下げてみては」との助言でした。試しに上回路図右端の+5V側に1kΩ固定抵抗をシリーズに接続し、バニアダイアル数値が0~10でSERVOは1回転半ほど回ることが判りました・・・相談相手のADXA OTへ大感謝です。
【考察】
 ポテンシャルメーター(設定ボリューム)に加わる供給電圧を下げるとは、PIC12F675のピン7,6番(AN0,AN1)に加わる電圧が低くなり、PIC内部のA/D(10bit)変換によりSIG端子のパル幅が狭くなりSERVOは小さな回転角となります。約半分ほどに下げたポテンシャルメーターからの電圧でSERVOを1回転半させるには+5V時よりバニアダイアルを多く回すことで、PICのA/D変換の入力電圧が調整(
パルス幅調整)され所要の回転角が得られると考えます。
【結果】
 早速、Remort control BoxとDuplexerをケーブル接続して1800~1875kHzまでのSWRをチェックしました。しかし、SERVOが1回転半では真空バリコン(VVC)によるマッチング補正が1865kHz付近までと回転範囲が少し足りません。そこで
ポテンシャルメーターへシリーズに接続した1kΩを減らしSERVOが2回転する抵抗値を探ってみました。
910Ω→860Ω・・・と交換した結果、390Ω(回路図 赤アンダーライン)でサーボモーター(SERVO)が2回転しました。バーニアダイアルの目盛り数値も0~10の範囲で広く読み取れ(下図:補正値表)、1.8MHz帯の周波数の追加割り当て分も含めて1800~1875kHzの帯域でリモートコントロールのVVCによるマッチングが良好に動作して
SWR≒1となりました。

Maching-data_20200521090501
周波数とバーニアダイアルの補正値(SWR≒1)
補正値については降雨、降雪、晴天などの天候により若干±の調整が必要となります。このシステムを組み上げる以前は傘や防寒姿でタワー基部のマッチングBoxを開き、深夜、早朝に目盛り位置へVVCを手動で調整していましたHi。

 1.8/1.9MHz Duplexerの改修による160m新周波数へのQRVでDXCC 200Entityを目指し、来シーズンのDXingを楽しみにしています。

2020年4月 1日 (水)

WSJT-x運用時のPC時刻校正&秒ズレ相手に時刻合わせ➽【追記参照】JTSyncへ

※ WSJT-x運用時のPC時計を同期校正する方法➽【追記参照】JTSyncへ
 Win10を最新版にアップロードしてから、これまで使っていたアプリの設定に問題が発生し、JT_Linkerの最小化やTime Tuneのタイムサーバーへの接続不良で頭を悩まされました。
 これまでPC時計はタイムサーバー接続アプリ「Time Tune」で時刻校正を行ってきましたが、Time Tune exeで立ち上げてもWin10アップロード以降、タイムサーバーへの不接続(赤マーク)でNGの回数が多くなり、WST-Xの運用時に不便を感じていました。WSJT-xでは相手局と
FT8で2.5秒、FT4で1.5秒位の時間差があるとQSOが出来なくなってきます。
 そこで他のPC時刻校正のアプリを探し、なんとWin10の時刻校正「日付と時刻の調整(A)」を見つけ、不安解消にと「Time Tune」はDeleteしました。
 まずは電波時計、GPS時計など校正された時計を手元に置いて、手順に従って下図の設定画面からセットしました。(LANやWiFiでのInternet接続が必須です
Time-sync[時刻を同期させる手順]
1. タスクバーの日付時計を右クリックする。
2. 「日付と時刻の調整(A)」を左クリックする。
3. 時刻を自動的に設定する
⇒【オン】左クリックする。
4. 時刻を同期する⇒【今すぐ同期】左クリックし、✔マークで同期OK (NICTザーバーにタイミングよく接続されると時刻校正されます)
5. 電波時計と見比べてPC時計を確認する。

 秒時刻が大幅にずれている場合やNICTサーバーにタイミングよく接続されなかった場合は、
時刻を自動的に設定する⇒オフとして、日付と時刻を調整する⇒【変更】をクリックして次分を待機させ、秒校正された電波時計やGPS時計を見ながらカウントダウンし、手動で秒を合わせておきます。
尚且つ、NICTサーバーと時刻校正したPC時計の秒ズレは下記のサイトに接続すれば確認できます。
http://www.nict.go.jp/JST/JST5.html

この「タイムザーバー:ntp.nict.jp」とセットするには「日付と時刻」設定画面の関連設定「
別のタイムゾーンの時計を追加するをクリックして下画面の「インターネット時刻」の「設定の変更」をクリックする。
「インターネット時刻設定」のサーバー(E):ntp.nict.jpと入力し「インターネット時刻サーバーと同期する」へ☑チェックを入れて、「今すぐ更新」をクリック、OKをクリックして閉じます。

Photo_20200416105801


※ WSJT-xの秒ズレ相手にPCの時刻合わせする方法➽【追記参照】JTSyncへ
 ペデション局の時計ズレ対策について7I8X IOTA oc-145のIOTAペデションがあり、7I8XのDT(QRV Time)が-2.5秒ずれていて、時々7I8Xはデコードされるが、途切れデコードでコールする皆さん何回も応答するなど苦労されていました。
こちらは最近WSJT-x本元を使用してますが、下記の要領でPC時計を手動でずらし1秒以内にセットし、運良く7I8Xを一発コールで仕留めることが出来ました。
 まずは、電波時計やGPS時計など校正された時計を手元に置いて、手順に従って下図の設定画面からセットしました。(Time Tuneなどの時刻自動調整機能をOFFのこと)


Time-delay
[時刻を手動で設定する手順]
1.  PC右隅の時計を右クリック「日付と時計の調整(A)」を左クリックする。

2. 「日付と時刻」画面の「時刻を自動的に設定する」をオンを左クリックでオフとする。
3. 「日付と時刻を手動で設定する」の【変更】を左クリック、青色「日付と時刻の変更」で次分に待機させ、電波時計やGPS時計等の秒を見ながら、今回は2秒位遅らせて青色の【変更】を左クリックする。(ペデ局のズレ±秒にアバウト合致させる)
4. ペデ局のDTが±1秒位の範囲であるかを確認してコールする。
(※ QSO終了後は時刻を自動に設定する⇒オン、【今すぐ同期】を左クリックする)


 絶海の孤島のペデションなどではPC時計(秒)合わせが困難なに場合があり、ペデ局に時計を合わせる工夫が必要と思われます。

【追 記】
 時刻合わせアプリ「
JTSync」がCQ誌別冊のQEX35で7L4IOU 出島氏により紹介されたので、今回のWin10時計「時刻を自動的に設定する」をオフとしました。
Jtsync-decode
JTSync」をインストールしてNTP serversへ接続、日本標準時に同期させたPC時計でWSJT-Xを運用しています。
 ※ 「JTSync」で秒ズレ(DTズレ)局とのスムーズなQSO対応として
[Listen]⇒DTズレしている目的の相手局を選択⇒[Caluculate]⇒[Update]で相手時刻へセットされ、応答率が改善されます。また、ズレている目的の相手DTを直接入力⇒
[Update]することでセット時間が短縮されます。

2020年2月17日 (月)

10MHz基準信号発生器の導入


 近年に格安でスペアナ(DSA815-TG)、オシロスコープ(XDS2102A)、標準信号発生器(MG3602A)、周波数カウンター(SC-7205H)などの測定器をシャックに備え付け、これらを活用し新スプリアス対応として測定結果を参考に変更申請書を作成し475kHzの総通検査に合格しました。
しかし、周波数の確度についてはそれぞれの測定器を信頼して行ってきました。そこで測定器の外部基準信号入力(10MHz)へ接続でき、GPSを捕捉して基準周波数の相当な確度が得られる格安の「10MHz基準信号発生器」を探していました。
 下の写真は低ジッター高精度GPSDO(GPS統制タイプ)基準発振器ミニバージョンの「GPSDO-LB-MINI」、Webサイトで見つけて㈲アイキャストエンタープライズより入手しました。GPS衛星のセシウムクロック(誤差≧1億年/1秒(10−15程度))にロックし、周波数の安定度や確度の良い発振出力が得られるそうです。
Gpsdolbmini2                           GPSDO-LB-MINIとアクセサリーセット
GPSDO-LB-MINI 仕様
寸法:73mm(コネクタ含)×43mm×17mm
重量:50g
発振周波数:400Hz~810MHz
出力:+7.7dBm,+11.4dBm,+12.7dBm,+13.3dBm
        矩形波,3.3V CMOS,50Ω
電源:USB(5V) max 200mA
対応OS Windows 10

接続、使用方法
・専用ソフトを適当なフォルダーにダウロードし、ショートカットをデスクトップに作成する。
 http://www.leobodnar.com/shop/index.php?main_page=product_info&cPath=107&products_id=301
・附属のGPSアンテナを接続し、アンテナ部を窓際にセットする。
・USBケーブルで本機とパソコンを接続する。
・mini GPS clock configuration.exeをダブルクリックすると、ソフトが起動し下画像の左側が現れる。
・Output Hzへ発振周波数10000000Hz=10MHzを入力し、Set Frequencyをクリックする。
 GPSを捕捉(緑色バー)して、周波数は30~60秒ほどでロックする。

Gpsdo-10mhz
                                     mini GPS Clock Configration
Advanced <<<をクリックすると上画像の右側が現れ、Output drive strengthで電流で出力設定する。
8mA   →  +7.7dBm
16mA →  +11.4dBm

24mA →  +12.7dBm
32mA →  +13.3dBm

連続使用方法
・周波数設定後はUSBケーブルにて通電状態であれば設定周波数は連続で出力される。USB充電器等(DC 5V)からの電源供給でも使用できる。
・LEDの点滅状態はGPSアンテナの方向がNGで、本機とパソコン接続しソフトでGPSの受信状態を確認する。

 天空のGPS衛星のシセウムクロックにロックした「GPSDO-LB-MINI」から得られた低ジッター、高精度の基準発振器出力を測定器等の外部基準入力(10MHz)へ差し込んで、より正確な周波数で測定器を較正したいと考えています。
本器のOutput
は下画像左側のように矩形波ですが、自作の10MHz 2段ポールBPF(50Ω)で波形成形して右画像のサイン波へ変換後に「10MHz基準信号発生器」の出力としています。このBPFを接続することでC in→C outとなり、機器続時にはDCカット(直流分阻止)します。
10mhz_puls-sin-2
                               Pulse out→BPF→ Sine out
10mhz-bpf-2_20200218104201
                       10MHz Reference signal generator +BPF
 「GPSDO-LB-MINI」はSet Frequencyが400Hz~810MHzと広範囲にHz単位で設定が可能なため、135kHz帯や475kHz帯の高額なXtal発振子の代替で超安定なVFOとして活用できます。また、この10MHz基準信号発生器はアマチュア無線のトランシバーの外部基準信号入力(10MHz)へ差し込むことで、より正確な周波数での運用も期待できます。

2019年10月18日 (金)

RF Variable ATT 50Ω

 高周波(RF)の測定で頭を悩ます単位デシベル(dB)、よく使う出力電力としては50W=47dBm,100W=50dBm,1kW=60dBmとして周波数やスプリアスの特性を測定します。dBmとは1mW=0dBmとしての単位を表しています。こちらのRF測定は出力からダミーへの途中に自作の20dBカップラーを挿入し、-20dB出力端から固定減衰器(ATT)を直列接続で測定器の最適レベルに調整して行います。
しかし、固定ATTの接続替えは意外と面倒で、ある程度のレベルになったら可変型ATTによる調整が便利なのでRF Variable ATT 50ΩをWebサイトで検索していました。
先日、SMAコネクター付きの短ケーブルを探すためにジャンク箱の中に顔を突っ込んでいたら、円筒2連の直列に接続されたRF Variable ATT 50Ωが奥の奥にあったのです。これには荷札へ2006年9月とメモられていてADXAのOM(故人)より頂いてあったものです。
(10dBTap/10Step,1dBTap/10Stepのマジック書き表記)
このRF Variable ATT 50Ωをケースに収め格好良く仕上げ、測定道具の一つに活用しようと製作しました。
Rf-vari-att_20191020124901
                 Outside MB14-8-20(140mm×75mm×200mm)

Rf-vari-att-insaide_20191020124901
  Inside RF Variable ATT 50Ω 円筒2連 左10dB 10Step  右1dB 10Step

 Inside写真は円筒2連のRF Variable ATT 50Ωをアルミケースに取り付けた様子、軸の部分はネジで固定されるが後部はフリーになるので筒が水平になる様にアクリル板で支え、マジックバンドと一緒にケース底部からネジで高さ合わせして固定しました。また、筒の間にはウレタンを挟み込み10dB ATTと1dB ATTが可搬中にガタつかない様にしました。
10dB,1dB,INPUT,OUTPUT表示はレタリングで、銘板はWord印刷してアクリル板で固定し仕上げました。タップ目盛り板(アルミ)は渋谷東急ハンズで30年も前に購入してあったものを接着剤で張り付け、BNCコネクターはATTに付属していたものを取り付けて完成としました。

 このATTの名称や周波数特性、耐電力は不明ですが「高級測定器から取り外したもので、アマ無線の短波帯までは十分に使えるよ」と聞いていましたので1GHz/1mWくらいの測定範囲と推察します。これから使用開始ですので接触不良など不具合は最小であってほしいものです。

【追記】
 ATT2本に10Stepとマジック書きがあったので表示0目盛りをツマミのスタートにさせると90でエンドとなりました。このATTはシリーズ接続で合計99dB減衰(中途半端な数値)と考えました。
10Stepの意味を探った末、10dBのATTについては目一杯の右回しでー10dB、そこから9タップ左に回していくとエンドで-100dBとなり、10Stepとは-10dB→-20dB・・・-80dB→-90dB→-100dBと10Step可変されるからなのです。
1dBのATTも10Stepでエンドで-10dBとなり、10dB ATTと1dB ATTをシリーズ接続すると合計減衰は110dBとなります。
Rf-vari-att_20191205135901 
 丸形目盛り板の数値については左回りでATT値(減衰)が大きくなる様にWin10のペイントで作り直し、元の目盛り板の上に貼り付けました。(上写真)
ATTレベルを直読するために、つまみのスタート位置を10/1としています。
 などと、ケースを上げ下げしている間にツルリと落としそうになったので、ジャンクから外した取っ手を取り付けました。このRF Variable ATTの重量は1.3kgと結構な重さですが、片手でも棚から取り出せるようになりました。
 


2019年5月20日 (月)

同軸切替器CX210Aのリペア

 とあるBandでSWRが∞方向へピク付き発生、アンテナ単体をアナライザーでチェックしましたが異常なし、アンテナの切り替え時に写真(同軸切替器)の2口側のMコネ座の緩みを見つけザウルスペンチで締め直して再チェック、コネクターを弄るとまたもや接触不良が発生するのでした。

長年愛用してきた同軸切替器「CX210A」が老朽劣化NGと判断して新品購入考えました。そこで、ダメもと
接触不良の原因を探りたくビス4本を外し裏ブタを開けて分解してみました。

Cx210a
同軸切替器 CX210A DIAMOND ANTENNA

 さすがにしっかりとしたアルミダイキャスト構造で分解掃除くらいで修理完了とはいきませんでした。一旦バラしたら下記の特性は維持できませんがHF帯ならばと考え、接触不良個所を見つけたく分解組み立てに挑戦してみました。

同軸切換器CX210A【1回路2接点】

外形寸法:W71×H57×D42mm
重量:440g
周波数範囲:DC〜1000MHz
インピーダンス:50Ω

入出力コネクター:M-J
VSWR:1.05以下(DC〜500MHz)、1.1以下(500〜1000MHz)
挿入損失:0.05dB以下(DC〜500MHz)、0.1dB以下(500〜1000MHz)
アイソレーション(終端時):70dB以上(DC〜200MHz)、60dB以上(200〜1000MHz)
通過電力(SWR1.12以下時):1.5kW(DC〜30MHz)、1kW(30〜150MHz)、500W(150〜500MHz)250W(500〜1000MHz)
最大許容電力:1.5kW

Photo_2
同軸切替器 CX210A 内部の様子

 分解の結果、板バネを受けている接点端子から角棒経由で赤丸のMコネ座芯線部へ差し込まれている割ピン(円錐型接触端子)が、Mコネ座の緩みでガタついている間に変形して接触不良を起こしていたのでした。また、Mコネ座のガタつきはゴムラバーの裏にある6角ボルト(黄色)の緩みが原因のようです。
『修理作業』
 接触不良を解消するために、接点端子からの角棒下部へドリルで対向する穴1.5mmΦ(緑色)をあけて、そこからハンダを流してMコネ芯線部の割ピン(円錐型端子)と角棒をハンダ付け、そして接点端子がほぼ元の位置になる様に難儀して組み立て直しました。
Mコネ座取り付け時にネジロック剤を塗り、6角ボルトはネジ山をつぶさない程度にきつく締め付けてリペア完了としました。

 同軸切替の動作は良好ですが、高い周波数での特性は保証の限りではありません、あくまでもHF帯仕様としています。

2019年4月22日 (月)

160m DXing 1.8/1.9MHz FT8デコードをPC 2台で個別表示

 160m BandはWSJT FT8 ModeでDXing(DXCC up)に多くの局がQRVしています。
日本では1.840MHzへQRVしてくるDX局をトランシバーのMAIN側で受信して、PCのWSJTアプリでMain側のMessage画面やWaterfall,Spectrum画面を表示させています。送信はSUB側に1.908MHzをセットするSPLITオペレーションになります。

 こちらは1.908MHzのモニターとしてトランシーバーのSUB AUDIO SCOPEを駆使して、空いているキャリア周波数を決めています。
コールする際はPC画面を一度1.840MHz→1.908MHzにCHANGして送信するキャリア周波数をセットし、さらに1.840MHzへCHANGしてから相手をコールしています。
1.908MHzへQRVする局が少ない時はAUDIO SCOPEでもおおよそのキャリア周波数は検討付きますが、コールする局で混んで来ると「この辺で」と目検討でセットしてコールしています。数回コールしても応答がなかった場合はしばらくスタンバイしてから、空きのキャリア周波数でコールします。
Sub-set
  SUB AUDIO SCOPE set(黄丸)、キャリア周波数Set(黄矢印)
 このように手間ひまかけてコールするキャリア周波数を決めていましたが、ADXAのOMより 「PC 2台でMAIN 1.840MHz、SUB 1.908MHzのFT8デコード画面を個別表示させてオペレートすれば便利だよ」 とご教示があり試してみました。

 160mシーズンオフとなりましたが、デスクトップPCはこれまで同様MAIN 1.840MHzにセットして、SUB 1.908MHzにはWSJTアプリをインストールしたノートPCを用意しました。
このノートPCにはAudio外部入出力としてヘッドセットマイクの4Pのジャックが付いているだけです。3Pジャックと4Pプラグ付きの変換BOXでノートPCのマイク端子へトランシバーのSUB受信出力(スピーカーPHONES)を接続してWSJT FT8をデコードさせてみました。
コールサインやリポートは順調にデコードしましたが、ハムノイズによる縦じまがWaterfall画面に薄く現れます。AudioトランスでトランシバーとノートPCのアースを切り離せば無くなるかとは思っています。

『セットアップについて』
 変換BOXの4PプラグをノートPCへ差し込むと、ポップ画面が現れますので「ヘッドセットマイク」をクリックして「OK」とします。
レベルはノートPCのサウンドデバイス「マイク」のスライドバーをクリックしながらコントロールします。
Note-pc-audio-jack-box  
    ノートPC Audio 4Pジャック(ヘッドセットマイク)と他機器の接続Box
 
 ノートPCへ4Pプラクを差し込むと軟弱さを感じ、ノイズのこともあって他の接続方法を探っていると棚にあったUSB AUDIO CODECへ目が向きました。ずいぶん前に入手していたBEHRINGER U-CONTROLL UCA222というUSB⇔input L/R,output L/R,Optical,Head phones VR付きで、電源はUSB供給です。ノートPCのUSBに差し込んでアナログINPUT L(黄丸)へSUB受信出力(スピーカーPHONES)を接続して試しました。
Usb-audio-codec_1
                                   U-CONTROLL UCA222
『セットアップについて』
 USB端子をノートPCへ差し込むとセットアップされてWin 10の「デバイスマネージャー」「ユニバーサルシリアルコントローラー」に「USB Composit Device」と表示され接続が確認出来ます。
WSJTアプリの「Settings」→「Audio」,「Input」→「USB Audio CODEC」とセットして「OK」するとFT8のデコートが開始します。
ノート PCからはトランシバーをコントロールしないので、WSJTのトランシバー選択は「Non」としています。
1908mhz-mesage_1      
                               ノートPCの1.908MHz Mesage
 USB AUDIO CODEC UCA222のUSB接続ではヘッドセットマイクのアナログ接続と違いWaterfall画面を見てもハムノイズ(縦じま)混入無し、波形もきれいスッキリで、すこぶる順調にFT8がデコードされています。このPCを2台使用して1.840/1.908MHzのデコード画面を個別表示させる最大の利点として、1.908MHzのCQに対してDX局より1.908MHzで応答があった場合に見逃さずに済みます。
 今後の160m FT8のQRVはノートPC+UCA222で1.908MHzをデコードさせ、キャリア周波数を決定したり、コールしている局をワッチするなど気配り(目配り)しながら楽しんで行きます。

2019年4月11日 (木)

トライアック半田鏝温度調節器の製作

 4月中旬で少しずつ暖かくなって来たので、今年こそは手間のかかる無線機器の故障修理に取り掛かろうと思っています。
ADXAのOMよりプレゼントされたパーツBOXの中に「トライアック 万能調光器」キットがあったので、組み上げ半田鏝専用の温度調節器としました。
(調整→Ajustment、調節→Controlとあったので、ここでは調節器とした)

キットの基板サイズ40mm×70mmがアルミケース(YM-80/TAKACHI)にピッタシ納まったので、テフロンシートで基板銅箔部分とアルミケースの絶縁を図り、バスコーキング剤で固定し完成としました。また、トライアック(TB12B6C)の放熱板として0.4mm厚の銅板 20mm×40mmを少なめの放熱量ですが取り付けました。
 半田鏝先の温度を測れる温度計は持っていないので、どの程度温度変化しているか分りませんが使い勝手は最適です。
Photo    
                半田鏝温度調節器(朱矢印)
Photo_3
              半田鏝調節器 内部
 トライアックの出力ノイズの軽減やモーター制御など誘導負荷からトライアックの保護にもなるノイズフィルター(スナバ回路)を指定のコンデンサーと抵抗でを組み込みました。コンデンサーの一つはコンセント取り付けのスペースの都合上、基板裏で半田付けしました。
・・・『回路の電流を突然遮断すると自己インダクタンスによって電圧が急上昇するが、スナバ回路がこのスパイク状の高電圧を抑制することで、スイッチ自身や周囲の電子部品の損傷を防ぎ電磁ノイズを最小化する。(Wikipediaより)』・・・
 使用目的が半田鏝の温度調節なのでフィルター(スナバ回路)は不要と思いましたが、半田鏝のヒーターもモーター同様コイル状なので組み込みました。
1_1    
            半田鏝温度調節器 回路図
 早速、コントロール具合をチェックしたところ、VR目盛りの3~7で「ジーン」という振動音が聞えてきたのです。トライアックの振動かと、ケースを開けて振動している箇所を調べました。回路図中のCF2 0.1μF付近から聞えてくるのですが、コンデンサーが振動するものかと不思議に思い、Webサイトで検索したら「鳴くのは意図した動作」との事。
取説のフィルター部CF2の項目には0.1μF-3μFと記入されています。しかし、「ジーン」という振動音を嫌い、0.1μFをカットアンドトライで0.01μFへ交換、ほぼ振動音がなくなりました。

 普段使い慣れている48W、32W鏝の温度調節は順調に動作しています。半田付け以外のことで検討したりする時には、VRを絞り温度を下げて鏝の焼け具合を抑えています。

「トライアック 万能調光器」は秋月電子通商より格安で販売されてます。
http://akizukidenshi.com/catalog/c/cdengen2/

2019年3月 6日 (水)

160mシャントアンテナ 雷の地絡

 この冬の160mバンドをDigital mode FT8で楽しんでいます。日課のアンテナ目視点検で気が付いたのですが、シャントワイヤーの最下部をアンカーへロープで引っ張って固定している塩ビパイプ(300mm長)のインシュレータが黒焦げになっているのを発見しました。
雷様の仕業と考えられますが、3月3日の夕方に「ズシン」という音がして家屋が少し揺れたとの事、当日は外出していたの後日XYLから聞かされました。
Dscn0928_4
               落雷被害(矢印)のインシュレータ  

 塩ビパイプインシュレータの黒焦げに気が付いたのが3月6日で、発生から2日間は普段通りに160mを運用していました。インシュレータの黒焦げ部分は炭化して破断直前の状態でした。

 シャントワイヤのインシュレータとして塩ビパイプは壊れやすく絶縁不良を引き起こす可能性があり、交換に際しては碍子を使用してインシュレータを修復しました。シャントワイヤー側には波型碍子、アンカー側には卵型碍子と二重の絶縁対策をしました。アンカーへの固定用ロープはクレモナロープを使用しています。
Dscn0930_2
            波型(上)、卵型(下)碍子によるインシュレータ

 今回の雷様による被害は塩ビパイプのインシュレータだけで済みましたが、10年前にはIC-7800、IC-339D、固定電話機、ガスレンジ、茶の間TV、BSパラボラアンテナなどの大被害にあってますので2度目になりました。
最近では仲間のOMの高級アンテナも黒焦げ状態と雷被害にあっています。

 避雷としては従来の避雷針から接地による対策や落雷を抑制する新型の避雷針(PDCE)もありますが、アマチュア無線を楽しむためには避けられない被害の要因のひとつです。
気を付けてと言われても・・・荒天の場合には機器側避雷対策としてアンテナ同軸を切り離し、ローテータなどのコントロールケーブルを引き抜き、商用電源は双切りとする。雷様の通過を待って再開するのが一番の対策と思ってます。
『参考』
http://www.tohoku-epco.co.jp/weather/ Webサイトを参考に雷の動向を監視したりしています。

2019年1月12日 (土)

1.8MHz /1.9MHz Duplexerの製作

   

 最近の160m BandはDigital mode WSJT-X FT8によるDXingが大流行です。これまでアンテナマストトップまで約40m高の鉄塔へTower shunt feed antennaとしてアンテナ基部で1.8MHz にマッチングさせてこれまで160m Bandを楽しんできました。
日本で許可されているFT8などのDigital modeは1.9MHz帯の運用だけで、FT8のDxingではスプリット操作による1.840MHz受信、1.908MHz送信のシステムが必要となります。
簡易にシャック内に1.8/1.9MHzのMatching/Switching Boxを取り付けてFT8を運用し、28 Dec 2017の日付で「DXCCアワード160m」を獲得しました。
より多くのDXCCエンテティーをゲットするために、1.8/1.9MHzのMatching/Switchingシステムをアンテナ基部へ160m Band Duplexerとして製作し、Digital/CW Modeでのオペレートを楽しんでます。
Dscn0854                      1.8MHz /1.9MHz Duplexer

 160m Bandが一本のアンテナでしか運用できない我が家の敷地条件、このアンテナでFT8 DXingを楽しもうと工夫してDXCCアワードへの挑戦です。
旧システムはシャック内に1.9MHzのマッチング部を付加して、トランシバーのSEND信号で1.8MHz側と1.9MHz側を切替えてFT8を運用してきました。
これではアンテナ基部までの同軸ケーブル損失や1.8MHz マッチング部での損失で不十分な結果でした。

 今回の「1.8MHz /1.9MHz Duplexer」では損失が少くない様にマッチング部、スイッチング部をアンテナ基部へセットしました。
1.8MHz側はこれまでのセットを移設し、切替リレーまでの配線が長くなった分をVVC 300pF(Variale type vacuum condenser)で補正しました。
新設した1.9MHz側はTower shunt feed antennaから切替リレーを経由して、新設のVVCへ接続し、AA30(アンテナアナライザー)で1.908MHzの周波数で
Z=R±jXを測定します。

VVC 60pF+100pF(セラコン)でリアクタンス(+jX)をキャンセルした時のアンテナインピーダンスを求めます。
測定結果
Z=R±jX・・・16.1Ω=16.1Ω-j0.2Ω

【1.908MHzオートトランス 試作】
給電同軸50Ωへマッチングさせるために丸コアT-200 #2(赤)にエナメル線PEW 1.6mmを25回巻き、グランド側から12tでタップをとり、インピーダンス比50Ω:16.1Ωのオートトランスを製作してみました。
測定結果
Z=R±jX・・・51.1Ω=24.2Ω+j45Ω
1.908MHz VVC調整後・・・56.8Ω=53.8Ω+j18Ω
(後に給電部50Ω側のリアクタンスはキャンセルしました)
Dscn0849                  試作のオートトランス
18_19mhz_duplexer_system       1.8/1.9MHz Duplexer System for Shunt Feed Antenna

 リニアアンプを通して送信してみた結果、丸コアT-200 #2(赤)1個では300W位でリニアアンプのプロテクターが動作し、負荷異常の表示で1kWは無理で
した。
さらに、Shunt feed antenna側の切替リレー(G4F-1123T)が不良となってしまいました。原因は1kW送信での高圧がリレー接点NC,NOを融着したものと判断し、真空リレーRJ1A-26Sを入手し交換しました。

【1.908MHz 50Ω:16Ω(1kW仕様)オートトランス】
 「トロイダル・コア活用百科」のデータ上は丸コアT-200 #2(赤)2個でも耐電力900W位でした。目標の1kW耐電力とするオートトランスは丸コアT-200 #2(赤)3個重ね(接着)が妥当と1.6mm銅線をナフロンチューブに通し14回巻き(50Ω)として、調整結果GND側から8t(16Ω)でタップを付けて製作しました。
1.908MHzにおける調整の結果、
給電部(50Ω)測定データ(AA30)
SWR 1.05
Z=52.6Ω-j0.0Ω(VVC微調整後)
50Ω側補正コンデンサー 250pF、16Ω側タップ位置8t←GND
1kw_3      1kW仕様オートトランス/リアクタンスキャンセル250pF/50Ω

-追記-

 切替リレー(G4F-1123T)のNC,NO接点の融着原因は配線の半田付けミスでNC,NO端子が流れた半田によってショートされていたのでしたHi
Shunt feed antennaの裸のインピーダンスは67.5Ω+j13Ω≒68Ωですので1kW送信で√P×√R=Vから≒259Vですのでリレー接点を融着させるほどの高電圧(DC750V,AC600V)ではありませんでした。
18_19mhz_duplexer_jan_2019
                            1.8(R side)/1.9(L side)MHz Duplexer
Rj1a26sm_conector
                            RJ1A-26S(26.5V/335Ω 2.5kV/14A)
18_19_machi_sw_box_4
          1.8/1.9MHz Duplexer(Matching/Switching)

 「1.8MHz/1.9MHz Duplexer」のコントローラーはトランシバーのSEND端子からの信号で真空リレー(RJ1A-26S)26.5VをON/OFFするためにADXA OMの設計による回路構成でSEND端子には12V以上の電圧が掛からない様に工夫しています。Auto Tuner用にSEND Lock SWとして1.9MHz側へセット出来るようになっています。
真空リレーへのDC26.5VとAC/DCインバーターの100VラインにはコアタイプのRFCを挿入しています。さらにAC100Vラインに避雷のアレスターを取り付けました。

Dscn0864_2

18_19mhz_duplexer_controller_3

                                1.8/1.9MHz Duplexer Controller

18mhz19mhz_duplexer_fig

                           1.8/1.9MHz Duplexer Control system
 

 運用ではトランシバーの送信ディレーを15msへセットして、送信時にリレーが切替る前に「1.8/1.9MHz Duplexer」へパワーが掛からない様にしています。この「1.8/1.9MHz Duplexer」で160m Digital Mode FT8を楽しみ、DXCCのエンテティアップを目論んでいます。
『JA7NI,JA7ZF OM'sオートトランスのリアクタンスキャンセル(補正C)、コントローラー回路設計におけるアシスト VY TNX』
1.8/1.9MHz Duplexerシステムの全体図

160m-duplexer-sys_20200910082401


-追記-

 システムは順調に稼働し、CWやFT8で多くのnew oneを獲得しいます。DuplexerのVacuum Releyの動作時間をチェックした結果、トランシバーの送信デレィーを10mm secにセットして運用しています。
 コントロールパネルの文字印刷は左のレタリングスタイルからマルチラベル用紙へWord印刷して貼り付け、見栄えを良くしたつもりですが性能には全く関与しません。

2018年6月19日 (火)

Anritsu SG MG3602A 入手

 RF信号を測定するようになってから半世紀、夢にまで見たSSG 標準信号発生器(Standard Signal Generator)をついに入手しました。もちろん、中古の測定器です。
そのSSGは1980年頃?に発売されたと思われれる「Anritsu SIGNAL GENERATOR MG3602A 0.1-2080MHz」発売時の値段は高額で、とても個人で購入しようとは考えなかったものです。
中古品の中でも最古参と購入にかなり迷いましたが、デジタルSSGと言えばこの風ぼうのイメージがありました。

Mg3602a-blog

               Anritsu SG MG3602A
 このSSGは岡山県笠岡市にある電子商会より購入できました。開梱して分かった事ですが取扱説明書は不在でした。取説の有無を確認して購入すれば良かったと反省しています。

早速、外カバーを取り外し抜け落ちや緩み等をチェックし、火を入れて数時間後にスペアナで周波数などを確認しました。(AF OSC(20Hz~100kHz)はオプションのようで、動作しません)
歳月を感じさせない十二分な動作状態に感動しました。
(・・・さすがmade in Japan "Anritsu")
ロータリーエンコーダーの2個のツマミが黄ばんでいたので、漂白剤ハイターに一昼夜漬け込んで写真の様に白っぽく仕上げました。

このMG3602Aの大きさ、重量は135.2mm H×426mm W
×451mm Dで16kg、その仕様についは下図の通りです。
Mg3602a_spec
 取説がありませんので操作やセッテングの情報をWebサイトから探り得ました。基本的な周波数のセット、Output Power(Level set)、Modlationなどの操作は可能になりましたが、SPCLの内容やセットについては不明です。(LCDのバックライトのON/OFFを発見!)
<<後日、SPCLプログラムコードは入手出来ました>>
現役時代の操作感覚でそこそこいじくってはいますが、何をどこにセットしたかをすぐに忘れるので、備忘録として下記の操作資料を作成し、新たな操作手順を追記しています。
Manual_jpeg_2
              操作マニュアル(備忘録)

 夢にまで見た標準信号発生器 SSGを手に入れ、これからはアマチュア無線機の調整に大活躍してくれるものと信じて、日々操作訓練に明け暮れています。

【追記】
 SPCLのコード一覧表が入手出来、キー操作でチェックしています。メールでの提供に感謝し、御礼申し上げます・・・Yasuさん、ありがとうございました。

2018年5月14日 (月)

タッチペン≠手作りタッチボウ

 

 最近のトランシバーは液晶パネルでSpectrum Scopeが表示され、バンド、モード、アンテナなどはタッチパネルで切替えます。これにはiPod/iPhoneのようなドラッグ、フリック、ピンチイン・アウトの機能はなく、指で軽くつっつくタップ操作のみです。使い込んで来るとパネル表面へたくさんの指跡が残り気になり、OMより教わったママレモンを水で薄めテッシュペーパーにしみ込ませ、軽く拭きとり指跡を落としました。
(エタノールやシンナーなどで液晶パネルの油落としは厳禁との事です)

 これから液晶パネルを汚さないためにはタッチペンがベストと考え、Webサイトでの検索結果、いろんな種類があり選択に迷いました。
そうだ、消しゴムを削ってボールペンの先に取り付けてみようか、などと自作を思い立ち、タッチペンでなくタッチ棒を作ってみました。
Photo
               自作のタッチ棒

 材料は引き出しの中から選びました。タッチ部分はビニールの黒筒(ダイヤモンドヤスリの柄の部分)で柔らかく、先が丸く、少し厚手のものです。
握り部分は竹串の先をカットして、吊り下げられるように六角レンチを差し込んであったバネ状のものを取り付けてから黄色エナメルで塗装、これは目立つよう、捜しやすいようにするためです。(どこにいった、どこへやった防止)
ビニール筒の先にタップのショックを和らげるため綿棒の綿を少し詰め込み、竹串の塗装が乾燥してから差し込んで完成です。
Photo_2

 これに輪っかを付けてリグの傍にぶら下げて、いつでも使える様にしました。液晶パネルのタップ操作にタッチ棒は抜群な使い勝手ですが、指タップの癖が抜けずに苦しんでます。 (当分ママレモンは必要かも Hi)

2018年5月11日 (金)

Common mode Filterの製作

 160mの運用時にLANへインターフェアー(RFI,EMC)が発生するお話を聞いて、対策としてLANのラインへフィルターを入れると同時に、160mアンテナ給電部側の同軸にコモンモードフィルター(CMF)を取り付けて回避できないかと考え、丸コアを使った2種類(キャンセル巻き/W1JR巻き)のフィルターを製作しました。

1. LANのラインフィルター(2組製作)は下図の丸コア(H5B/TDK)外形27mm、内径11mmへ15回のキャンセル巻きで作り、インダクタンス
は5mH位ありRFI阻止に効果があるはずです。(インダクタンスはLCR612(ΔTEX)で測定)

Line_filter_2            巻き方(大進無線HPより)

2. アンテナの給電同軸に取り付けるCMFは10本位製作しています。これらはTDK 2Z20,H5B,H5C2等の丸コアにRG-55/U同軸を3-6回巻きつけ、3-10個シリーズとして多くの種類を仕上げてきました。中にはLCR612
(ΔTEX)による測定で1.5mH程度のインダクタンスが表示されたものもあり、コモンモードの阻止には十分な効果があるのではと考え使用していました。
Cmf_s_3
          Band別にセッテングしてあるCMFs
 今回は160m用としてコア材FT114を6個シリーズで1個あたりRG-55/Uを2回のW1JR巻きで製作し、インダクタンスの測定だけではなく、近年入手したAA30(アンテナアナライザー)でインピーダンスも測定しました。
Makikata9
                      W1JR巻き方(大進無線HPより)
写真の右端が新たに製作したCMF(白色)でM座、N座コネクタとRG-55/Uの接続にはテーパー管を使用しています。
測定結果
インダクタンス   L 175μH(LCR612)
インピーダンス  Z 3.3kΩ(AA30)/1.825MHz
コモンモード減衰 -30dB以上(下図参照)
Z_att_2
              (大進無線HPより)

 ここで、以前製作したCMF(TDK H5C2 RG-55/U 6回単純巻き 3個シリーズ)
のインダクタンスが1.1mHだったのでコモンモード減衰量を期待し、これを白色に塗装して再び組み上げインピーダンスを測ってみました。
測定結果
インダクタンス  L 1.1mH(LCR612)
インピーダンス Z 1.5kΩ(AA30)/1.825MHz
コモンモード減衰量 -23dB(換算表より)
Photo_2
                        白塗装で仕上げた1.1mHのCMF

CMF 減衰量比較   Z測定周波数1.825MHz
L:175μH  Z:3.3kΩ -30dB   コア:FT144(W1JR巻き)
L:1.1mH    Z:1.5kΩ -23dB   コア:H5C2(単純巻き)
考察
 これまでCMF(コモンモードフィルター)としてはインダクタンスの値が大きいとコモンモード減衰量が大きくなるものと想定していました。
CMFの製作は使用する周波数でインピーダンスZが高くなる様にコア材と巻き方を選択します。インピーダンスZが高いほどコモンモード減衰が大きく、CMFによるインターフェアー(RFI,EMC)阻止が有効となるのです。

【追記】
 AA30アンテナアナライザーは数nH~100μHまでがインダクタンスの測定範囲であると取説に書いてありました。そこでCMF 1.1mHにおけるAA30のインピーダンス値1.5kΩは測定範囲外かと疑問をもったので、スペアナにて1-30MHzの減衰量を測定してみました。
Cmf_11mh
                            CMF 1.1mHの減衰特性

スペアナ測定 -23dB、
AA30測定 -23dBと同程度の減衰量でした・・・ほっ!?!

2018年3月21日 (水)

USBケーブル一本のDigital Mode Interface Part3

 USBケーブル一本のDigital Mode Interface Part3ではN1MM Logger+のセッテング及びIC-7610トランシーバー側のUSB仕様のセッテングついて記します。
(USBケーブル一本のDigital Mode Interface Part1ではUSBドライバーのダウンロードやインストール方法、JTDX(WSJT-x)へのセッテングについて、USBケーブル一本のDigital Mode Interface Part2ではMMTTYやDigitalSound CWへのセッテングについて記してます)

MN1MM Logger+のUSB接続のセッテングについて
 ここではN1MM Logger+で運用されている事を前提にしてセッテングの様子を記します。
COMナンバーについて、ICOMホームページよりIC-7610グループのドライバーをダウンロードしてインストールします。
PCとIC-7610トランシーバーをUSBケーブル一本(USB Aオス-Bオス)で接続し、トランシーバーの電源をONにします。
PCのデバイスマネージャーを開き、下記のポート(COMとLTP)からナンバー確認すると、こちらではCOM6COM7の表示でした。
Com_port_3

CWコンテストを立ち上げてある場合』

Config→Configure Ports,Mode Control,Audio,Other...をクリックする。
N1mm_config_cw_1

Configurer→Hardware→PortはCOM6,RadioはNone,Digi,CWOtherにチェックを入れ、SetをクリックしてCOM6 DetalisのDTRはCW,RTSはPTTとしてOKとする。
Configurer_hardware_2

次に、Configurer→Hardware→PortはCOM7,RadioはIC-7600、SetをクリックしてCOM7 DetalisのSpeedは19200,DTRはAlways off,RTSはAlways off、Icom code(hex) 7AそしてPTT via Radio Commanddigital Modeにチェックを入れOKとする。
追記
WSJT-xのRigにIC-7610が追加されたので、Configurer→Hardware→PortはCOM7,RadioはIC-7610、SetをクリックしてCOM7 DetalisのSpeedは19200,DTRはAlways off,RTSはAlways off、Icom code(hex) 98、そしてPTT via Radio Commanddigital Modeにチェックを入れOKとする。
Configurer_hardware_2_2
*** Radio「IC-7600」とSetしてあるのは他のアプリFT8運用のWSJT-xに「IC-7610」が不登録のため、CAT(CI-V)のドライバーが同族の「IC-7600」としてCI-Vコードを98h→7AhへIC-7610側で変更してIcom code 7Aとしています ***
追記
WSJT-xのRigにIC-7610が追加されたので、Radio「IC-7610」へセット、CI-Vコードは7Ah→98とします。

 IC-7610トランシーバー側のUSB SEND/キーニングのセッテングについては下図の通りです。
Usb_setting_cw_ic7610

 以上、N1MM Logger+に於いてUSB:ケーブル一本でCWインターフェースする場合のセッテングについて記しました。
相手コールサインを入力し、KeyBoard F2キーを押すとCWでIC-7610トランシーバーから、コンテストナンバー等が送信されます。
Call_input
 
 自局のコールサインやコンテストナンバーはN1MM Logger+に事前に入力しておく必要があります。そしてCWのキーニングスピードやLoggingもN1MM Logger+のアプリ操作でコンテストを運用しています。

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
RTTY(FSK) コンテストを立ち上げてある場合』
 こちらのN1MM Logger+1のRTTYはMMTTYをRTTY Engineとして下図のように配置し、EXT FSKでキーニングさせてます。
N1mm_rttty_op

 USBケーブル一本によるRTTYセッテングのConfigやHardware→Port「COM6」,Port「COM7」については、CWセッテング時を変更する必要がありません。

PC画面の下のエクスプローラーにN1MM Logger+を立ち上げると、並んでEXT FSKが表示されます。これをクリックしてEXTFSK画面でPortはCOM6を選択し、FSK outputはDTR、PTT outputはRTSとセットしてEXTFSK画面を矢印をクリックし閉じます。
Ext_fsk_exp
Ext_fsk_set

下図RTTY Engineの「オプション」→「設定画面」→「送信」→Radio CommandをチェックしてOKをクリックして下さい。
追記
WSJT-xのRigにIC-7610が追加されたので、下図のRadio CommandのCommands Init IC-7610 xx=98とセットしてOKをクリックします。
Radio_command

下図Sound CardのセッテングをRealtek High Defintion→USB Audio CODECへチェックし、OKとする。
Sound_card_set


IC-7610トランシーバー側のUSB SEND/キーニングのセッテングについては下図の通りです。
Usb_key_rtty_2

 以上のセッテングでN1MM Logger+のRTTYコンテストをUSBケーブル一本のインターフェースで楽しめています。
RTTYなどをデジタル信号でデコードするので、ミスプリントが少ない気がしています。1kW運用時はRFカブリによるものか、送信誤動作が発生する事もありパッチンコァーをIC-7610側に3個、PC側に3個挟みRFI対策して運用しています。

2018年3月12日 (月)

DXCC 160m 受賞

 アマチュア無線局を開局して短波帯で世界と交信するのが少年時代からの夢でした。マイホームを購入する際は田圃一枚(300坪)程度の広さと、アース条件の良好な場所をと考えていました。その目的は160m Bandのアンテナを展開し、他のBandと共にDX交信を楽しむ無線三昧と自給自足の晴耕雨読でした。

 夢は夢、現在アンテナを展開している土地は100坪弱、ここに大小2基のタワーを建立し160m Bandのアンテナはタワードライブのシャントフィード(リモートチューン+トランスマッチ)、このアンテナで100エンティティを目標に2011年からARRL「DXCC 160m」のアワード取得に取り組んできました。
2017年の暮れにデジタルニューモード FT8の運用効果もあって、100エンティティを超えてDXCC 160mのアワードが申請出来ました。
結果、申請ミスもあってやっと3月12日にARRL DXCCより「DXCC 160m」2017年12月28日付けの賞状を受け取りました。
160m_dxcc

 このARRL DXCCアワードはこれで完了ではなく、世界には現在340エンティティがあり、160m Bandで340エンティティ全てと交信するには現状の無線設備では不可能に近い目標でもあります。
現在、DXCCは104エンティティではありますが、少しづつ増やす事を楽しみに健康で生涯DX交信に取り組みたいと願っています。

2018年3月 8日 (木)

USBケーブル一本のDigital Mode Interface Part2

 USBケーブル一本(USB Aオス-B-オス)のDigital Mode Interface Part2ではMMTTYDigtalsound CW)のセッテング及びIC-7610トランシーバー側のUSB仕様のセッテングついて記します。
(USBケーブル一本のDigital Mode Interface Part1ではUSBドライバーのダウンロードやインストール方法、JTDX(WSJT-x)へのセッテングについて記してます)

MMTTYのUSB接続のセッテングについて
Mmtty
MMTTY 「オプション」→設定画面をクリックします。

Mmtty_radio_command
「送信」の「Radio Command」をクリックし、Port DifinitionのPortはCOM7、Baudは19200 Commandsのxxは7Aとし「OK」をクリックします。
ここで、COM7はCI-VのSerial Port、Baudは9600→19200、7AはCI-Vアドレスで他のDigital ModeアプリのJTDX(WSJT-x)にIC-7610が未登録となっているので、USBドライバー同族のIC-7600のCI-Vアドレス「7Ah」へとIC-7610側で「98h」から「7Ah」に変更しています。
追記
WSJT-xのRigにIC-7610が追加されたので、Radio Commands Init IC-7610 xx=98としてOKをクリックします。
Mmtty_soundcard
設定画面の「Sound Card」のマイク、スピーカーをRealtec High Definition AudioからUSB Audio CODECへ設定変更し「OK」をクリックします。

Mmtty_extfsk
FSKはPort EXTFSKをセッテングしていますので、Win10画面のエクスプローラーのRTTYマークへマウスポインターを移動させ、EXTFSK 1.05をクリックすると下記の設定画面が小さく表示されます。
Mmtty_extfsk_status_2
PortはCOM6、FSK outputはDTR、PTT outputはRTSをチェックしてStatus:OKをクリックし画面を閉じます。

トランシーバーIC-7610のUSB仕様のRTTYセッテングについて
Usb_key_rtty

以上、PCアプリのMMTTYとIC-7610側をセッテングしてRTTYのQSOを楽しんでいます。
しかし、最近はFT8人気が高く、RTTYのQSOはコンテスト以外では極少数です。


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Digitalsound CW(DSCW)のUSB接続のセッテングについて
Dscw
このソフトはRTTYで交信している様な感覚でCW QSOが出来、CWの手打ちが下手なので大変重宝しています。

今回PCとトランシーバーを一本のUSBで接続しDigital Mode InterfaceとするためにDSCWを下図のようにセッテングしていきます。
Dsc_com
COMナンバーのセッテングについはPCのデバイスマネージャーを開き、下記のポート(COMとLTP)からナンバー確認する。こちらのCOM設定はCOM6としました。Com_port
Dscw_kcont_2
Key ControlはDTRとしました。
(トランシバーのUSB SEND/キーニング USBキーニング(CW)にてUSB1(B)DTRとセットしています)

Dscw_mic_set
PCのマイクをSound DeviceでRealtek High Audio Definition Audio→USB Audio CODECとします。

Dscw_sp_3
                          
Dscw_sp_set
PCのスピーカーをRealtek High Definition AudiotoからUSB Audio CODECとします。
Digitalsound CWのセッテングは以上でファイルの「上書き保存」を実行します。
なほ、Digitalsound CWの使いかたについてはDSCWホームページを参考にして下さい。

IC-7610トランシーバー側は下図の手順でセッテングする。
Usb_key_cw_2

 IC-7610トランシーバーとPCの間をUSBケーブル一本の接続で、Digitalsound CWからのコントロールによるCW QSOが楽しめています。
♪  - -・  ・-・・    ・・-・  -・・・    - -・-  ・・・  - - -  (^^♪

USBケーブル一本のDigital Mode Interface Part1

 Digital Mode Interface(DMI)は自作で楽しんできましたが、近年はUSBケーブル一本での接続が主流となりつつあります。我がシャックにもRFダイレクトサンプリング方式、リアルタイムスコープ搭載、デュアルワッチのできる新スプリアス対応機ICOM IC-7610が鎮座しました。

 早速、ICOMホームページよりIC-7610グループのUSBドライバーをダウンロード、解凍しDriverを開き、こちらのPCは64タイプを指定しました。それぞれ下図の様に表示されマウスクリックで処理していきます。
Dl_2
最後にCP210xVCPInstaller_x64をダブルクリックしてインストールします。それからPCとIC-7610をUSBケーブル一本(USB Aオス-B-オス)で接続してトランシーバーの電源をONとすると、PCのデバイスマネージャのポート(COMとLTP)に下記の様に表示(緑下線/青下線)されます。
Com_port_2
こちらのPCにはCOM6,COM7と表示されました。

 Digital Mode JT65,FT8の運用ではJTDX(WSJT-x)を使用してQSOを楽しんでいます。トランシーバーとのCAT(CI-V)でPTTやバンド切替を行うSerial ContのJTDX、Settings「Radio」は下図のようにセッテングしています。
Settings
Serial PortはCOM7、Rig Icom はIC-7600、Baud Reteは19200、PTT Method PortはCOM7/CATとセッテングします。他の項目は上図のようになっています。
ここで、Rigの項目でIC-7600としているのはJTDX(WSJT-x)へIC-7610が未登録となっているので、USBドライバー同族のIC-7600のCI-Vアドレス「7Ah」へとIC-7610側で「98h」から「7Ah」に変更しています。
追記
WSJT-xのRigにIC-7610が追加されたので、RigはIcom IC-7610としてOKをクリックします。
Audio
AudioのInput,OutputのセットについてはPCのマイク、スピーカーともに、▼マークをクリックしてRealtek High Definition AudioからUSB Audio CODECへ設定変更します。


 トランシーバーIC-7610のUSB仕様のセッテングについて
Usb_set
とセッテング終了したら、トランシバー側の変復調をUSB-D2とします。
訂正
WSJT-xのRigにIC-7610が追加されたので、CI-Vアドレスを98としてセットします。
Mode
USB-D2にするにはモードの「DATA」を長押してD2を選択します。

***トランシーバーの電源を入れてからPCのJTDXなどのアプリを立ち上げて下さい***


 USBケーブル1本のセッテングについては理解不足で結構難儀しました。Webサイトの検索結果、お手本となる月刊FBニュースの「テクニカルコーナー・IC-7610でFT8モードを運用する」は難儀した後に大発見しました。http://fbnews.jp/201712/technical/index.htmlにより詳しい解説が掲載されてます。
備忘録としてJTDX(WSJT-x)のセッテングについて記しましたが、次回はMMTTYなどのUSBケーブル一本によるセッテングについてもPart2として記したいと思っています。

【参考】
CAT(Computer-Aided Tuning)、CI-V(Communication Interface V)
パソコンにインストールした通信用アプリを利用してトランシーバをコントロールするシステムです。
CAT/CI-Vをセットすることでデジタルも含めていろんなモードでパソコンモニターと向き合って交信が楽しめます。また、ロギングアプリによりコンテストログの記入や集計がパソコン処理され、迅速な提出も可能となります。
このCAT/CI-Vシステムで世界中とつながる夢が増幅されます。

2018年2月10日 (土)

VESAマウントなしモニターを2連自在アームへ取り付け

 コンテストロギング、デジタルモードのアプリやトランシバーのデスプレーを22インチPCモニター2台に表示させ、アマチュア無線を楽しんできました。
これまでは机上にモニター台スタイルでしたが、目の前に小型の機器をセットするのにこの2つのモニター台が邪魔になり、2連の自在モニターアームでPCモニターを宙づりセット出来たらと常々考えていました。

Settings_image
                   PCモニター セッテングイメージ
しかも、シャックで使用中の22インチのPCモニターは2台ともVESAマウントなし、自作の架台を思案してWebサイトを検索し、X型のクロスホルダーを見つけて取り付けてみました。

61lrsidv1nl_sx355__2
                 PCモニター用 クロスホルダー
 このX型のクロスホルダーはタブレットに専門開発されたモニターアーム用のクランプ式ホルダー(鋼鉄製 自重:600g,耐荷重:約8kg)で、モニターの厚さ7cm以内、長さ28-58cm以内との事、シャックのVESAなし22インチモニターをVESA規格の金具にセットしてホールド出来ました。

Monitor_hold
              クロスホルダー VESAマウントへ取り付け

上の写真のようにクロスホルダーをVESAマウントに固定し、机上にセットしたモニターアーム 2画面設置 10-24インチ 2~8kg対応(LOCTEK) へ2台の22インチモニターを取り付けて省スペースとポジション自在を堪能しています。
(VESAマウントへクロスホルダーを取り付けにはPCモニターの高さでスライド調整、PCモニターの厚さで4カ所のグリップの長さ調整が必要となります)

Monitor_arm
                  セッテングしたモニターアーム

My_shack
              シャックの22inch×2モニター配置

 PCモニターを新規購入の際はVESAマウント付きを確認し、すでにVESAマウントなしをお使いの場合は自在アームへ取り付けに一工夫が必要と思います。
他局の宙づりPCモニターを見ていて、我シャックもPCモニター位置の自在なセッテングでやっとデジタル時代に追いついたかな?と感じてます。




2017年12月12日 (火)

V6(FSM Phonpei Is.)のはばぎぬぎ・忘年会

 V63DX 井川氏がV6(FSM Phonpei Is.)からのペデションでDigital mode FT8を運用し、多くの成果を得て帰国しました。Low bandを中心としたFT8のQRVで一部のADXAメンバーもV63DXとQSOが出来ました。
特に80m Bandでの活躍の様子がVK2DX Nick氏が発行する
DXING TODAY」で伝えられました。
 
 V6(FSM Phonpei Is.)からの無事帰国とペデションの「はばぎぬぎ」を兼ねて、大曲駅前(大曲全国花火競技大会・会場)近くの割烹「大和」にてADXAメンバー有志で「忘年会」を開催しました。
(暴風警報や暴風雪警報が発令・・・合言葉/ADXAの宴会だば荒れるんしな!!)

Adxa_2
    THE AKITA DX ASSOCIATION   ADXAメンバー有志

 V63DX 井川氏よりペデションの報告とDigital mode FT8オペレーションでのノウハウが紹介されました。CQへの応答には「Call 1st」をチェックしていたので、ADXAメンバーのコールが見えても時間差で後回しとなったメンバーはクリックで応答してくれたの事でした。

忘年会は美味しい日本料理・日本酒に舌鼓で盛会となり、ついには「てずま」が飛び立す演芸会へと賑やかとなり、あっという間に帰宅の電車時間と相成りました。

 今回は秋田駅から電車で50分の大曲駅の近く、久々に電車に乗るOMsが多く「乗り方忘れた」「セレフ ドアオープン・クローズ」の乗車・下車などへ手間取っての集合・帰宅でしたHi

こちらは自作した「160m Digital Mode(JT65,FT8)QRV Box」 をリュックに背負い持参し、紹介しました・・・メンバーは銅板の輝きに驚嘆の様子でした。





 

2017年10月23日 (月)

160m Digital Mode(JT65,FT8)QRV Boxの製作

 短波帯におけるコンデションがパッとしない日々が続いています。ところが、最近WSJTのJT65,FT8などのDigital mode(F1D)普及により短波帯でもPoor コンデション何のそのでDXingが楽しめています。
特に6mではJT65によりワールドワイドにQSOが可能となり、この夏は6m DXCCのEntity upで喜んでます。そろそろ160mのシーズンへ突入しますが、2匹目のドジョウを狙ってFT8などでEntity upを目論んで「160m Digital Mode QRV Box」を製作しました。

Jt65_ft8box_3
         160m Digital Mode QRV Box(Matching & Swiching)

 160mでDigital mode(JT65,FT8)などを運用するには、日本の許可している送信周波数が1.9MHz帯で、
世界を相手にDXingを楽しむには一工夫要ります。ほとんどの国々は1840kHzへQRVしていますので、これを受信してBand Activty画面に相手のコールサインを表示させます。
しかし、日本からは1908kHz(FT8)で送信するという、トランシーバー側でSplit Settingをしなければなりません。

 本来は送信(1908kHz)/受信(1840kHz)の2本のアンテナでの運用がベストと思います。しかし、狭い土地で160m帯のアンテナを2本設置すれば互いに影響しNGです。
そこで現用のシャントフィードアンテナをリモートチューニングで1840kHzへ同調させ(SWR 1.5)、さらに1908kHzへ同調させるためにコイルとオートトランスでマッチング(SWR 1.2)させ、これをトランシーバーのPTT(接点渡し)にて受信、送信の系統を2個のリレーで切替える「Matching & Swiching」Boxをウオルボックス(WB-1AOJ)にアッセンブルし、シャック内に取り付けました。
160m_qrv_box_3
                               160m Digital Mode QRV Box 回路図面

 手順として1840kHzへ同調させたアンテナをシャック内でアナライザー(AA-30)の測定周波数を1908kHzにセットしてZ=R±jXを測定します。

(Z)24.8Ω=(R)4.2Ω-j(X)24.4Ω 表示

-j(X)24.4ΩをキャンセルしてR分とするため約2μHのコイルが必要となります。コイルでキャンセルするとR分は少し増え4.9Ω位となりました。

そこで、4.9Ωから50Ωへインピーダンス変換するために、T-200 #2(赤)のコアーへテフロン被覆の撚り線を25回巻き(t)、4.9Ωタップを探りました。
(25tを50Ωで終端、アナライザーのホット側へ針を付け25tのエンドとの間で(R)4.9Ωを探針)
結果、25tのエンドから9tでした。この9tのタップへコイルの出を接続しますと4.9Ω: 50Ωのオートトランスに仕上ります。

こうして、調整されたコイルやオートトランスをセットします。M座コネクターへ1840kHzに同調させたアンテナを接続し、アナライザー(AA-30)にてN座コネクター(50Ω)側でSWRが最良となるようにコイルを微調します。完成すればトランシーバーのPTT(接点渡し)でリレーをON/OFFして受信時は1840kHz側、送信時は1908kHz側へと切り替わります。

測定結果(Antenna Analyzer AA-30)
1840kHz 受信側
(Z)45.9Ω=(R)42.2Ω-j(X)18.2Ω SWR 1.5
1908kHz 送信側(調整後 コイルインダクタンス  0.73μH) 
(Z)57.6Ω=(R)56.9Ω-j(X)9.2Ω   SWR 1.24

 
今回製作の「160m Digital Mode QRV Box(Matching & Swiching)」はアンテナ給電部へ設置すれば効率のよいシステムとなります。とりあえず今シーズンの160mはこれでJT65,FT8 のDXingへ挑戦してみます。
世界のDXerが1908kHzをワッチしてくれることを期待して「CQ DX JA7GYP」を出し続けたいと思っています。

追記
  1908kHz送信時のRed LEDパイロットランプをウオルボックス上部へ取り付けました。PTTをONにするとDC12Vが
リレーへ供給され、1908kHz側へ切替っていることをRed LEDの点灯でチェックしています。
気になっていたオートトランスを固定するネジを金属から6mmのアクリルネジへ交換しました。
Dscn0408
    Red LED パイロットランプ、アクリルネジで固定のオートトランス

2017年10月 9日 (月)

CAT REMORTE(CI-V)用 Parallel terminalの製作

 最近のWSJT-XのFT8を含めてデジタルモードのDX運用はPC(パソコン)を駆使して賑わっています。近年はUSBケーブルでPCとトランシーバーを接続し、ドライバーをインストールすることで複雑な接続から回避されます。

 現在こちらが運用しているデジタルモードのシステムは旧態依然でインターフェースBoxを自作して、下図のようにPCとトランシーバー(IC-7800)を接続し運用しています。
Digital_mode_if_sy_2

                             Digital Mode Interface(DMI) Operation sys

 PCとDMI(デジタルモード インターフェース)の接続について
1. PCサウンドのMIC/SPをDMIでレベル調整してトランシーバーのACC(アクセサリー)コネクターに差し込んでいます。
2. 周波数、バンド、モードなどのデーターのやり取り(CAT(CI-V))はUSB Seriarl変換ケーブル(FTDI USBシリアル変換ケーブル(TTL-232R-5V))を改修してトランシーバーのREMORTE(CI-V)へ差し込んでいます。
3. PTT、RTTY、CWなどはUSB Seriarl変換ケーブル(EasyWordMall HL-340 RS232 9pin)を使い、DMIにてホトカップラー出力でキーニングしています。
詳しくは「面白表示のDigital Mode Interfaceの製作」をご覧ください。


 上記のUSB Seriarl変換ケーブルを使うためにはドライバーが必要ですので、FTDI社のWebサイトよりWin10版をダウンロードします。
                         ↓
PCのUSB端子へ2本差し込むと、Win10のデバイスマネージャーに「ポート(COMとLTP)」が表示されます。
「USB Serial Port(COM5)」・・・for CAT(CI-V)
「USB SERIAL CH340(COM4)」・・・for RTTY key→TxD,CW key→ DTR,PTT→ RTS
                         ↓
 デジタルモードアプリのRadio Settingsにて
CAT(CI-V) Control→COM5
PTT Method RTS→COM4
とします。

 などと、自作のDMIを介してデジタルモードでのQSOを堪能しています。
しかし、このCAT(CI-V)をリニアアンプのバンドチェンジ、周波数トラッキングな
ど複数機器で活用してみようと、RMORTE(CI-V)用のパラレルターミナルBoxを製作しました。
Parallel_tarminal
                            REMORTE(CI-V)用のParallel terminal
 BoxはDC/AC Inverterの空きケースを利用しました。図面や配線の様子は公開致しませんsri 製作はいたって簡単でケースにドリルで穴をあけ3.5mmミニジャック(金)を4個取り付け、パラレルになるように半田付けすれば完成です。
ミニジャックは接触不良を嫌い、こだわりの金メッキタイプを使用しました。

 CI-Vをパラにして使用する際はデーターやり取りでガチンコ(Collision)し、機器側の動作不良が発生するとの事です。
そこで、機器側のシリアル変換のTxD側でコリジョン(Collission)防止のダイオード(電圧降下0.5V以下)を入れて対策します。
このシステムで使っているシリアル変換ケーブル(TTL-232R-5V)は抵抗でCollision対策されていてダイオードをTxDに付加したら、トランシーバーとPCがやり取りしませんでした。
(ダイオード取付けの場合はTxD側がカソード(K)、CI-Vホット側がアノード(A)です)

 遅ればせながらリグコントロール(CI-V)でリニアアンプの自動追従、QSY時のアンテナも自動切替えと、トランシーバーとPCでオペレート出来るシステムでQSOを楽しもうか
と考えています・・・とどのつまり、リモート運用Hi

2017年8月30日 (水)

ハイレゾ ヘッドホンアンプ HUD-DX1 試聴

 昔Hi-Fiそして今やハイレゾ・・・High-Resolution Audio(高解像度オーディオ)という新規格でSSB音をモニターするために、USB/DACの先駈けHUDシリーズであるDSD/DXD nativeのハイレゾ・ヘッドホンアンプ「HUD-DX1 BLACK(Audinst Inc.)」をサウンドハウスより入手してみました。

Audinst_huddx1bka
     HUD-DX1 FRONT Side          HUD-DX1 REAR Side
 
 愛用のIC-7800トランシバーにはOPTICALのSPDIF IN/OUT端子があります。Hi-Fi SSBではコンデンサーマイク(ラージダイアフラム)とアナログMixing Ampを使い、Mixer出力をOPTICAL変換し、トランシバーのSPDIF INへ差し込んでHi-Fi SSBを楽しんでいます。
これのモニターはトランシバーのPHONESジャックにヘッドホンを差し込んで、変調音や受信音の音質をチェックしています。
 今回は使っていないトランシバーのSPDIF OUT端子を活用して、このデジタル出力を「HUD-DX1」OPTICAL/アナログに変換し、「HUD-DX1」の特徴であるハイレゾな音質でSSB音をヘッドホンで試聴してみようと思い付きセットしてみました。

HUD-DX1の特徴
■高い解像度と空間再現力を得るために高音質パーツを使用し、最大32bit/384kHzのハイレゾ音源を再生します。
ESS社の高性能DACES9018K2M」を搭載。DSD(2.8/5.6MHz)または、DXD(352.8/384kHz)をフォーマット変換することなくネイティブ再生することが可能です。
2つのオペアンプは交換が可能で、音質を自分好みのサウンドにカスタマイズが可能です。
■オペアンプは、新日本無線社のHi-Fiオーディオ専用「MUSES8920」を搭載。バランスが良く、低い歪み率と優れたS/N比を実現します。
■ヘッドホンアンプ部には、テキサスインスツルメンツ社の「TPA6120A2」を搭載。デフォルトでは300Ω以下のヘッドホンに最適化されていますが、本体内部のジャンパーを挿し変えにより、600Ωのハイインピーダンスヘッドホンにも対応。

HUD-DX1
の仕様
■出力:ヘッドホン端子2系統(6.3mm/3.5mm)、ライン出力1系統(RCA)、デジタル出力1系統(OPTICAL
■入力:USB端子1系統、光デジタル入力1系統(OPTICAL
■寸法:幅 104mm x 高さ 34mm x 奥行 120mm

■重量:300g(本体のみ)
AC動作推奨ですが、USBバスパワーでの使用も可能です。

Optical_system
                     OPTICAL SPDIFによるハイレゾオーディオモニター系統 

 IC-7800OPTCAL SPDIF OUTはMain側-Lch、Sub側-Rchへ出力されます。このまま「HUD-DX1」でモニターするとヘッドホンからは片chずつしか音が出ません。両方に同じ音を出す工夫として、ヘッドホンプラグでLとRをショートしてモノ仕様としています。
 こうして
ヘッドホンアンプ「HUD-DX1」を通してIC-7800のSPDIF出力を
モニターすると「気分最高な音質」でラグチュウが出来ます。High-Resolution Audioという新規格で試聴するSSB音はクリァーでアンプ残留ノイズや遅延も感じない、新たな音の世界を体験しています。
 

 これに気を良くしてDXD,DSDによるハイレゾな音楽も聴きたいものです。「HUD-DX1」のドライバー等はすでにパソコンへインストールしてありますが、機会をみてWebサイトよりハイレゾMUSICSソフトをダウンロードして音楽鑑賞を楽しみたいと思っています


High-Resolution Audio(高解像度オーディオ)とは

 サンプリング周波数および量子化ビット数のうち片方がCD-Digital Audioスペック(44.1 kHz, 16bit)もしくはDATスペック(48 kHz, 16bit))相当を超えてデジタル処理されたオーディオ信号です。
2014
年に(社団)電子情報技術産業会(JEITA)によって呼称と定義について周知され、(社団)日本オーディオ協会(JAS)がハイレゾ音源の定義や推奨ロゴが発表されてます。
Hiles_2                                 High-Resolution Audio Record Mark


【追記】
 
 Webサイトを検索してSONYの「お試し用ハイレゾ音源をダウンロード」から「Blue Monday FM "Bee Moved"ハイレゾ音源(96kHz/24bit FLAC)や小松玲子 "秘かな水瓶"ハイレゾ音源(88.2kHz/24bit FLAC)の曲をダウンロードして、「HUD-DX1」のUSB接続でMode LEDがグリーン表示(PCM )ですが、音楽を試聴してみました。
 
愛用のヘッドホン(MDR-CD900ST)で鑑賞した結果、素晴らしいの一言です。
 
・高音域が出力される。
 
・複数の楽器や重なった音のひとつひとつがはっきりと聞こえる。
 
・余韻や残響など音の消え際も自然に再現される。
 
・小さな音量の音が感じられる。
 
・録音時の空気感まで再現される。
 
・ボーカルの息づかいが伝わる。
 
と、まさに売り文句に並べられた通りの感想です。
 
・・・ハイレゾ規格の録音にほれ込んで、ますます音楽鑑賞が好きになる様な気がしています

 

2017年7月 8日 (土)

1Mouse : 2PC コントロール

 所狭しのマイシャック、1枚のマウスパッドで2個のマウスを駆使してデジタルモードのアプリ操作(パソコン)とトランシバー本体のウォーターフォールにおける周波数セットをしています。この2個のマウスを乗せ換えての操作は煩わしいものです。

 そこで1個のマウスで2台のパソコン(PC)をコントロール出来ないものかとWebサイトで検索しましたが、プリンターやモニターを切替える目的のUSB切替器は多く販売されています。
この中で2台のPCをスライドスイッチでA/B切替えて、1台のプリンターを使えるUSB2.0切替器(ELECOM)U2SW-T2を見つけ、単にメカ的に切替えるのであれば1個のマウスを切替えてPCとトランシバーのUSBに接続しても問題なく動作すると考え入手しました。

U2swt2_z1_6                                     USB2.0切替器 U2SW-T2(ELECOM)

Photo
                     U2SW-T2の仕様書


1mouse_2pc
            1Mouse : 2PCコントロール システム系統図

 シャックでは上図のシステム系統図に示しているように接続しています。このUSB2.0切替器にはUSB AオスーUSB Bオスの1mのケーブル2本が付属してきます。これにUSB Aの延長ケーブルを追加して使っています。
MouseはPC側で使う事が多く、切替えてトランシバー側はDXペデションなどでスプリット運用の周波数セットに使っています。(これまで2個のMouseのうちトランシバー側は埃をかぶっていて置き場に困っていました)

 今回、安価で小型のUSB2.0切替器 U2SW-T2をセットしたことで1Mouse-2PCコントロールはシャックの机上をスッキリ/サッパリさせて、この夏の避暑に一役担いそうです。

* 運用上の注意としてA/B切替えした時にPCよりデジタルモードインターフェースのRTS,DTRへ信号が出力されて、トランシバーのPTTがONとなり送信状態になります。これはMouseをPC USBポートに抜き差しした時と同じ現象です。
A/B切替操作は混信を与えない周波数で行うか、RF POWERを絞り切るかで他局へ迷惑を掛けないよう十分配慮が必要です。

2017年5月19日 (金)

20dBカップラーの製作

    
 475kHzの免許を得ようとJRC製のNSC-17送信機(500kHz)を入手し、これをアマチュアバンドへ変更するため、水晶発振子の交換や電鍵端子の取り付けなどの改造を行い、A1Aモードの50Ω/50W出力となるように調整しました。
その際に新スプリアス規定により9kHz~3GHzの範囲で全てのスプリアスが基本波の-50dB以下に抑えなければ変更検査が合格となりません。

 そこでスプリアス測定に「
トロイダルコア活用百科」を参考にして20dBカップラ―(50Ω同軸系に接続し-20dBの出力が取り出せる結合器)を製作し、スペアナを用いてデーターを取りました。送信機単体ではスプリアスの一部が-50dBをクリァーしていませんでしたのでLPFを製作し、新スプリアス規定を満足させました。
 スペアナはハイコストパフォーマンス(ハムフェアー価格)が売り物の
RIGOL DSA815 TGをリーダー電子より導入し、自作の20dBカップラーを通して出力電力や周波数、スプリアスを測定しました。
Rigol_3
              RIGOL DSA815 TG

 最初のピックアップ部はRG55U同軸をそのまま利用して製作しましたが、より良い特性を求めて編組線を銅板で巻きつけた銅管と交換し、コネクターへのアースは細い銅板1枚で落とし使ってきました。(-20dBm/50Ω Pick up(BNC))
20db
            自作20dBカップラーの外観
ケースは真鍮製のジャン品で高さ30mm、63mm、奥行30mmの大きさです。これにMコネ座、Nコネ座、BNC座を取り付けています。
 
 今回は性能アップを期待して20dBカップラーのピックアップ部の銅管とMコネ座のアースをテーパー管で接続し、特性を改善させたものです。
テーパー管の製作は銅板を同軸径の太さに近いドライバーに3回ほど巻きつけ折り重なった円筒を作ります。コネクター側の太い径はラジペンチを閉じた状態で差し込みぐりぐりと広げ、同軸側はさきのドライバーで太さを整形しながら、これを繰り返し行い円錐形に加工します。
半田付けに必要なのりしろ分を残してハサミでカットして出来上がったテーパー管を同軸管とMコネ座の間に挿入、48Wの半田ごてで半田付けし完成させました。
           
20db_2
                                    自作20dBカップラーの内部

20db
          トロイダル・コア活用百科 解説図

DSA815 TG
スペアナを用いて、今回製作したテーパー管付き20dBカップラーの特性を測定してみました。
20db
              (A)  9kHz~1.5GHz               (B)  9kHz~300MHz
 
結果、(A)の画像から200MHz付近までなだらかに減衰していきますが、それを超えるとスルー範囲にはいり20dBカップラーとしては使用不可です。(B)画像で-3dBmのマーカーポイント、パワーで半分になる周波数が139MHzでした。今回製作した20dBカップラーはLFVHFまでの周波数帯で使用できると判断しました。
これは手元にあると便利なツールの一つになります。スペアナ測定以外でも送信機の音質チェックのため受信機へ直結したり、送信機の送信周波数を周波数カウンターで測定したりと他の用途も考えられます。


 通過パワー100W20dBmダウンの1WこれではDSA815 TGスペアナ最大損傷レベルとなってしまいます。入力0dBm(1mW)にするには、30dBmATTの追加が必要となります。
しかし、1kW20dBmダウンの10W(40dBm)0dBmとするには40dBmの高耐電力のATTも必要です・・・ピックアップコイルにテフロン線を使っていますが、長い時間の測定となると発熱でコアがもたないかもですHi。

 475kHzの検査でも新スプリアス規定では9kHz3GHzの周波数でスプリアスが-50dBを超えないようにと定められています。ですが、1.5GHz以上の周波数に於けるスプリアスについては度胸よく変更検査時にお任せとしました。実測のVHF帯ではスプリアスは観測できるレベルにはありませんでした。
今後はマイクロストリップラインのカップラーやコンバーターを入手して3GHzまで測定できるようにしたいと思っています。

2017年3月 5日 (日)

面白表示のDigital Mode Interfaceの製作

 最近JT65モードで160mのNew one を獲ようとデジタルモードに奮闘するADXAのOMの姿に感動を覚えました。JT65モードに取り組もうと免許変更や旧デジタルモードインターフェースを引っ張りだして、パソコン(PC)に差し込んだがWin 10では動作しないなどと悩んでいた様子でした。
そこで以前、IC-7000用として2014年製作のデジタルモードインターフェース(DM I)を持参し、OMのPCへ差し込んでCom Portの設定でJT65-HFが動き出したのでした。
If_box_2014
                     持参した2014年製作のDM I
  DM I(デジタルモードインターフェース)とはDigitalCW,RTTY,SSTV,PSK,WSJTなどのソフトウェアーで作られたデジタル信号や送受信切り替えのPTT(SEND)信号、そして周波数、バンド、モード、フィルター制御のCAT(Computer Aided Tuning) or CI-V(Communication Interface V)信号、これらの信号でPCとトランシバーをやり取りさせるデジタルモードの変換器でデジタル変復調信号のレベルも調整します。
               ************************************
 さて、我がシャックでは10年くらい前に製作したモード(LED)表示のないDM Iを長い間使って楽しんでいましたが、Win 8.1へ更新した時にデジタルモードが動きません・・・調べてみたらWin 8.1のユニバーサル シリアルバスコントローラーのUSB Serial Converterに注意マークがついて、内部のチップ用ドライバーが認識されないのが原因でした。
USB Serial Converter 232C DsubのWin 8.1対応のケーブルへ交換してOKとなったのでした。
If_box_2017_old
                      現用中のDM I(黄枠)
この時に動作不良の原因がPC側のCom設定なのか、DM I側なのかを判断するのにモード表示器が必要と感じ、外付けで大型LEDによる表示器を別途製作し、これまでにデジタルモードを楽しんできました。

 先のOMの160m JT65への取り組みに刺激を受けて、変わった配置のモード表示を付けたDM Iを目の前に置いてデジタルモードを楽しもうと、手持ちのパーツを活かし仕上げてみました。
If_box_2017_fr
                     新作のDM Iの正面と裏
 何が変わったか、モード表示(RTTY,PTT,CW,SEND)のLED(緑、赤、黄、白)をひし形の頂点へ配置してみました。これまでは横並びにLEDを配置するのが普通でしたが、ひし形にする事で数個チカチカすると花火の様にも見えます。(見た目に美しい?)

 このDM IにはCont側にWin 10対応のUSB Serial Converter 232C Dsub(シリパラ変換)、CAT側にUSB to TTL Serial Cable(TTL-232R-5)の6Pin側をバラシ232C Dsubコネクターを取り付けた2本の変換ケーブルが必要です。
これらを使用しMMTTY,MMVARI,MMSSTV,Digital Sound CW,N1MM Logger+,JT65-HFのデジタルモードを運用しています。コンテストロギングのN1MM Logger+ではトランシバーの周波数、フィルターもCI-Vの接続でワンクリックで操作でき、周波数やモード読み取りもPC任せでLogの作成や管理に大変重宝しています。
トランシバーとのデーターやり取りはこれまでCI-Vオンリーでしたが、1個のSWでRXD,TXDをオープンにすることで他社のCATにも対応できるようにしました。
また、ACC端子へは8Pマイクコネクター(DM I側)メスとACC(Tansver側)の8P DINコネクターオスの変換ケーブルを作り接続しています。
Usb_3                              HL-340                USB TTL-232R-5V

Dmi_7
                      DM Iの接続概念図
 DM Iを稼働させるにはUSB Serial Converter 232C Dsub、USB to TTL Serial Cableのドライバーとして、PCへFTDIよりダウンロードしてインストールします。
各アプリによって設定場所が異なりますが、MMTTY,MMVARI,MMSSTVはEXT FSKにCOM Port №とPTT=RTS,FSK=TXDを割り付けます。JT65-HFではRig Control→PTT PortへCOM №を割り付け、DigitalSound CWでは初期設定→COM設定→COM №、Key Control設定→DTRとします。
N1MM Logger+ではConfig→ConfigPortと進み下図のように設定します。
Mode_set
N1mm_logger_com
                                               N1MM Logger+

If_box_2017_inside_2
                     内部配線の様子
 今回の新作DM Iはスペースも余裕があり、PTT信号でリレーも駆動し、真空管リニアアンプなどのSEND端子はリレー接点から取り出しています。REC,MODのレベル調整VRはわざわざジョイントを使い有り余るスペースを埋めてます。
RF回り込み対策としてPCのGNDとトランシーバーのGNDを切り離し別系統としています。、このためトランスとホトカプラーを使い、さらにPCからのケーブル類にはパッチンコァーを挟んでPCへのRF回り込みを減衰させています。筐体のアースはトランシーバーGNDです。
 次のDM I製作では232C Dsub 9pinではなく、USB端子としてシリパラ変換ユニットを内蔵させUSBケーブルでPCと接続できるように考えてます。

Dmi_fig_2
                          回路図面

  New_dmi
                     銘板は金型刻印仕上げ
*** いつもの事ながら金型刻印は一直線並びで打ち込むのは本当に難しい、職人技が必要とされます ***

 上の写真は新作デジタル モード インターフェース(DM I)をRTTY(FSK Mode)で点灯している状態です(黄丸内)。左の角型ランプはトランシバー電源と連動するDM Iの電源パイロットランプで、押すとPTT/SENDがONとなり送信になります。
このDM Iにてデジタルモードを見た目にも楽しみながら運用し、DXCCデジタル部門のオナーロール獲得に頑張ってみます。
PTT・・・Push to talk≠デジタルモードだけに「Push to Trasmit」と英訳してみましたHi

追記
 真空管リニアアンプや受信用プリアンプの接点端子としてSEND端子を設け、PTT信号で動作するようにホトカプラーの出力をリレーでON/OFFしています。
DM I内部写真のアルミケースの中身が12V/79mAのリレーを使いましたが、ホトカプラの受光側の電流容量が150mAであり、放熱を考慮して12V/27mAのリレーに入れ替えて使用しています。
追記
 CW(DTR)モード表示の白色LEDを青色LEDへ交換しカラフルさを楽しんでます。この青色LEDは他のLEDに比べて発光が強く、光拡散用の専用キャップを被せてます。

2016年8月25日 (木)

CRYSTAL・M-120マイク Head Amp改修

 台風11号の通過後は秋田地方も少しは涼しくなり、物作りへと作業台に向かう気がしてきました。
 DX向けのガナリ用として愛用しているM-120クリスタルマイク(FET Amp内臓)がレベル低下となり、空中配線のアンプ部をチェックしたとろ、出力カップリングの16V/100μFの電解コンデンサーが不良と判明しました。ここに使っていた電界コンデンサーは数十年前に福袋として購入したパーツでしたので、かれこれ30年以上は経っているものです。これを10v/200μF(上記と同年代)へ交換して動作良好となりました。
M12f_3
 作業台へ向かったついでにM-120マイク筐体の中に空中配線していたアンプ部はプリント基板を使ってマイクヘッドへ直結し、一部改修し組み上げてみました。
 基板はエッチングではなく、ケガキしてベタコンスタイルにしています。クリスタルマイクエレメントの出力をインピーダンス変換も兼ねたFET(2SK30A)のソースフォロアでアンプして、出力を10v/200μFDCカットしSansui ST-73A 1kΩ:1kΩのトランスを介してトランシバーのマイク端子へ送り込んでます。
 このトランスはアンプ部の電源アースとトランシバーのMic
アースを切り離す役目をして、電源ハムやRFの回り込みを抑えています。そして誘導ハムを少しでも減らそうと銅板で磁気シールドしています。
使っているトランシーバーの+8VのPTT GNDとMic GNDを共通にすると小さくハム音が出ます。このDC/DC(5V/!2V)コンバーターはアース間の切り離しにも一役を担っています。(MicボディーアースはMic GNDから落としています)

M120_d_2
  マイクエレメント+基板          基板+部品配置
Xtal_mic_23_3
                         AIWA CRYSTAL・M-120 FET Amp回路図

 クリスタルマイクの周波数特性は高域が強調されていて、低域が抑えられたキンキンな音が特徴です。マイクエレメント端子からの出力を数
MΩ以上のハイインピーダンスのアンプで受けると低域が出てきます。2SK30A のゲートに高抵抗を直列していますが、これはアンプのレベル調整用です
 少しでもキンキンな音を抑えるためにエレメントのホット、コールド間に
360pFパラの720PFとして高域を補正しましたが、まだ固めな音です。アマチュア無線のガナリ用の音質としては了解度が良く、音質補正を上手にやるとラグチュウ用のマイクロホンとしても活躍します。

M120c
       自作マイクスタンド+AIWA CRYSTAL M-120

【追記 3-1】 
 先に「まだ固めな音」と記していましたが、マイクエレメントにパラ付けした高域補正コンデンサー720pFを倍以上の1800pFとしてみました。だいぶキンキン音が軽減されモニターしても聞きやすくなりました。(回路図は修正済み)
 トランシバーのマイク端子へは内部で抵抗経由の+8Vが印加されています。トランスでのショート状態が気になり電解コンデンサーで直流カットしました。(回路図は修正済み)


【追記 3-2】
 2SK30A のゲートにアンプへのレベル調整用に当初1.2MΩを使いましたが、マイクに向かって大声でガナルとレベルオーバーで微々の歪がありました。
各自の声量はまちまちですが、こちらの大声でも歪まないレベルとして1.2MΩ×3=3.6MΩ→5.7MΩ→10MΩとして調整しました。(回路図は修正済み)

【追記 3-3】
 実装基板でFETアンプのソース電圧を新規購入したSanwa PM33テスターで測定した結果、1Vしかありませんでした。そこでソース電圧がドレイン電圧12Vの半分の6V付近になるようにゲートとソース間に2.5MΩを挿入し、ソース抵抗3.3kΩで5.7Vに設定しました。
結果、ガナリでも歪がなくなりました。(回路図は修正済み)


2016年7月17日 (日)

フットスイッチ YAMAHA FC5改造

 PTTを押す操作(送信 ON)としてSSBコンテストやラグチューではフットスイッチが使えると両手がフリーとなり便利この上ありません。いつものフットスイッチは小さく軽いために足を載せて置く訳にはいかず、また足踏みする事に動いてしまいやりずらかったのです。

 今回入手したフットスイッチ「YAMAHA FC5」は厚さ1mm鉄製の箱型で、足を置く側と床面側はゴムラバーで仕上げてあり、ちょっとやそっとでは動きません。ビス2本で止められた軸側に足を載せられ疲れも感じません。
Fc5_3
                  フットスイッチ YAMAHA FC5
 大きさは縦100mm、幅75mm、高さ30mmで写真下側が踏み込み側です。ケーブルは1.5mに標準モノプラグが付いてます。

 しかし、FC5 フットスイッチはブレーク接点(常閉)タイプで踏み込んだ時に接点がオープンとなる製品でした。これをアマチュア無線機のPTT(メーク接点(常開))として使うには反転回路かメーク接点のスイッチに交換するなどの一工夫が要ります。
商品カタログには表示されていませんでしたが、当然、メーク接点タイプと思いこんでいました。

 同じ悩みの持ち主をWebサイトで検索してみました・・・現物のブレーク接点(常閉)をひっくり返し、アマチュア精神でメーク接点(常開)に作り変えていたのでした。
Fc5_2_2
                   FC5の接点部の改造前後の様子

 改造前のブレーク接点(常閉)は上の写真中央の状態です。改造は接点部分を止めてあるビスを取り外し、白いプラスチック棒(赤丸)を半田ごてを使い上手に溶かしながら引き抜きます。そしてひっくり返し(接点板の裏)、挿し込んで半田ごてで溶かし固定します。

 次にピンセット、ラジオペンチを駆使して接点板を少しずつ変形させ、接点間に隙間を作ります。これでメーク接点(常開)に仕上ります。白いプラスチック棒を押し、接点が接触するように隙間を変えながら動作を確認します。

 苦労して仕上げたメーク接点部は写真の様に黒い部分が上になるようにビスで取り付けます。このままでは上蓋ペダルと白いプラスチック棒のタッチする隙間が空き過ぎますので、不要ケーブルの外側を被せ(緑丸)延長します。足踏みの感触を確かめながらパイプカットで調整し、好みのパイプ長を決めて下さい。
Fc5_1
                                   接点部の取り付け & 調整用黒パイプ(≒11mm)


 アマチュア無線機PTTの取り出しはデジタルインターフェースBOXよりRCAピンで接続出来るようにしています。今回のフットスイッチFC5には標準モノプラクが付いていましたので下記写真の変換コネクターを自作して足踏みを楽しんでいます。
Fc5_6
                  変コネ  標準ジャックーRCAピン(メス)

 以上、フットスイッチ改造記でしたが製品を購入する際にメーク接点(常開)かブレーク接点(常閉)かを確認して購入すれば・・・こんなに苦労しなくて済みますHi

2016年6月18日 (土)

X'tal Microphone AIWA M-18の創作

 中身がカラッポなマイク?「AIWA M-18」のレトロな筐体をADXAのOMよりプレゼントされ、これにクリスタルエレメントを取り付け、FETアンプを内蔵させるなどでFBな音質のクリスタルマイクとして創作してみました。
M18
                                      AWIWA M-18 X'tal Microphone

 自作マイクを完成させてからAIWA M-18でネット検索し「無指向性、内部は高音部低音部からなる二個のユニットにより、周波数特性は非常に円滑です。録音用、劇場用、放送用に最適です。」(インピーダンス:500KΩ~2MΩ)と書いてあるカタログを見つけました。
M182
            M-18 本来のクリスタルエレメント取り付け状態 
 M-18はダブルエレメントのブルースハープ用のクリスタルマイクロホンだそうです。下記に紹介されています。http://ameblo.jp/furomizu-blog/entry-10494407876.html

                            ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・
 このような仕様である事を知らずにAIWA M-18の外観に魅力を感じて、机上の逸品としてアマチュア無線用のクリスタルマイクに仕上げてみました。
手持ちのクリスタルエレメント(JAPAN製)は経年劣化によりアルミ箔振動板の縁が筐体から剥がれていたので、合成ゴム系の接着剤で張り合わせ補修し動作を確認しました。
これを固定するのに園芸用のアルミ線でリングを2個作り、上下にあるエレメント止め金具に水平に取付け、バスコーキングを使用してクリスタルエレメントを垂直にセットしました。
Xtalmic
         M-18の本体に組み上げたクリスタルエレメント、FETアンプ
M18_mic_amp
                     FETアンプ 回路図

 FETアンプ基板はこのマイクの筐体内にセットするために丸く加工し、回路パターンが単純であるためケガキを入れたベタコンスタイルで部品を半田付けしました。M18_3
               FETアンプ丸型基板 部品配置

 AIWA M-18は大昔にスタンドマイクとしてステージなどで使われたRCA 77DXや東芝 K型 RV1 マイクロホンに似ていてレトロな雰囲気があります。
創作したクリスタルマイクロホンに8Pコネクターを取り付けトランシバーに差し込んで音質チェックした結果、クリスタルエレメント内部のロッシェル塩の経年劣化か?高域がやや甘めで補正用のコンデンサーは不要と、中域は軽やかで低域十分でした・・・FB FB 

2016年4月 1日 (金)

中古入手 周波数カウンタ SC-7205H

アマチュア無線家の団塊世代人としてノスタルジーも込めて手元に置きたい測定器は
1.テスター
2.アンテナアナライザー
3.シンクロスコープ
4.周波数カウンタ
5.スペクトラムアナライザー(TG付)
などがあります。
 いずれも高級測定器となると数十万円から数百万円の値が付き、カタログをながめてはあきらめてきました。しかし、一流メーカー製の中古で程度良い、安価な周波数カウンタを求めてWebサイトで検索・・・「うーん高いなぁー」十数万の物件あり、清水の舞台から飛び降りたつもりでポチろうかと思いはしました。
日時を掛けて検索していたら、(株)オルティカで販売のIWATSU((株)岩通計測)のユニバーサルカウンタ SC-7205Hの中古を数万円で見つけました。最高測定周波数が230MHzでしたが日本製品で岩通計測は老舗、これだ!!とWebサイトから[購入する]をクリックし代引きで手に入れました。
Sc7205h_2
                      SC-7205H IWATSU

現代の無線測定はPCへ各種のアダプターを接続して、周波数、電力、スプリアスを計測する時代です。しかし、団塊世代人は周波数カウンタを手元に置いて測定することが、ある種のステータスと信じています。
手元に届いたSC-7205Hは美しく、擦り傷なし、ケースを開けて内部を拝見したら新品の香り、ゴミ一つありませんでした。(新古品?)
付属のキャリングケースも汚れひつともありませんでした。VY TNX (株)オルティカ

性能    http://www.iti.iwatsu.co.jp/ja/products/sc/sc720xh_spec1.html
出力 I/F  標準装備:RS-232 [工場出荷オプション:GP-IB、デジタルI/O]
大きさ   約(210±2)W×(99±2))H×(353±2)L mm(オプションおよび突起部を除く)
重さ     約4kg以下

オプションのGP-IB、Digital I/Oはデータ取得などで必要があれば購入しますが、取りあえず操作に慣れるため、手持ちの機器を周測(周波数測定)してみます。
 短波帯を中心としたアマチュア無線が趣味ですが、これまではスペアナや受信機で周測していました。今後は自作の送信機やアマチュア無線機器の周測にユニバーサルカウンタ SC-7205H を活用していきます。

2015年12月22日 (火)

160m受信用 多巻きループアンテナの試作

 160m受信用ループアンテナとして、これまでに同軸ケーブルを使ったマグネチックループやツインスモールループを製作して受信してみましたが、いずれもループが小さく感度不足は否めませんでした。しかし、ループアンテナの指向性やS/Nについては満足していました。
 この多巻きループアンテナは感度アップを目的にアンテナラインを蜘蛛の巣状に5回巻きとして目的周波数でVC(バリコン)で並列同調させ、その内側に巻いた2回巻きラインでピックアップする。そしてマッチングトランスで50Ωへ変換し受信機へ出力するという構想で試作しました。
Photo_3
       160m受信用 多巻ループアンテナ構想図

 アンテナはマストに4mの竹竿を使い、物干し竿用の熱収縮筒っぽを被せ、クロスバーには2mの細竹で骨組みしました。
アンテナラインを通すためのインシュレータ―として塩ビパイプに穴をあけて作り、収納Boxとして仮設用ブラボックスにアンテナ入力の端子、VC、マッチングトランスを取り付け仕上げました。

 試作の蜘蛛の巣状の5回巻きアンテナラインはアナライザーの周波数1820kHzでインダクタンスは110μHあり、共振させるには69.5pFの容量が必要となります。
同調調整にはデップメーターをアンテナラインに近づけVCを可変してデップを確認しました。この同調した状態で2回巻きのピックアップラインのインピーダンスをアナライザーで測定した結果、
Z=7.1Ω R=7.6Ω X=12.1Ω L=1.06μH ・・・ *1
これからリアクタンスをキャンセルするには計算上7240pFが必要なハズでした。(ここでキャンセルさせてからR分を測定しなければなりません・・反省)

上記測定結果から、7Ωから50Ωへ変換はFT-114#43コアーに10回(7Ω):26回(50Ω)として巻き込んで製作し、7Ω抵抗負荷で50Ω側にリアクタンス補正として382pFを直列に挿入し、マッチングトランスとして取り付けました。

Photo_2
          地上2m高の試作アンテナ

Box
         同調用バリコン マッチングトランス

 ここでループアンテナの2回巻きにリアクタンスキャンセル分の7240pFを直列に挿入し、マッチングトランスの50Ω側をアナライザーで測定(1820kHz)・・・とんでもないハイインピーダンスでした。徐々に7240pFを減らし、調整すると420pF付近での特性が
Z=43.35Ω R=42.8Ω X=-6.6Ω SWR=1.23
となったのでした。420pFでリアクタンスはX=208Ωとなり2回巻きラインのインダクタンスはL≒18.2μHのハズなんですが、*1での測定結果とは異なっています。(50Ω側からの算出法は勉強不足でカット&トライとなりました)

受信結果
 多巻きループアンテナを地上高2mでマグネチックループ、ツインスモールループと比較して感度は9dB程度高く感じました。
このループアンテナと送受信用として使用中の38m長の
シャントフィードによるアンテナと感度比較するために2Fベランダに設置して地上高6mでの結果、ラジオ放送受信ではシャント59+60dBで多巻きループ59+30dBと30dBもの感度差がありました。
5t_loop_shantfeed_b
          地上6m高の試作アンテナ


 160m受信ではAMECOのプリアンプをONとしてGAIN VRを80%にしてシャントフィードと同等のノイズレベルになりました。多巻きループのDX受信は国内や隣国の局は入感するもののOC、EU、AF、USAなどは受信できてません。そして
シャントでは無いノイズで近隣のインバーターノイズが24時間受信されてます。

 冬至を前にして急ぎ試作したアンテナは高さ不足なのか性能が悪いのか、疑問の残る「160m 受信用 多巻きループ」の試作結果でしたHi。

2015年10月31日 (土)

160m用 BPF製作

 平成177月より新スプリアス規定として短波帯に於いて基本波よりすべてのスプリアスが-50dBをクリァーする事を求められています。そして経過措置はありますが、平成34年11月30日よりすべての無線器は新スプリアス規定での免許となります。

 今回は160mの受信を少しでも改善するためと、旧規定での無線器を新スプリアス規定でも使えるフィルターとして「160m BPF」を製作してみました。原典はPA3AKEBPFフィルター製作で、これの「160M Band Pass Filter」を参考にしました。
Pa3ake_160m_bpf
             PA3AKE 160M Band Pass Filter より

 手持コァーは色や大きさからT-130-2ではと原典で使っているT-94-6とは規格が違っていますので、Lインダクタンスを同じになるようにターン数を計算し巻きました。このコイル3個と手持ちのコンデンサーを組み合わせてベストの周波数を1820kHz位になるように、コァーの巻き数や容量を調整し作ってみました。(PA3AKEが発表している特性には遠く及びませんでした Hi)

160m_bpf__2
       120mm×175mm×50mmケース 160m BPF

 下記の回路図でコイルL1,L2,L3は赤色コァーに1mmPEW線を49回巻きの計算推定で≒26.4μHCはアンテナアナライザーで周波数を1820kHzとして、SWRで計測しながら容量の増減し調整してみました。
L2
に直列の411pF350p39p22pの合成結果で、ここでベスト周波数がセッテングできました。
Bpf_gyp_2
                BPF
の容量C                  SWR特性

結果、帯域内SWRについて
1810kHz  SWR=1.09
1815kHz  SWR=1.07
1817kHz  SWR=1.06
1820kHz  SWR=1.04
1822kHz  SWR=1.04
1824kHz  SWR=1.03
1825kHz  SWR=1.03
と良好なSWR特性となっています。すでに160mが早朝や夜にはオープンしていますので早速、現用のアンテナに取り付けて聞いてみましたが、バンド内少し静かになったかな程度でした。特性から新スプリアス帯域外をクリァーするには十分すぎると思われます。
 コンデンサーは23kV耐圧ですが一部2000pF411pFの合成容量に耐圧600Vを使用しているため、High SWRを想定して耐電力は100W位かなと思っています。100W連続でチェックしましたが異常は発生しませんでした。

2015年10月18日 (日)

真空管式「1-V-1」 受信機の製作

 サイクル24の終焉と共に訪れた遠くの珍局が「何も聞こえない」というお空のコンデションが続いています。そこで「ヒマ」な時に簡単に作れる通信用受信機を製作してみようと、ジャンク箱を物色したら「1-V-1」を構成できそうな真空管とソケットやケースが見つかりました。
  回路図? 製作手本?は、と探すうちにADXAのOM
よりメールが入り『アマチュア用通信形受信機の製作』(茨木 悟著、日本放送出版協会,1952年) の「2章 130dBの利得をもった1V1」がドンピシャの資料で、これをベースに「よっしゃー作ってみよう」と決心しました。
・・・今回製作の「1-V-1」は高周波増幅1段(6BZ6)+再生検波(6BZ6)+音声増幅1段(6AR5)の受信機(通称・オートダイン受信機)です・・・

 取り急ぎ真空管式受信機で使えそうな物をシャシー(245×275mm)に並べて制作意欲を駆り立てみましたが「すっとこどっこい」、身の回りにあるパーツは半導体用ばかりで急きょ、トランスや高耐圧の縦型電解コンデンサーを通販で仕入れる羽目になってしまいました。
1v1_a_3
       パーツを並べて配列や配線をイメージ

 「1-V-1」は簡単に作れると思ったのですが、コイルボビン、バリコンの固定金具、豆コンの固定金具の小物作りやメカダイヤルの取り付け、シャーシの穴あけ削り出しの板金工作の日々が続き、「どっこい」簡単を訂正します。しかし道具の揃っていなかった頃の先人たちは相当苦労して「よくぞ」受信機を組み上げた物だと感じました。 

 コイル用GT、真空管7Pのソケットの穴あけはパーツを並べてイメージしていましたが、あらためて回路図からシールド板の位置や配線経路などを見直し、あてたドリルの刃先は本当にここでOKかと疑心暗鬼が続く・・
シャーシパンチ、ハンドニブラ、ヤスリなどの道具で穴あけ作業を始めて三日三晩、とうとう終了させたのでした。(シャックはアルミ屑で足の踏み場なし)
1v1_d
     穴あけ終了、パーツを取り付けてみた「1-V-1」 

 パーツ取り付け後、操作具合はメインダイヤルの20:1スプレッド感触が最高、ボールドライブによる再生検波VCはやや重い回転で再生点を探るにはベスト、ヘッドホンを差し込むと信号が聞こえてきそうです。

 取り付けたパーツを一旦全部外し、パネル面の名板付け・・・文字をレタリングにするか全面ステッカー(A-ONE手作りステッカー)で格好つけようと考えましたが、レトロな雰囲気を醸し出すために金型刻印で挑戦してみました。(金型刻印 : A-Z, 0-9 渋谷東急ハンズで20年前に入手)

Kanagata_2            金型刻印 アルファベット
 打ち試しにとシャーシ上の真空管名から始めましたが、6BZ6Bが反転、DETEが反転したり、文字間隔はバラバラ・・・それでも水平だけはとビニテを貼ってトライしましたが上下不揃い、まっいいか「手作り・手作り」と打ちあがった文字を眺めました。
 いよいよ、正面パネル・・・慎重に慎重を期して打ち始めたところ、RF GAIN がなぜか「AF GAIN」と刻印されていたのです。ましてやGの文字は横になり「しっちゃか・めっちゃか」しばし小休止・・・気を取り戻し、下段に「RF GAIN」と打ち込みました。(ボリューム入れ替えで解決 Hi)
 
  数日後に高周波段のシールド板を小型万力と文鎮2本を使い板金工作、そしてきれい?に配線を済ませて電源投入、「ブーン」と小さなハム音は出ましたが、ダイヤルを回しても「ウントモ・スントモ」なにこれ??? 

 かくして、見た目にもレトロな真空管式「1-V-1」は未完成のまま、ADXA
秋ミーテングで公開と相成りました。この手工芸品の真空管式「1-V-1」は参加のOM諸氏からレトロな格好と板金工作、文字刻印などを絶賛されました。
夜遅くまで受信動作させるためのご意見をOM諸氏より拝聴し、秋ミーテング終了後から改修に手を染めた結果、ご意見通り見事に再生検波による高感度な40m Bandの短波帯が受信できました。
1v1_n
     苦難の末、完成したJA7GYP型「1-V-1」表裏

 真空管式「1-V-1」の製作で苦労したポイントは
1.
真空管用トランスなどの探索
 (オーディオ屋さんは高額過ぎ、安価入手難)
2.
コイルボビンの選定とコイル巻き
 (塩ビパイプ、GTソケット)
3.
アルファベット、数字金型による文字刻印
 (直線性と深度、打ち込み不慣れ)
4.
検波管の再生コイル位相判定
 (発振する側に接続する)
などと、たかが3球式のラジオですが、製作するには手ごわい相手でした。これから挑戦なされるOMYMYLにはトランジスター式「1-V-1」をお薦めします。

1v1_fs
        今回製作の「1-V-1」受信機 外観
 受信のコツで短波放送はRF GAIN VRを最大感度としてメインVCをチューニング、さらに感度を上げるため再生VCで発振直前まで探ります。
 SSB
CWを受信するにはモガモガ音やスート ス―音をメインVCで探り、再生VCを発振するまで回して歪ぽい音で受信します。RF GAIN VRを絞りながら美しい音となるまで再生VCと交互に調整します。QSBについてはAVCAGCの付いた高級受信機よりはるかに敏感です。
 最後にSSBCW受信音の安定化にと検波管のSG(G2)を高圧Regで定電圧としましたが、若干改善されたかな程度でした。パイロットランプはダイヤル内側にLEDを取り付け電球色としました。
 ヒーターはハムを減らすために直流点灯、AC 5V/2AとAC 6V/2Aをシリーズにしてこれを整流して6V Regを通して各真空管へ供給しています。
Ja7gyp1v1_b
     真空管式「1-V-1」受信機 JA7GYP型 回路図


2015年7月18日 (土)

ファンタム電源駆動のX'talマイク内臓用ヘッドアンプ製作

 ADXAのメンバーであったOMより頂いてあった中古のBruce Harp X'tal microphone(ハーモニカマイク)を磨き上げ、どんな音が出て来るのか楽しみにFETのヘッドアンプを製作しました。
とりあえずミキサーに差し込んでマイクチェックしたところ、音が出てマイクエレメントはOKで、X'tal Mic独特の中高域が強調されたキンキンの音質でした。
型名はマイクコネクターに巻かれてあるシールの擦れた文字を「HM-50VC CAD made in USA」と読み解きました。経年劣化で錆びていた前面のマイクカバーを丁寧に外し、中のマイクエレメントを確認すると「ASTATIC MC151」、Webサイトではマイク本体と共に生産中止とありました。

Hm50vc_4                 HM-50VC  CAD  made in USA
 
 錆びていた前面の金属製マイクカバーを研磨剤ピカールで力を入れて磨いた結果、写真のようにきれいに復元してくれました。これで気を良くしてマイクの筐体やコネクターのピンもピカールで磨き、中性洗剤で洗い乾燥させてから再組み立てしました。

 マイクのヘッドアンプはファンタム電源(48V)駆動として、音声出力はバランスタイプで考えました。X'tal micはエレメントからの出力が大きく、ハイインピーダンスであるために、これを受けるために製作実績のあるFET(2SK30A)でインピーダンス変換しています。
48Vはチェナーダイオードで12Vに落としFETのドレンに供給し、FETヘッドアンプ出力をバランスタイプとするためにトランスST-72(600Ω:1kΩ)を使いました。
Fet_micamp_xtal_mc151_2
     
               FET Mic Amp回路図 MC151/ASTATIC


Mc151_fet_amp_st72              X'tal Micエレメントに取り付けたヘッドアンプ

 今回は小さな基板を再利用してFETヘッドアンプ組み立て、マイクエレメントの端子へ基板ごと半田付け、トランスST-72(600Ω:1kΩ)は基板アースに直付けして固定しました。この状態でHM-50VCの筐体の中にスッポリと収まりました。
このSansui  ST-72は優れもので、クリスタルマイク独特のキンキン音をトランス特性で減衰させ、聞きやすい音質にしてくれます。

Xtal_mic                 セッテングした「HM-50VC」(黄丸)、左「M-120」(AIWA)
                            
 完成してから音質チェックしましたが、中高域が軽やか低音も十分な音質で、ヘッドホンから聞こえる自分の声が渋く(Bruce)感じました。
Bruce Harp X'tal microphone「HM-50VC」の名称通り、普及品にはボリュームコントローが付いているのですが、頂き物にはありません提供してくれたOMが取り除いたと思われます。

 (参) Bruce Harpとは両手にスッポリ入る小さなハーモニカ?でテン・ホールズ(10Holes)とも呼ばれ、1つの穴で2つの音(吹く/吸う)で合計20の音を鳴らせる楽器です。
しかし、重音奏法やオクターブ奏法、タングブロッキング奏法、そしてハンドビブラートなどの演奏方法で多くの音色が表現できるそうです。

追記 2-1
 しばらく気分よく使い込んでいましたが、「ガサガサ・プッツン」ノイズが発生し始めたので対策してみました。
1. ガサガサノイズについてはFET 2SK30Aのゲート抵抗4.7MΩをモールドタイプから炭素膜抵3.3MΩ(手持ち)へ交換しノイズが無くなりました。
2. プッツンノイズについてチェナーダイオードに0.1μFをパラって無くなりました。
3. キャノンコネクター端子2,3番から
ファンタム電源を取り出している4.7kΩを6.8kΩ(文献参考)へ交換し、シリーズ抵抗1.2kΩをスルーにしました。(回路図修正済み)
                      
追記 2-2
 実装基板でFETアンプのソース電圧を新規購入したSanwa PM33 テスターで測定した結果、1Vしかありませんでした。そこでソース電圧がドレン電圧12Vの半分の6V付近になるようにゲートとソース間に2.5MΩを挿入し、ソース抵抗3.3KΩで5.7Vに設定しました。
モニターしてみるとガナリでも歪がなくなりました。(回路図修正済み)

2015年7月 7日 (火)

"ON the AIR" 赤色表示灯の製作

 オールドタイマーの無線室には赤色の電燈が象徴的に輝いていた記憶があり、自分の無線室にもいつか取り付けようと思っていました。時が流れ無線室の「ON the AIR」の表示灯も蛍光灯スタイルの角長、そしてLEDへと移っています。

On_air_5 最近、自作のマイク台座のPTTスイッチが経年劣化による接触不良で気づかぬ間に送信状態になり、あわてて叩き直したりします。
そこで送信状態を表示する念願の「ON the AIR」表示灯を製作してみようと思い立って、今流のLEDで無線室の入り口に取り付けるように画策しました。結果、目の前で送信状態を確認でき、ついでにコンピューター制御によるCW、RTTYモードも表示出来るようにジャンク品を利用して中型LED表示灯を製作しました。
Transceiver_mode_indicator_3
                 赤色LEDによるモードの表示灯
 この「ON the AIR」のLED表示灯はHL形LED表示灯(Sunmulon)で、表示面が20×40mm、奥行20mm、定格はDC12Vで全面赤単色の26mAタイプです。
これを4個取り付けたケースは幅230mm、高さ32mm、奥行150mmでセットされた物に、下記の回路図にあるようにDsub9ピン、DC入力、PTT入力のそれぞれコネクターを取り付けました。
PCからシリパラ変換(USB - Dsub)された信号を本機のDsub9ピンでパラ接続して、ホトカプラーTLP521-4を駆動すると共にデジタルIF Boxへ渡しています。
PTTについてはデジタルIF Box(ACC1 PTT端子)とパラ接続で動作させています。
Transceiver_mode_indicator_f_2
Transceiver_mode_indicator_0
                   外観 正面(左)、裏面(右)

Transceiver_mode_indicator_2
                     部品配置と配線の様子
 
 ケース加工は見た目きれいに仕上がっていますが、鉄製のために穴あけは苦労しました。基板はもう少し大きめのものに乗せて組めば良かったのですが、手持ちの基板を利用したためにリレー周辺は空中配線しました。後日、組直しの予定でいますHi。
 
 PTT表示についてはトランシバーのPTT端子から取り出し制御していますが、こちらのトランシバーのPTT端子にはPTT GNDとの間に7V位の電圧があり、PTT ONでPTT GNDに落とされます。
この電圧を使ってPTT ONでLEDを表示させるためにトランジスターやホトカプラーでロジックを試しましたがNG、力量不足と短絡思考でリレーを使いました。


 目の前の「ON the AIR」ランプがモード別に赤く点灯すると・・・気分最高!!、DXの相手の信号よりも「チカチカ」が気になる今日この頃ですHi。

追記
 斜めに取り付けた基板やリレー周辺の空中配線が気に掛かりコントロール基板を組み直しました。当初は生基板に手書き、エッチングで考えましたが、別件でパーツを仕入れに出掛けたついでにピッタシのSunhayato基板を見つけ組み直しました。
On_the_air_int
                    組み直したコントロール基板
 基板が随分端っこになりましたが、ケースへ基板固定用の余計なネジ穴あけ勿体ないと思い、このような場所になった次第です。この空きスペースにAC100V/DC12VのSW Regを内蔵させ、DC12V入力ジャックはDC12VEXT出力へ変更するなど再アッセンブルして「ON the AIR」表示灯を完成させました。

2015年6月17日 (水)

真空管マイクアンプの製作(6AV6→5654 (Ep=19V))

 短波帯が夏型のコンデションや磁気嵐などの発生で電波伝搬不良となりDX交信が思うように楽しめません。そこで以前から取り組もうとしていた低電圧のDC19Vで働く真空管タイプのマイクアンプを製作してみました。
1
                  6AV6 (Ep=19V)単球マイクアンプ
 電源は手持ちにあったAC入力が100V~240VでDC出力が19V/2.3Aのスイッチング パワーアダプター「GFP451DA-19A23」を使用しました。真空管は6AV6(2極3極管)を選択し、なるべくプレート電圧を落とさないようプレート負荷にAIWA製のマッチングトランス50kΩ/600Ωを出力トランスとして使用しました。(本機は電圧が19Vと低く、大きな出力は得られず抵抗負荷の場合はプレート電流分だけプレート電圧も下がりさらにゲインも低下します)

 入力トランスとしてSANSUI ST-14(500kΩ/1kΩ)を挿入し、マイクと真空管の入力インピーダンス(500kΩ)とのマッチングや低電圧(プレート電圧+19V)によるゲイン不足を補っています。
我がシャックには商用電源(100V、200V)のライントランスを足元に設置してあり、これによる磁束漏れでダイナミックマイクやリボンマイクを使う時は十分距離を取らなければなりません。このため本機の入力トランスには磁気シールドとして銅板を巻きました。
4
                  ST-14を銅板で磁気シールド
 6AV6のヒーターは6.3V/0.3Aなので、19Vの電源電圧からヒーターへは47Ω/5Wを直列にして若干低めの電圧で灯しましたが、5Wの抵抗がチンチンに熱くなり手で触られないほどになりました。そこでTA78005P(5V/Reg)をヒートシンクに取り付けて5Vでヒーターへ供給しています。ヒートシンクを触るとまだ熱い位いです。
各所のチェック電圧
Eo(DC入力電圧) 19.91V
Ep(プレート電圧) 19.88V
Ek(カソード電圧) 12.4mV
Ek-g(カソード/グリット間電圧) 652mV
Eh(ヒーター電圧) 4.99V
3
               配線、部品配置の様子(赤丸が入力トランス)

 早速、本機をトランシーバーのマイク入力に差し込み、ダイナミックマイクで音量や音質をチェックしてみました・・・この位の低圧で働くもんだと感心、真空管は高圧動作と教わりましたので不思議です。
ゲインはボリュームをいっぱいに上げて通常使用しているマイク程度で、音質はやや硬めの乾いた感じの好みの仕上りでした。
オーデオジェネレーター(LAG-120A)とミリボルトメーター(LMV-182A)で測定した結果、
入力-60dbm/出力-46dBm、入力-50dbm/ 出力-36dBmでフルゲインで14dBmしかありませんでしたが、十分実用になります。

f特(100Hz~10kHz)の測定結果
F_3

6AV6(Ep:19V) 真空管マイクアンプの回路図
Photo_7
 本機はトランシバー用のマイクアンプとしてはf特、ダイナミックレンジも含めて十分実用になります。我がシャックの商用電源ライントランスの磁束漏れで若干ブーンを感じますが、離すと気にならなくなります。
ヒーター用の5V Regの発熱をいくらかでも減らそうと、6V Regへの交換を考えてます。
 今回テストに使ったダイナミックマイクロホンはインタビュー用のローカットf特と硬い音質の無指向性タイプです。

追記 4-1
 ヒーター用3端子5V Reg(TA78005P)を手持ちの4端子Reg(UA78GU1C)へ交換し、6.2Vに電圧調整して灯してみました。ヒーターの点灯は5Vよりは明るくなりましたが、ヒートシンクの発熱はほとんど変わりなく触るとアッチィ位でした。
(ヒーター電流:実測値300mA(SANWA AU-32))
追記 4-2
 VR/500kΩの変則配線を摺動端子をグリッドへ、固定端子を入力側にしました。XLR31の配線を不平衡入力から平衡入力へ変更しました。
追記 4-3
 6AV6のヒーター電流300mAで本機のヒートシンクが手で触っていられない程、熱くなるのでヒーター電流の少ない真空管(5654(6AK5))の5極管に交換しました。
この真空管のヒーター電流は175mAと6AV6の半分位の電流となり、ヒートシンクの発熱はほんのりとなりました。3極管から5極管となったのでスクリーングリッドをプレートに接続する3結風なアンプとして組み直し、球の大きさが10mm程短く小粒な真空管アンプに仕上りました。
5654_amp_19v_4
              5654(6AK5)の3結風真空管アンプの回路図

5654_6av6_amp_19v
          左 5654真空管アンプ           右 6AV6セット時
  5極管で組直した結果、若干出力が増えて、6AV6より500kΩのVRメモリで100⇒90で絞って同等のゲインとなりました・・・このマメタンアンプでしばらく楽しんで見ます。
 ここで使用した5654は箱入りの状態で保存していましたが、ソケットに差し込んだら出力が出て来ませんでした。ヒーターは点灯しているのに ?? でしたが、真空管をつまんで揺すると働きだすという、接触不良による不安定動作でした。
真空管のピン(足)が黒ずんでいたのでビカール(研磨剤)で磨きを掛けて安定動作させました・・・(教訓) 真空管は足が酸化しますので長期保存した場合は必ず磨きが必要です。
追記 4-4
 追記4-2で回路変更したらゲイン調整するとガサガサノイズが発生するので、グリットバイアス電圧がVR500kΩボリュームにかからないように0.1μと1.2MΩで切り離しました。
5654_amp_19v_2
回路図の丸印が変更した部分です。これでガサガサノイズが無くなりスムーズなゲイン調整が出来るようになりました。

2015年5月13日 (水)

200V系・デジタル交流電圧電流計の取り付け

 短波帯で海外との交信のために200Vをシャックに配電し、RF1kW出力のリニアアンプへ給電しています。この200V系を計測するためにアナログの交流電圧電流計、カーレントトランスを準備して計測盤を製作しようと準備していました。
Analog_metter
            交流電圧計300V、カーレントトランス180AT/5A、交流電流計30A

 しかし時が移り、おもちゃドクター「多機能電池ボックス」の製作者が紹介してくれた交流デジタル電圧計&電流計Webサイトで見つけて、これはドンピシャと思いネット購入しました。
Ac_2

 交流デジタル電圧計&電流計は表示は7セグメントLED、そして裏面には基板へ組み込まれた検出部があります。電圧計測は赤黒の2本の細いビニール線を200Vラインへ、電流計測は基板に付いているカーレントトランスの穴へ200Vのラインの片側を通すだけで完成です。
取り付けには四角の穴あけが必要で、白枠内の形に整えてから本体を押し込みパッチン固定です・・・パネルが鉄板で刳り抜きに一苦労しました。
本体の大きさは高さ42mm、幅70mm、奥行40mmです。
200v_input_power_2
              シャックの200V(受電トランス付)系の計測

 交流デジタル電圧計&電流計のセッテングについては100V/200Vの2系統を目の前に置いて計測するのが理想でした。しかし、基板のカーレントトランスを取り外し母線側へセットし、目前の基板まで引き回した場合のRFのカブリなどを考慮して、今回は直付けで取り付けてみました。
写真の電圧、電流の表示はリニアアンプがスタンバイ状態です。RF1kW出力では198V/10.6Aと表示、電力換算すれば約2.1kWの消費電力になります。

2015年5月 8日 (金)

HEATHKIT HM-2103 RF 電力計のリメイク

 開局当時(1968年)のヒースキットSB-300受信機やSB-102トランシバーは大人気でしたが、学生には高額でキット購入組み立ては夢のまた夢でした。
Sb303_5
                       SB-303受信機
・・・・・ヒースキットとはミシガン州、ベントンの Heath Company が販売していた製品。ヒース社は航空機メーカーで Edward Bayard Heath によって創業され、のちに最初の電子キットであるオシロスコープで大きな売り上げを挙げ、キットにはオーディオ、テレビ受信機、アマチュア無線機などもありました・・・・・
 
 憧れのヒースキットをとうとう入手・・・電力計付き終端型ダミーロード「HM-2103 RF Load Wattmeter」を仲間のOMより頂いたのでリメイクしてみました。
Hm2103_front_3                  HEATHKIT  HM-2103 200W/1kW RF Load Wattmeter

 年代物の電力計はあっちこっちと塗装が剥がれ落ち、内部の配線材も固くひび割れ状態でリメイクをためらっていました。マニュアルについては無料サイトで検索していましたが、近くのOMがいち早く見つけくれました・・・感謝
このマニュアルのお蔭で回路分析が明解となり、リメイクを決断することが出来ました。

 まずは、すべてのパーツを外しケースの背面のシリアル№のシールを丁寧に剥がし、前面の銘板にテープでマスキング、古い塗装をある程度落としからスプレー塗装を始めました。塗装にはヒースグリーンに近いサバンナグリーンでスプレーしましたが、乾燥後は想像よりも明るい色でした。もう少しヒースグリーンに近づようと、やや暗い色のクラシックグリーンで上塗り仕上げました。フロントカバーはスモーキグリーンのスプレーで仕上げました。
Hm2103_remake_fs
                     塗装後のHM-2103
 前面の銘板はテープマスキングして塗装をしてみましたが見栄えが悪く、完成後にレタリングすることにして全面塗装しました。背面のシールはそれらしく貼り付けてみました。

 大型のダミー抵抗やパワー検出基板(CMカップラ)のアースについてはケース(筐体)を使った方式でRF大電流を扱うに相応しくない、塗装を削り落とした点接触的なアースの取り回しがなされていていました。
そこで、入力M座コネクターからダミー抵抗のアース側まで40mm幅の銅板でアースを取り回し、不安を払拭しました。
Hm2103_remake_inside
                       リメイク後「HM-2103」の内部

 検出部(CMカップラ)の基板のパターンの焼き直し、配線材を全交換、アース回りを改修してリメイクした「HM-2103」 RF Load Wattmeterの内部の様子です。
リメイク後に100W,200W,1000Wの電力を加えての校正を行って完成としました。200Wを加えると1分間くらいでも抵抗は熱くなります。

    ・・・・・ 「HM-2103」 RF Load Wattmeter 仕様 ・・・・・
周波数範囲    1.8~30MHz
電力計範囲    0-200W, 0-1000W
電力計精度    ±10%
定格電力      175W 連続、1000W 2分30秒位
過負荷表示    サーマルスイッチによるランプ点灯(9V 内臓電池使用)
SWR         1.2 : 1
負荷抵抗      50Ω通常
大きさ        幅13.35mm 高さ18.5mm 奥行31.5mm
重量         1.59kg

Hm2103_remake
                    リメイク後の「HM-2103」 RF Load Wattmeter 全体

 これは我が家でたった1台のヒースキット機器です。アメリカンドリームのヒース社製品「HM-2103」50Ω電力計でヒースグリーンの筐体と、ブラックベースにホワイトのメーター指針でノスタルジーにしたり、大事に使って行きたいと思っています。

 

2015年3月23日 (月)

475kHz送受信機/可搬・軽量タイプへ更新

* 475kHz帯の送受信機をJRC製で統一し、プロ風味を活かすためにスタジオラックCLASSIC PRO CRK-18にアッセンブルしました。東北総通による変更検査も、この重いセットを半径200m以内に民家のない冬山に持ち込んでの実施でした。
472khz_trx
 このシステムはスタジオラック自体が丈夫で相当な重量あり、試験電波発射や変更検査のために、その都度、応援隊にお願いして運搬・セッテングをくり返していました。

 そこで、送受信機を個別にして一人で運搬出来るようにABS樹脂のラックケースに移設し、システム構築してみました。

N_trx_systm
            CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CPAシリーズ
 写真左側がCLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CPA06で6Uのケース、右側がCLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CPA04で4Uのケースです。軽量で耐久性あるABS樹脂仕様ラックケースは凹凸のあるデザインでスタッキングが可能で、前後にラックレールが付いてEIA規格のラックタイプが取り付けられます。

N_trx_front

        上 475kHz帯送信機NSC-17(改修)  下 NRD-535D受信機

 写真上側の送信機がJIS規格のネジ位置で新たにパネルへ6mmの穴を開けてラックへ取り付け、写真下側の受信機とスピーカーはMIDDLE ATLANTIC ( ミドルアトランティック ) / U2 という2Uのトレイに固定してABS樹脂のラックケースに納めました。
 また、送信機後部のPA用トランジスターを保護するために裏面ラックへ4UのメッシュタイプのセキュリティーカバーMIDDLE ATLANTIC ( ミドルアトランティック ) / VT4を取り付け、そこに排熱用の小型ファンも取り付ける予定です。
N_trx_back
          上部メッシュの給電部分は切り抜き加工してあります

 このABS樹脂ラックケースに納めた送受信システムで、475kHzの移動運用を大いに楽しもうと思っています。とりあえず一人で持ち運べる程度の個体重量となりましたが、やはり移動運用は大勢の仲間との「ワイ・ワイ」が最高なのです。
N_trx_w

では、QSO楽しみにしています・・・475kHz帯へどうぞ !!

追記
 PA部の冷却効率の助言を受けて、メッシュパネルの上をブランクパネル2Uとして排熱用のDC12V
FANを取り付けてみました。ブランクパネル右下のジャックがDC12V入力です。
Ntx_fan

結果、全面メッシュパネルより温かい排風が出て来ました

 手持ちブランクパネル2Uで加工したので、PA部を覆い被せることが出来ず中途半端な排熱状態と思われます。しかし、長い間フルパワー50Wで送信してもケース上部の温度上昇は少なく、取り付けたFANによる排熱効果はありました・・・TNX エフさん !!

 厚さ≒3mmのブランクパネルに直径60mmの穴あけは「至難の業」でした Hi

2015年2月26日 (木)

缶カラ・ダミーロード 50Ω/1kW

 475kHzの全国初の東北総通の検査を2月19日に2局で受けました。前日のセッテングからADXAのOM諸氏と一泊の「前祝いミーテング」で合格祈願をしました。この際に差し入れとして缶ビールの入った、いかにもダミーロードでお使いくださいと言わんばっかしの取っ手付きの円柱缶をOMより頂きました。
早速手持ちのガラクタから部材を引っ張り出し、円柱缶をオイル入り1kWの50Ωダミーロードとして製作しました。
Can_dl
                                  缶カラ・ダミーロード 50Ω/1kW

 ダミー抵抗はエレマ抵抗(25Ω/100W)を直列にして折り返すように取り付けました。入力コネクターは円柱缶のフタ裏側にMコネメス座をセンターにして0.3mm厚の円形銅板に半田付けし、さらに缶のフタに銅板の周りも半田付けしました。
円柱缶の胴体部内側のつぎ目は大容量(200W)の半田ごてを使い半田を流し込み、つぎ目からのオイル漏れを防いだつもりです。

部材
ケ ー ス   : SUNTORY The PREMIUM MALT'S ×1缶(18.5φ×D:26.5mm)
エレマ抵抗 : <TKK>東海高熱工業KK製 25Ω/100W(20Φ200mm)×2本
コネクター  : M座メス×1個
銅    板      : 0.3mm厚×1枚(200×365mm)

 エレマ抵抗を折り返して取り付けたためか、インダクタンス分が少なく裸で30MHz/SWR1.28でした。25Ω/100Wの抵抗2本が直列で200W耐電力になりますが、オイルに全部を浸さないために50Ω/1kWダミーとなる計算です。コネクター近くの丸ボッチはオイルを追加する際のネジです。
Photo_2

 
まずまずの裸特性でしたが、インダクタンス分をキャンセルするため幅40mmの銅板による補正板を取り付けてエレマ抵抗との間隔を調整しました。特にコネクターから給電される左側エレマ抵抗側の間隔を調整すると30MHzでSWR1まで落とせました。
Photo_3


 しかし、厚さ0.3mmの銅板は薄かったのです。強度不足から補正板から手を放すとSWRが若干変化します。最終的には30MHzのSWR1.06付近でオイルの中に挿入ということになりそうです。最後にMコネメス座用のキャップを取り付けて外観は完成としました。
使うオイルは安価なサラダ油か高級な絶縁オイルかの選定に悩んで、オイル浸けはこれから・・・浸かれば50Ω/1kWダミーロードです。

          ・・・ オイル漏れには十分な注意を ・・・

追記2/1
 0.3mm厚の補正板を補強しながら性能アップを図ってみました。30MHz/SWR1.08から缶カラに入れた状態でSWR1.02まで落とすことができました。また機械的強度も増し、これなら安心してオイル浸け出来ると思っています。
Photo

 板金工作がいまいちですが、缶カラに入ってしまえば見えなくなりすHi

追記2/2
 缶カラ・ダミーの30MHz以上の周波数をBR200(クラニシ)ウェーブアナライザーで特性を測った結果です。
 

54MHz SWR1.0/50Ω 
65MHz SWR1.1/50Ω   
↓ 
82MHz SWR1.1/48Ω 
115MHz SWE1.5/70Ω 
155MHz SWR2.0/85Ω 

以上の測定結果から50MHz帯までは十分使える缶カラ・ダミーロード(50Ω/1kW)です。

2015年2月20日 (金)

475kHz帯の検査合格、免許交付

冬の検査、空模様が気に掛かりましたが前日セッテングと検査日2/19()の午後からは晴れてくれました。場所は秋田県大仙市の半径200m以内に民家無し、ADXAメンバーである冨樫OM所有の山中で、JA7NI(10W)JA7GYP(50W)475kHz帯の移動する無線局の検査が東北総通の2名の検査官によって行われました。(475kHz帯で全国初/東北初の検査との事です)
Photo
             検査場所へ向かう一行

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                検査当日の準備時の表情

Nsc17
              NSC-17(JRC)改造送信機 50W
 

 トップバッターとしてJA7GYP(50W)が検査を受けました。検査は周波数、電力、スプリアスの順で、すべてスペアナによる測定でした。

  最初の測定項目の周波数偏差でドッキリ、申告周波数より測定周波数の偏差が範囲外との指摘があり、測定周波数で申請書を訂正することになりました。
周波数は7ch分ですが、すべて475kHz帯の範囲内には入っていました。
 
自分で周波数測定をした時の注意点としては水晶発振子の銘板周波数で申請すると、発振回路に周波数微調整トリマーなどがない場合は誤差が大きくなる場合があるので、銘板周波数を実測周波数に変えて申請する事と、送信機の周波数表示も実測周波数で記入する必要があります。

 さて検査は再スターし、基本波の電力測定では30Wの出力で自前の通過型電力計SP-220(WELZ)の指示とほぼ同等でした。つづいてスプリアス測定の項目となり、第二、第三の高調波のピークが気になりキーダウンしながら検査官のスペアナをそっとのぞいてみました。自作のπ型4段のLPF(3倍波トラップ付き)の性能発揮はどうかとドッキドキでした。
 
 スプリアス検査はきびしく、平成1712月の無線設備の「スプリアス発射の強度の許容値」見直し ((2)概要資料 (578KB))に沿って行われました。まずは中心周波数付近の帯域内を測定、続いて帯域外領域、そして第二、第三高調波も含めたスプリアス領域で計12か所ほどdBmWの項目に記入されていました。
 
このスプリアス測定は時間が長く、送信機のPAの発熱が気になり時々通過化型電力計の針に目を配りました。40分位はかかったと感じてますが「終了です」との検査官の声に「送信機よがんばったな」と思いました。
 
結果、検査官より「スプリアス等についてはすべて許容値内です」の報告があり、「やったぁ」と安堵の瞬間でした。

 続いてJA7NI(10W)局の検査になり無事クリァー、2局で実通を行い検査を終えました。
取り急ぎ機材撤収を行い冨樫OMの自宅で2局に対して検査の判定が行われ、無線局検査結果通知書(変更検査 合格)と無線局免許状(475kHz帯の運用場所指定)及び無線局免許証票が手渡されました。

 475kHz帯の全国初の東北総通による検査では、ADXAメンバーの冬山での強力な支援が功を奏したのでありました。無線局変更許可通知書を受け取ってから試験電波発射時の機材の人力運搬やソリ引き、セッテング、CQ誌3月号の取材では応援隊のご協力、機材撤収などなど、そして検査前日の「前祝いミーテング」の参加メンバーによる夜中まで力強いご指導で検査を無事「指示事項なし」の「合格」を頂くことが出来、ADXAメンバーへ本当に感謝を申し上げます。
 
また、冬の山中に機材を持ち込んでの475kHz帯の検査にご尽力頂いた東北総通の検査官お二人に御礼申し上げます。

Photo_3
           泊まり込みでご指導いただいたOMメンバー

 最後に475kHzの全国初の東北総通による検査にあたって、JA7NI 冨樫OMには受信所やご自宅の拝借、そしてシステム構築の技術的ご指導に対して厚く御礼申し上げます。

特記
 
 東日本大震災以降ラジオを聞く人が大勢います。受信障害に関してはテレビよりラジオに対する苦情が多く寄せられているので、東北初の475kHz帯の免許人の先人者として特にラジオへ対するインターフェアーは阻止するようにして下さいと東北総通の検査官よりご教示がありました。

参考
 下記構成図のNSC-17送信機(2Ω)の出力はトランスで
50Ωに変換し、自作π型4段(3rdトラップ付き)LPFを付加して5D2W同軸で整合器へ接続、そして可変延長コイル、7m高の垂直アンテナへと供給しています。
Photo_5

475khz_3rd_fil
                自作π型4段(3rdトラップ付き)LPF

7m
        7m高のアンテナ組み上げ、整合トランスへアース取り付け

Photo
              可変延長コイルと整合トランス

 
 50W/7m高垂直アンテナでEIRP 1Wとする
システムは整合状態がアース抵抗によって大きく変化しました。AA-30(アンテナアナライザー)でZ=R±jXのjXをゼロとなるように延長コイルのインダクタンスを調整してZを探りました。自宅の庭ではZ=200Ω以上、山中ではZ=100Ω以下となりました。
このようにアース抵抗よって移動場所のZは変りますので整合トランスにはHighからLowまでの多くのタップ付が便利です。
*** 475kHz帯の移動運用では移動場所の申請(変更申請書)が必要で、総通より事前に許可を得なければなりません ***

 ブログを入力しながら無線局検査結果通知書と免許状をながめて、次の200m以内に民家のない場所の選定を地図で捜しています・・・推薦場所があったらご紹介下さい。

2014年9月22日 (月)

160m受信用ツイン・ミニ・ループアンテナ(T-MLA)の製作

160mはシャントフィードによる約40m長のタワーアンテナを用いてDX交信を楽しんでいます。タワーアンテナの送信の飛具合に不満はないのですが、設置環境が住宅街であるため垂直アンテナの欠点でノイズが多く受信には苦労しています。
そこで、指向性のあるアンテナでなるべくノイズを軽減したいと考案したのが同軸シールドループを2段にしたツイン・ミニ・ループアンテナ(T-MLA)です。
Twin_loop
                   160m受信用 T-MLA
 これを試作しAM放送を受信してフロントサイド(F/S)比を測定した結果、フロント側でSメーターが59+5dBの信号は90°のサイド側ではS1となったのです。(ヘッドアンプ、BPF無付加)
考察
S1減少が3dBとすれば、S9からS1までの24dB5dBを加えた29dBとなり、フロント側の信号に対してサイド側は29dB減衰され、ノイズ軽減に効果がある事になります。指向性についてはループ面方向(横棒と同じ
)で切れのある8の字をメーターの振れで感じました。
(SメーターのS1の校正は6dBですが、使用した受信機のS1は3dBタイプです)
 

 このT-MLAは直径800mmの同軸シールドループアンテナで受信能力を少しでもアップするために上下2段としました。ループアンテナ上下逆さまに設置して給電するために誘起電流は上と下で反転するのではと、合成出力を同相とするために位相反転トランスを使いました。これはインピーダンス100Ω(0°) & 100Ω(180°)2入力で出力インピーダンスは50Ωとなります。このため同軸シールドループアンテナの出力インピーダンスを160mバンドで100Ωに変換しています。

Loop_ant_lc
              同軸シールドループ(800mm径)・Z変換

160m_main_p

          変換トランス, 位相反転トランス,出力トランス, BPF, FETヘッドアンプ

 
ループアンテナ変換トランス   : 丸コアー 1回巻
位相反転トランス、出力トランス : 丸コアー 10回巻

 位相反転トランスで合成された受信信号はFETのヘッドアンプで15dB程度ゲインアップし、BPFを通してシャック側のAMECO(PT-3)プリアンプへ送っています。

Twin_mag_loop_head_amp_2
          T-MLA ヘッドアンプ基板及び回路図

 T-MLA
のヘッドアンプの電源DC13.8VAMECO(PT-3)プリアンプを改修し給電同軸に重畳しています。このヘッドアンプやプリアンプ(PT-3)は送信アンテナの強力な電波から回路を保護するために送信時にPTT信号でDC13.8VOFFとなるように改修しています。
Cont_sw_3
上写真の2階部分の小さな基板が改修部でホトカップラー及びヘッドアンプ、プリアンプON/OFFリレーです。右Mコネ座からヘッドアンプへDC13.8Vを供給、左RCAがPTT制御入力です。

 T-MLA160mの受信アンテナとして使用する場合にはトランシバー本体の受信入力の系統変更が必要です。トランシバーの受信専用入力A,BA側のジャンパー同軸を抜いて高周波同軸リレー切替器(ADXA提供)を挿入し、リレーのブレーク側を通常使用のアンテナ、メイク側をT-MLAとして、切り替え出力をトランシバーのRX(受信専用)に戻しています。
Antenna_sw_2

                    高周波同軸リレー切替器

Mtmla
                      T-MLA システム図

結果と今後

 トップ4mの高さで近距離の局を受信した結果、SメーターがS1からS9にいきなり振れだすというS/Nの良さを感じました。しかし、シャントフィードによる約40m長の垂直アンテナに比較すると感度不足が否めません。そこでツイン・ミニ・ループアンテナ T-MLA(ヘッドアンプON)を南北指向として垂直アンテナと同等のノイズレベルになるようにAMECO PT-3のゲインを最大+トランシバー本体のP.AMP 1にセットしてやっと同程度になりました。
 これから160mのシーズンになりますが T-MLAの成果を試すにはまだ先の様です。過剰な期待していませんが少しでも垂直アンテナに勝る部分があればと、T-MLAを回転させるために基部に江本のローテーター(ADXA提供)をセッテングして本格シーズンに備えようと奮闘しています。

追記
 受信アンテナを高周波同軸リレーにより切り替えるシステムで構築しましたが、現在使用中のトランシバーには簡単に受信専用にセット出来るモードがありました。
トランシバーの「ANT」を長押し、「ANT TYPE」の「ANT 4」をRX/TXからRXにセット
として「ANT 4」にT-MLA受信出力(AMECO PT-3)を接続すると使用できます。
「ATN 1」を「1/R★」にセットすれば送信は垂直アンテナ、受信はT-MLAとして運用出来ます。他の周波数にQSYして再び160mにQRVする場合は「1/R★」へのセットが必要となります。
この方法・・・早く知っていれば難儀せずに済んだのに・・・Hi

 

2014年9月 8日 (月)

DCA55 半導体測定/電極判定

 トランジスターやFETでアンプを作ろうと規格表で特性を調べ、そして外形図を調べてもどっちから見ての電極端子か、迷って自己判断で「えいっ」と半田付けし電源ON・・・運悪ければオシャカなんて困ってしまいます。

 そこで確実に電極を表示してくれる簡単便利なグッズを紹介します。測定する半導体の極性も気にせず電極端子へクリップして電源を入れるだけで自動測定・判別してくれるPeak Atlas DCAの「Model DCA55半導体アナライザーです。
使い方は簡単で、測定器のプローブを被半導体の電極端子にクリップしてONボタンを押すと表示され、液晶の右端に ↓ (矢印)が表示されたらsclollボタンを押すことで各項目が判ります。3色のプローブを各々どの色で電極端子へ接続しても分析します。

Dca55
                              「Model DCA55

 DCA55はバイポーラトランジスタ、MOSFET、サイリスタ、トライアック、ダイオード、LEDなど、さまざまなタイプを分析できる半導体アナライザです。
機能としては半導体各種、電極端子、他にはゲイン、ゲートしきい値電圧、電圧降下などのパラメータも確認できます。

Dca55_fet_2
                      プローブの色と電極端子を表示

 半導体アナライザー「DCA55」の電池は特殊なA23タイプ(12V)を使用しています。アクセサリーとしてキャリングケースも別売されています。

 トランジスタ規格表の小文字に苦労したり、電極端子を間違えることもなく自信をもって半田付けが出来ます。そして、ジャンク箱のトランジスターをチェックしてサイリスタやFETを見つけては喜んでいます。


 

2014年9月 4日 (木)

LED ランプで雰囲気創り

       ・・・・・ cq CQ DX de kp1a KP1A kp1a up ・・・・・

 これからの秋の夜長、DX信号をヘッドホンで集中ワッチするのにテープLEDランプを使った手元ライトで、ダウンライテングな雰囲気創りをしてみました。

Led_5

 ここで使用したLEDランプは秋月電子通商より「テープLED 白色 18LED 30cm」で一本500円で販売されています。
仕様
◆1素子入LED×18個
◆電源:DC12V
◆長さ30cm×幅12mm×厚さ3.2mm
◆消費電流:約110mA(コネクタ付ケーブル使用、全点灯時)
Tape_led

 テープLEDの裏側に粘着テープが貼ってあり、適当な位置に固定して使えます。下の写真がシャックのラックに取り付けた状態です。電源はジャンクの10VスイッチングACアダプターを使いましたが十分な明るさです。
Led_4

 取り付け位置(奥行)は椅子に座り、ライテングは眩しくなくトランシバーのメインダイヤルをかすり、手元に光が拡散するようにセットしました。
 

 いつもは頭上の蛍光灯で照らされて部屋全体が明るくなっていたシャックに比べると、周りがライトダウンされDXingへ集中出来、New Oneが増えていく感じすら覚えます。       
                ・・・・・ FB DX !  ・・・・・

2014年6月21日 (土)

ワイヤレス・ヘッドホン「HA-WD50-B」の導入

 ハムライフではトランシーバーのPHONESにコード付きヘッドホンを挿し込みモニターしてきましたが、無意識に物を取りに立ち上がったり、後ろを振り向いたりした時にコードで引っ張られて、何度となく痛い目にあってきました。

 絡まったヘッドホンのコードを外しながら、ワイヤレスであったらなとWebでカタログをサーチしてみました。ワイヤレス方式にはBluetooth、赤外線、2.4Gなどがあり音質重視の製品が多く高価でした。その中から値段が安く、簡単にトランシーバーに接続でき、家の中ぐらい電波が届けば良しとして「VICTOR(ビクター)/HA-WD50-B」の2.4Gデジタル変調タイプを選択して使い始めています。

Wl_hp

         送信機 充電器 受信機 WL Head Phones

一般仕様
送信周波数帯 2.4GHz
変調方式   
FH-SS
受信距離   30m


 
 送信機はヘッドホンの充電器と一体になっていて、専用のACアダプターから5Vを挿し込んで使用します。アナログ変調入力は
PHONES出力から3Pミニプラグで取り出しRCAピンプラグで差し込みます。-8dBのアッテネーターで切り替えられ、過変調を防ぐことが出来ます。

Tx
                 送信機 充電部


 受信機はイヤーパド内部に仕組まれ、電源ON/OFFスイッチやVRスイッチで音量コントロールが出来ます。電源の電池はニッケル水素電池(4)2本がRchのイヤーパドに装填され、充電は送信機部に載せて充電します。これで約10時間使用できるとの事です。


Hp
              受信機 ヘッドホン 

 HA-WD50-B(2.4GHz) ワイヤレスヘッドホンの使用感はイスから自由に立ち上がれ、動き回れ最適です。ふとコードが引っ張られると思う時があり、いつもの癖でコードを手探りしています。重量が電池込で約210gありますが、頭を押え付けられる事はありません。少し耳への圧迫感があり、使いこなせば緩くなることでしょう。
ペデションにおいて№指定された時など、7エリアのコール前にヘッドホンを掛けたまま、我慢せずに用足しが出来ます。
 この2.4GHzのデジタル変調の遅延についてはCW運用の送信モニターで気になりますが、すぐに慣れてしまいました。しかし、SSB運用は遅延で話し出せなく、送信モニターとして使えません。

2014年3月10日 (月)

ファンの風量調節用・万能調光器

 中波送信機(472kHz)PA(パワーアンプ)部の排熱にAC100V・角型ファンモーターを使用していますが、「ブーン・ワーン」と風切音が大きく家族に更なる騒音迷惑をかけます。少しでも角型ファンモーターの回転数を落として風切音による騒音を抑えようと安価な万能調光器を入手してタカチのSW-100ABS樹脂ケース(W:65mm H:35mm D:100mm)にアッセンブルしました。
472khz_tx
                       中波送信機 角型ファンモーター(写真右側)


Light_cont_all   
        タカチのケース(ABS樹脂)に収めた万能調光器

 万能調光器は「20A AC100Vトライアック万能調光器キット
として秋月電子通商より購入したものです。制御素子のトライアックで負荷に流れる電流を位相制御し、電球の明るさや半田ゴテの温度、扇風機の風量などを調節するのに使われます。

購入したキットは100V/20A(2kW) の定格ですがトライアックの発熱を考慮してあらかじめ下の写真のように放熱板(ジャンク)を取り付けました。
Heet_shink
                  トライアックに取り付けた放熱板
 
 この状態で
400Wの電気ストーブをフル点灯して長い時間通電をした結果、放熱板を指で触ると相当な熱さでした。耐電力はトライアックへ取り付ける放熱板で変わりますが、今回製作した万能調光器の耐電力は定格の1/4程度500Wが限度かと思われます。
Light_cont_open

 中波送信機に取り付けた角型ファンモーターは小電力(AC100V/14W)でフル回転させていても放熱板はほんのり温かい程度でした。送信機を運用している時間にもよりますが、ファンから排熱される温風を手で確かめながらVR(ボリューム)ツマミで適宜、風量を調節します。

 これで「ブーン・ワーン」という中波送信機からの騒音を「フーン・スーン」まで下げられます。深夜早朝の騒音迷惑とPA部の排熱の管理は自己責任で、風量を調節してPA部を壊さないように中波送信機を運用したいと思っています。
回転数を落とすだけなら抵抗を直列に入れるほうがもっと安上がりとの声もありましたが、諸条件を考慮して回転数を可変できる万能調光器を選びました。

追記 1    1 Aug,2014
 アマチュア局への 475.5kHz 帯の割当て等でモードは A1A, F1B, F1D, G1B, G1D で周波数が 472kHz ~ 479kHz まで告示されました。この訓令は、平成  27年1月5日から施行するとのことです。
アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別を定める告示の一部改正案等に対する意見募集を 8月1日から 9月1日までするそうです。特にデジタルモードでは世界共通のバンドプラントなるように総通に願いたいものです。

 アンテナの設置と延長コイルの製作そして、このシステムで 475.5kHz 帯の免許申請書の作成に取り組みたいと思っています。

2014年3月 1日 (土)

コンテスト用ヘッドセット? 「HM-19V」導入

 コンテスト・DXペデションでは耳、目、口そして両手、足を働かせて奮闘していますが、交信局数は少なくいつもどん尻近くの成績で終っています(いつも反省)。SSBコンテストでは最近HeiLのPRO SET ELTEという重厚で重量のあるヘッドセットを使い始めていますが圧迫感で疲れ、ついにはスタンドマイクと軽量ヘッドホンを使う方が多くなっています。

頭を強く圧迫しない小型軽量のヘッドセットを探していましたが、いずれも値段が高く思案していました。そこで軽量ヘッドホンに超小型のECM(エレクトレット・コンデンサーマイク)を取り付けした自作ヘッドセットの構想を練っていました。

 先に製作したインターフェースボックス用のパーツを仕入れようと秋月電子通商のカタログをサーチしていたところ目に留まったのがマルチメディア用ヘッドセットHM-19Vでした。
これは使えるかも(安物買いの銭失い?)と買い物かごに入れて取り寄せ、トランシバーのマイクコネクターへの変換ケーブルを製作しARRL DX SSBコンテストで使用してみましたので紹介します。
Hm19v_3  

   マルチメディア用ヘッド・セット ボリューム付き  「HM-19V  秋月電子通商より

HM-19V」の仕様
マイクヘッド部
・エレクトレット・コンデンサー タイプ 

・感度:-58±3dB 
・動作電源電圧 1~10VDC、0.5mA MAX 
イヤー・スピーカー部 
・スピーカー部マイラー・フィルム・ダイナミックタイプ 
・インピーダンス:32Ω、ボリューム付 
・周波数特性:20Hz~20KHz 89dB±4dB 100mW 
・3.5mmステレオプラグX2、1.8mコード付き 
・マルチメディア・パソコンに最適

Fs
                        ヘッドホン・スタンドに掛けた「HM-19V

 変換コネクターの製作は8Pマイクコネクター(メス)、カバー付きミニジャック3P(マイクロホン)、2P(PTT)を準備して半田付け結線します。また、ヘッドホンにはミニプラグと標準プラ変換を取り付けます。PTTは2Pで延長しフットスイッチを使用しています。

Photo

          ミニプラグ標準変換/ 8P=3P,2P変換コネクター/ Foot SW

・8P 1番ピン→3P(チッブ、リング) Mic  *チップとリングはパラ付け(8P 1番ピン +8V印加)
・8P 7番ピン→3P(スリーブ)    Mic GEND
・8P 6番ピン→2P(スリーブ)       PTT GEND
・8P 5番ピン→2P(チップ )         PTT


 ヘッドセットHM-19Vのヘッドホンはオープンエァータイプ、マイクロホンは所定の位置にセットしやすいフレキシブルタイプ
で重さは100g程度と軽く長時間使用していても疲れ感はほとんどありません。音質はヘッドホンがややソフト、マイクロホンはEQ(イコライザー) 補正し、コンテスト時に明瞭度と迫力を上げるためTX Tone Bass+2、Treble+4に設定しています。

 
 何と言ってもワンコイン(
500円)の安価で、アマチュア無線用にちょっと工夫すればグッドなアイテムとなります。

2014年2月10日 (月)

Digital/CW mode & Liner Amp control   インターフェースの製作

シャックの正面に鎮座している主力機DSPトランシーバーが不調になる現象が発生し、さては毎日の楽しみが無くなるのではと不安になりました。

 そこでDSPタイプのトランシーバーをネットで検索icom IC-7000(100W) を入手し、現在のシステムに増設することにして東北総通へ変更届を提出しました。
このトランシバーで他社のリニアアンプをコントロールする場合はACC(アクセサリー)のSEND出力を利用して別途トランジスターやリレーでON/OFFさせなければなりません。また、デジタルモードで運用するためにはIC-7000用のインターフェースが必要となり製作しました。
Photo_6
        サイズ: 180mm 高さ30mm 奥行き 110mm

  このIC-7000
用のインターフェースはRTTY,PSK,SSTVなどのデジタルモードの送受音のレベルコントロール及び、RTTY,CWモードのKeyingリニアアンプのSEND端子をPC(パソコン)でコントロールするものです。そして、コントロール中のモードは前面のLEDランプが点灯し、動作状況を確認できます。

Photo_7
 

 RF回り込みの防止策としてレベルコンバーター部ではトランスを介し、FSK,CW
のKeying及びリニアアンプのSENDコントロールはホトカプラーICでスイッチングさせることで、トランシバーのGEND(アース)とPC(パソコン)のアース回りを切り離しています。
 そして、PC
のマイク、スピーカーと繋がるステレオミニジャックの取り付けではアクリル板を加工し、CW,ALC,SENDのRCAピンジャックはベーク板と、それぞれシャシーから絶縁してRF回り込みを防いでいます。(ALC: ACCのスルーライン)

Photo_9  

 リニアアンプ
が真空管タイプでSEND端に大きな電流が流れる場合や、オープンコレクタータイプのSEND端で本機ホトカプラーの損失がオーバーする場合を考慮して、小型のリレーを内臓させています。この小型リレーによるSENDコントロールではインターフェース内の配線変更が必要です。

 トランシバー(CI-V)
)やPC(USBタイプ)と本機インターフェースを接続するために、USB→CI-VやUSB→Dsubのシリアルパラレル変換がそれぞれ必要になります。
このシリパラ変換を使用するにはPCへドライバーをダウンロードしなければなりません。FTDIのドライバーをインストールし、MMTTY,MMVARI,MMSSTV,N1MM LogなどはEXT FSKへCOMポート№やPTT=RTS,FSK=TXDを割り付け、CWはCOMポート№を割り付けCW=DTRとします。
CI-VについてはDsub側のRXDATA,TXDATAをまとめてCI-V 2Pプラクのチップへ、GNDはシールドとしてトランシバーのREMORTへ差し込みます。

                   IC-7000用のインターフェース回路図
 
Digtal_if_ic700

 このIC-7000用のインターフェースの特徴はマザー基板からACC(アクセサリー)8Pオス、Dsub座メス、4連RCAピンジャック・ミニジャック、VR(ボリューム)、LED Bordまでは直接配線しないで、メンテナンスや改造時はコネクターの抜き差しで簡単にマザー基板を外せるように工夫してみました。
抜き差し可能なコネクターは3P、6P、8Pの各種で、初めてオープンバレルコンタクト用の圧着工具(P-706)を駆使してオープンバレルピンを配線に圧着してコネクターを製作しました。このとき、配線材を挿入して力強く圧着すると締めた部分が断線します。コツとしては配線材が抜けない適度な握力での圧着が必要です。
P607_2
      P-706圧着工具 オープンバレルピン各種(右端仕様)
 

Photo_8 ケースのネームレタリングはA-oneのフィルム2枚貼り合わせの透明タイプ(品番28873)「手作りステッカー(インクゼット専用)にパソコンWordで作成した枠や文字をプリントしたものです。
紙による試しプリントで、位置合わせがOKとなれば「手作りステッカー」に印刷、そしてカットして貼り付けます。
(特徴 : 濡らしても擦っても文字が消えない & 貼り合わせ時にエァー抜きが難儀)
 これもまた、初めて使用してみましたが少々高額です。し
かし、仕上がりが見栄えする逸品です。(3セット6枚組)
 


 IC-7000用のインターフェース製作では全面シート使ったレタリングで見た目の重視とマザー基板脱着が楽な物に仕上げて見ました。これで安心して、いつでも主力機DSPトランシバーを修理に出す事が出来ます。
 毎度の事ながら簡単な図面を基にして時間をかけ、製作に取り組んでいますが正式な図面は最後に仕上げています。
(現物合わせ?) 

 小物作りは私にとって至極な世界で、次は何を創ろうかと・・・・・んん、半田ごてから煙が、大事なレタリングシートを焦がした夢を見ていました。

 

2013年12月18日 (水)

不朽の銘HF機「FT-101B (Yaesu)」の再生

ADXAのOMが断舎離として数種のトランシバーを放出し、シャックを整理するとの情報で写真を添付してくれました。その中にひっそりとFT-101らしき物が写っており、確認したところ「FT-101B」でした。
いつの日にか実物を手元に置きたい、いじくって見たいと思っていましたので満面の笑みを浮かべつつ、どっしりと重い「FT-101B」をわが家へ持ち帰りました。
当時FT-101は団塊世代の新人サラリーマンには高額で手が出せなかったので、何時かはコリンズやFT-101を手に入れようと40数年間、夢をいだいていました。  OMへ”ありがとう”感謝致します。

Ft101_l   
さて、手に入れた「FT-101B」は歳月には勝てず埃がたまり所々に錆があり、「よっしゃ、きれいにしてやろう」の気分になり再生に取り組み始めました。
先ずはエァーコンプレッサーで埃飛ばしから始め、刷毛や綿棒で付着した汚れを落とし綺麗になった「FT-101B」を遠めに眺めて悦に入っていました。ファンモーター部は全分解をして羽根の裏部分まで清掃しました。前面パネルは台所洗剤をボロ布にしみ込ませ汚れをふき取り、各ツマミやメインダイヤルは全部外し台所洗剤に浸けておき、歯ブラシで洗いました。ケースは錆を取り除き、傷付いた部分に同色系で上塗りして見栄え良くしたつもりです。他にはツマミのアルミエスカッションの欠損やSメーターカバーが割れ、ケースサイド脚のひび割れがありTMT社のレストアパーツを購入し交換しました。
Ft101_open_2   
Ft101_fan_2   
1970年代を代表する無線機としてあこがれた「FT-101B」、随所にYaesu無線の当時の技術が垣間見られ大変な刺激を受けいてます。いまだに電源は入れてませんが、これから時間を掛けて再生させようと箱崎順之氏著書の「FT-101メンテナスガイド」やTMTサービス「FT-101E完全再生術のすべて」を熟読解読しながら取り組んでいきます。これで良しとなったら火を入れて楽しみたいと夢を見ています。Ft101_gr
                  ギロチンと呼ばれたμ同調機構
Ft101_r
                     火入れを待つ「FT-101B」

2013年9月 4日 (水)

X'talマイク用マイクスタンドの製作

 夏の暑さ~しのぎ~にと小物作りへ取り組みました。アイワの「M-120という昭和40年代のクリスタルマイクロホンを狭いオペレーテングデスクにセッテングして、手元すっきりでSSBのDXを楽しもうと小型のマイクスタンドを製作しました。
 Deskstand_fs
このX'talマイクヘッドにはFETアンプ、デスクスタンドに取り付けたPTTスイッチの裏にDC-DC Conv(8V→12V)を仕込み、音質やダイナミックレンジを改善しています。

参考 FET ヘッドアンプ
音質調整については2SK30Aのゲート、アース間に数十PF~数百PFを挿入して、それぞれ好みで楽しんで下さい。こちらのボイスに合わせ今回は無しでやや硬めですが、ガナリマイクとしては明瞭度・軽やかさ・低音膨らみと十分な音質です。
大声で歪んだら、ゲートの直列抵抗3.3MΩを増やして下さい。
Xtal_mic_23
             Aiwa M-120 用ヘッド部内蔵型FETアンプ回路図

Deskstand_inside
         熱ヒシチューブを被っているのがDD Convと平滑コンデンサー

 いつもながら机上は所狭しの状況になっていて、デスクスタンドはなるべく小さく重く、頑丈なものをと選択しました。SHUREのDesk Stand A202BB を入手し、8PコネクターやPTTSW'er、マイクケーブル通線の穴あけ加工をしました。マイクロホンの支柱はベークライト製のパイプでネジの切ってある銅棒が入っているジャンク品の流用です。
Deskstand_ptt
SHUREのデスクスタンドA202BBは細いフレキシブルマイクのデスクスタンド専用として販売されているものです。
■寸法:幅76×高39.5×奥行92mm(肉厚2mm)
■質量:145g

 この鋳造製のデスクスタンドへ写真のようにPTT SW'er、マイク支柱、8Pコネクター、X'talマイクをアッセンブルしてSSBのDXガナリ用のマイクロホンとして使い始めました。A202BBは狭いスペースに置けて重量感があり、4ヵ所のゴム足が机上の振動を吸収し滑り止めとなり、力を入れてPTTを押してもびくともしません

 夏の暑いときに大汗をかきながらの穴あけ加工の作業でした。ボール盤での穴あけ中に左手で押さえていたデスクスタンドが汗でスベリ、ドリルとともに回転し始め、親指に1cm程の引っ掻き傷を負ってしまいました。デスクスタンドが丸く汗で滑りやすくなるので十分に注意して作業を行って下さい。

追記3-1
  メーカー指定のLEDランプを挿入し、PB(プッシュボタン)の空き接点を利用してマイク電源DC8Vから400Ωを通してPTT(プッシュツゥートーク)ONでPBのランプを点灯させました。
送信ONで緑色に光輝き、リラクゼーション効果もありDog Pileでは冷静沈着にガナルようになりました。
追記3-2
 DX局のコールでパイルアップになると、どうしてもマイクに近づき大声でクリップさせてしまいます。そこで、2SK30Aのゲート抵抗3.3MΩに2.2MΩを追加して合計5.5MΩでゲートドライブを小さくし、ガナリ時の歪を抑えています。使っているマイクエレメントではゲート抵抗値をもっと大きくしても良いと思っています。
追記3-3
 クリスタルマイクヘッドにパラにC:361J(360pF)を付加しキンキン音を抑え、2SK30Aのゲート抵抗はついに8MΩとして珍局をコールしています。
追記3-4
 FETのソースとゲート間に2.5MΩを挿入し、バイアスを5.7Vとした結果、ガナリ時の歪がなくなりました。

2013年8月27日 (火)

BCL用フェライト・ループアンテナの製作

 秋の夜長、 BCLを楽しもうと枕元にラジオを置いてスイッチオンしてみましたが、ローカル放送以外は良く聞こえません。遠くのラジオ局は周りの雑音といっしょに受信されるので受信状況は良くありませんでした。
 そこでベランダに磁界ループアンテナを設置して受信してみた結果、アンテナの方向によっては周りの家電ノイズも消え、いろんなところの放送が受信できるようになりチューニングダイヤルを回し楽しみました。 しかし、聞くたびに磁界ループアンテナのセッテングは面倒くさいことや、窓を少し開けてケーブルを引き込んだりと無用心になります。
 
 ならばと小型高性能で指向性があって枕元にセッテング出来る BCL用のアンテナをネットで探しました。高額なアンテナから簡易タイプまでいろいろありましたが「買い物かご」に入れませんでした。
 ・・・ ありました!!大発見 ・・・
 ものぐさBCLにぴったしのタイプで早速自作し、枕元(窓際)へ置いて受信してみた結果、良好でしたので紹介します。大進無線の3D無線クラブで紹介されている「BCL帯対応受信用フェライト・ループアンテナの作り方」超小型アンテナでインピーダンスが50Ωです。格好は3D無線クラブの物と違いますが中味は同じです。

Photo_2  
 今回製作したものは直径37mmの塩ビパイプに塩ビキャップ2個、それにアンテナ出力端子としてM座のメスコネクターを取り付けし、全長200mmBCL帯受信用の指向性アンテナです。
 
 マグネチック・フェライト・ループアンテナは同軸ケーブルとフェライトバーを使った静電シールドタイプです。作り方は長さ90mm、径10Φのフェライトバーに極細の同軸ケーブルを30回巻くだけで、端末処理については同軸磁界ループアンテナと同様です。作り方は下記構成図を参考にして下さい。
Mfl_2
                 大進無線3D無線クラブより

Photo_5
 同軸をフェライトバーに巻き込んで、熱ヒシチューブで固定した状態です。構成図にあるように結束バンドが簡単のようです。今回は編目の密な高級同軸を使用たため、30回巻きでも幅広になりました。


 指向性については正面の信号強度(Sメーター)S9の信号がサイド側ではS3以下まで落ちます。dB表記に換算すればS1落ちるとは電界強度が-3dBとなる事ですので家電ノイズ方向をアンテナ指向性のサイドにすれは18dB以上ノイズが減る事になります。
これで目的のラジオ局と家電ノイズなどの雑音源が90度の関係になれば、ノイズの少ない良好な受信でBCLが楽しめます

2013年7月22日 (月)

SILVER EAGLEマイクロホンのリニュアール

 スタンドマイクの~ASTATICシルバーイーグル~スタイルに魅了されて使ってきましたが、アメリカ人の太い声には適しているのか、馬力のある明瞭な音質で聞こえてきます。
日本人の私の声ではキンキン状態の音質になり、不向きと判断して既製の内臓マイクアンプを撤去してFET1石(2SK30)のマイクアンプへリニュアールしてガナリ用として使ってます。

Imgp2306_3_5   

 このシルバーイーグルには内臓のFETアンプ電源としてトランシーバーのマイク端子8Vを長い間使ってきました。DXペデションをコールする際にはどうしても"でっかい声"になってしまい、ピークで若干の歪を感じマイクアンプの出力にアッテネータを挿入して調整してきました。それでもお腹に力を入れてガナッテしまい、クリップさせてしまいます。
クリップを少しでも避けるためにFETアンプの電源電圧を8Vから12Vに上げてチェックしたところ、ガナッテもかなりクリアになりました。このまま外付けDC電源で運用をと思い、マイクコードと共にDCコードを引き出しましたが机上で使うには不恰好でした。

マイクロホンのスタンド基部に収まるDC-DCコンバーターを捜し求めて秋田市内の音響サービスより入手しました。シルバーイーグルの内臓電池006Pホルダーに差し込めるサイズの17mm×27mmサイズでCOSELのDDコン(5V→12V用)です。

Imgp2307_2_2

 5V→12V用のDDコンで入力8Vで発熱を気にしましたが、負荷が軽いせいか12V出力で発熱はほとんどありませんでした。これを内臓のFETアンプの12V電源として使っていますが、気にしていたノイズも出ませんでした。
リニュアールしたシルバーイーグルは明瞭度があり図太くパワフルな音質でDXをコールするのに最適なマイクロホンに仕上がりました。      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
PhoneではピークでクリップのないレベルでDXを稼ぎたいものですが、最近はCW、デジタルモードへ神出鬼没ですHi。
Slver_eagle_hede_amp_32
              ASTATIC SILVER EAGLE FET Amp 現用回路図


追記 3-1
  FETアンプのGateに1MΩと1.5MΩをシリーズにして中点より10MΩで固定バイアスを掛けて動作させていましたが、ガナリでクリップが発生し対策に四苦八苦していました。OMよりBolgでコメントが入りGate抵抗なしでコンデンサーで受けてみてはとの事で、下記回路のように製作してみました。
Astatic_se_fet_amp_3    
                         初期の回路図

 アンプはマイクのハンドグリップのバイプの中に組み込んであり、バラシと組み立てには苦労しました。Gate抵抗を取り払い、バイアスを掛けていた時のDCカット用の入力コンデンサーをも外しました。
 結果、回路図のようにシンプルで小声ではクリップしない延びのある音に仕上がりました(マイクへ近接大声でガナルと歪ぽっさが残ります)。
マイクヘッドの出力にパラったコンデンサーの容量1000pFはもう少し小さめにしてHigh toneでも良かったかなとモニーターして感じています。
                     それにしても音作りは千差万別です


追記 3-2
 FETソースフォロワーのクリスタルマイク用アンプを数台製作してきた結果、トランシーバーのマイクアースとPTTアースをマイクアンプ側で接続すると若干(極小)ハム音が出ます。
マイクコンプレッサーをONとすれば感じ取れる程の小さなレベルでしたが気になり、トランスを使いPTTアースとマイクアースを切り離す対策をしてみました。 
 2SK30Aのソースフォロワーの出力をSANSUI ST-73A(1k : 1k)でアースを切り分けし、送信機のマイク端子へ差し込む方法でハム退治しました。このトランスにはコァーも包み込むように薄い銅板で腹部分へ巻き付け(大外を一周させ半田付け)磁気シールド(電源トランス等の電磁誘導によるハム対策)しました・・・SANSUIのSTシリーズはF特優秀です。

 シルバーイーグルのパイプの中にFET一石のマイクアンプを空中配線していましたが、今回は撤去してあったシルバーイーグル本来の基板を使い組み直しました。その基板上にST-73Aも取り付けてあります。
・・・ハム退治の結果、コンプレッサーONとしてもハム音がなく、低域も十分で中高域はすっきりと軽やかなになりました・・・ほっ !!
(回路図修正済み)

追記 3-3
 
電流測定中にうっかりミス続でテスターを壊し、修理依頼しました。そこでSanwa PM33を手に入れ、電圧チェックを兼ねてシルバーイーグルのFETアンプのソース電圧を実装基板のまま測定したら1Vと表示され???、(2.5MΩなしでも製作時は6Vあったハズ??)
なんでとの思いでJR1BAL局がコメントしてくれましたゲート/ソース間に2.5MΩの抵抗を挿入してドレイン電圧12Vの1/2となるようにソース抵抗を探りました。
 ソース抵抗は3.3KΩで半分の6.0Vになりました。筐体アース(MIC BODY GND)をPTT GNDとしていましたが、出力トランスのシールドも合わせてMIC GNDへ付け直しました。
音質をチェックしたところ、マイクへ近接大声のガナリでも歪がなくなりスッキリしました・・・ふぅ~ (回路図修正済み)

 結果、ソース電圧の測定をくり返しましたが6.0Vで安定しています・・・クリスタルマイク用に製作したすべてのアンプを見なすことにしました。
反省、基板実装したら各部の電圧を確実にチェックすることを肝に銘じます。JR1BAL局のコメントに今頃になって感謝申し上げます。

2013年5月 3日 (金)

中波帯(475KHz)変更申請準備

 中波の475KHz帯はアマチュアバンドとしては2番目に長い波長です。すでにヨーロッパ等では許可になって、WebクラスターにDXリポートが載っています。この472.5KHzをショートワイヤーアンテナで時々ワッチをしていますが、さっぱり聞こえません。どんな伝搬で何時頃にオープンするのか興味あるバンドです。
日本ではWARC12で配分が決まった475kHz帯、平成24年11月14日に開かれた電波管理審議会で諮問第35号に答申され、472-479KHz帯の7KHz幅をアマチュア業務用として追加する。そして、施行日は平成25年1月1日に発行するとありました。 
  
 最近、ADXAのOMがプロ用送信機(JRC製)の水晶発振子をアマチュア周波数に合致するものに差し替えるだけで475KHz帯の電信モード(A1,A2)でオンエァーできる出力50Wの送信機をブログで紹介されていました。この憧れのプロ用送信機をアマチュア無線で運用するには若干の工夫や改造が必要とのことでした。

 私にも1台をと切なる思いで譲渡を申し出て、とうとう入手できました。中古と言えども威風堂々のプロ用送信機でした。早速、パネル面の清掃やツマミの洗浄、ピカールでの磨きをかけ、エァーガンによる基板の清掃、半田クラックの目視確認などと丸々2日かけてきれいにしました。電源部は通販で中古の24V/14Aを購入しました。
プロ風味を活かすために、受信機も含めてオールJRC製で統一し、これらをシステムとしてスタジオラックCLASSIC PRO CRK-18にマウントしてみました。
 472khztx
              受信機 NRD535D  送信機 NSC-17(24V/9A)
 送信機の大きさは249mm高、480mm幅、442mm奥行、重さ20kgで構成はOSCのチャネルが8ch、ファイナルは2SC2433のSEPPのD級動作で出力は50W(A1)、130W(A2)です。A2モードでは800Hzの70%変調がかかります。
送信機の一部改造はDC24Vの電源コネクターの交換、パワースイッチONのパイロットランプ(黄LED)、キージャクの取り付け等です。送受信機の切替えはエレキーのTr出力に2回路リレーを追加し、一つはキージャクへ、もう一つは受信機のミュートに接続しています。
 
  アンテナ負荷は2Ωでアンテナマッチングのローデングコイルとして、バリオメーター(HighQとなる巻き方)が使われています。
 送信チェックには2Ωのダミーロードが必要となります。 バリオメーター使用時には2Ω+600pF(シリーズ接続)で、バリオメータースルー時として2Ω/50Wクラスのダミーロードで終端します。また、50Ωダミーロードを使う場合は2Ω:50Ωのステップアップトランスが必要で自作します。

R_dummy
            2Ωダミーロード (10Ω/10W セメント抵抗×5本)
 セメント抵抗は耐電力が高くて安いが、巻き線型であれば高周波特性が悪いためにインダクタンスをキャンセルするように上下を互い違いに取り付け作ってみました。
測定結果は472kHzでR:2.2Ω、X:1.9Ω、L:0.6μHの値となりました。

250
            50Ω:2Ωのトランス(50Ωダミーロード時に使用)
 今回製作したトランス(耐電力200WRF)は9ターンが1.6Ω、10ターンが1.9Ω、11ターンが2.2Ωでした。30回巻きでコイル両端に50Ωダミー、タップはコールドエンド側から9-11回巻きから取り出し2Ωを探ります。

*ダミーロードによる送信チェックやスペアナによるスプリアス測定はこれからです。無線局の変更申請として送信機系統図、空中線図作成、そして何より送信アンテナをどうするか、受信アンテナをどうするか、などなど難題が山積みですが、皆さんと交信できる日を楽しみに「のんびり」と取り組みます。

追記1
 バリオメーターを一旦スルーにしてセメント抵抗2.2Ωをダミーロードとしてパワー測定を行いました。送信機のメーター読みでDC入力11V、8.7Aで入力電力は95.7Wでした。アンテナ電流が2.3Aで2.2Ω負荷ですので約11.6W(P=I×I×R)です。
しかし、A1で50Wの送信機ですので出力11.6Wでは入力電力に対しても少なすぎですので、カーレントトランスの検波出力の校正とドライブ段の出力調整が必要と思われます。
A1のテスト送信(ダミーロード)の結果、全波の出力で受信音はきれいなビート音でした。

Imgp2285_edited   
  特殊な六角構造のアンテナ端子(金属棒)を碍子型のネジ端子に改修し、簡単にアンテナを取り付けられるようにし、また電源コネクターもヒロセからDsub15ピンに改修しアルミ板をあてがって取り付けました。ラックから送信機を前面に引き出すためのスライド用のレールを取り付け、支えとして板(写真茶色)を差込みメンテナンスをしやすくしました。

追記2
 アマチュア無線に許可される周波数のなかで472.5KHzと475.0KHzの水晶発振子(X'tal)を譲り受けました。さっそく8ch分差し込めるソケットに既存のX'talと差し替えて送信出力と受信テストを行い、動作を確認しました。
472-479KHzの周波数が割り当てとなることから
1ch - 472.5KHz(実装済み)
2ch - 473KHz
3ch - 473.5KHz
4ch - 474KHz
5ch - 475KHz(実装済み)
6ch - 476KHz
7ch - 477KHz
8ch - 478.5KHz
以上のチャネルの割り振りを想定しています。
また、X'tal発振を分周しているICの出力と切替えて、手持ちのDDSを使ったVFOで所定の周波数を出力させるテストも行い475KHz帯の7KHz幅を有効活用しようと考えています。

追記3
 これまでバリオメーターをスルーとして2.2Ωダミーロードでパワーチェックやその他のチェックを行ってきました。バリオメーターを接続してパワーテストを行うため、高耐圧のコンデンサー200pFを手にいれ3パラとし合成で607pFのブロックコンデンサーを製作しました。
Imgp2288_edited
この607pF+2.2Ωダミーをアンテナ端子に負荷として接続し、バリオメーターでチューニングをとるテストを行うことにします。

追記4
 607pFブロックコンデンサー+2.2Ωのダミーロードそして、50Ωのダミーロード用としてオートトランス(2.2Ωタップ)を経由させ、これらをSWで切り替えて使えるように(黄色の丸印)こ取り付け、NSC-17送信機(バリオメーター使用時)専用のダミーロードとして製作しました。
475khz_dummy_load2or50
 このダミーロードで先に提供頂いたX'talの周波数472.5KHz、475KHzをバリオメーターでチューニングして所定の出力を確認しました。
結果(607pF+2.2Ω)
472.5KHz・・・・・ ANT TUNE (4 )   TUNE (33°)
          PA VOLT (11.5V )  PA CURR (15A )
          ANT CURR (5.1A )
475KHz ・・・・・ ANT TUNE (4 )   TUNE (35°)
          PA VOLT (11.5V )  PA CURR (15A )
          ANT CURR (5.0A )
SWを切替えてオートトランス付きの50Ωダミーにしても若干バリオメーターの角度は変わりますが、こちらのNSC-17送信機は無調整で約55Wの出力でした。

追記5
 この745KHzの送受信機は合板のスタジオラックにセッテングしていますが、背面の送信機ファイナルのトランジスターは裸状態となっていてショートや火傷の恐れがあるので、厚さ1mmのアルミ板を加工した保護カバーをラックに取り付けました。
QRSSやDFCWによるディジタルモードの長時間送信時の放熱も考慮してファンを取り付け熱を吸い出すようにもしました。
745khz
 放熱用ファンはAC100Vの角型で回転音が若干大きいので深夜、早朝の運用のときは調光器などで回転を抑え、静かにさせる必要があります。この保護カバーを取り付けたことによりコネクターやドライバーなどでファイナルをショートさせたりするアクシデントがなくなり、放熱対策も万全?で見た目も美しくなりました。

2013年3月27日 (水)

パドルキー端子へコネクター取り付け

 パドルキーはCWerにとってエレキーを使いこなす便利なキーヤーです。GN507DXを長年愛用していますが、パドルキーの端子に接続するラインはバラシで挟み込んで使っている状況です。パドルキーを動かす際はこのラインを切断しないように気を使っていました。
Imgp1969_edited

 

 CQ4月号にイギリスのハムが開発販売している「Universal Cabletidy」なるものが紹介されていました。これはパドルキーの接続が非常にすきりと整理され、動かす際も安心と購入を思案しました。
 
 ここは物まね上手、手先の器用な日本のハム、シャックにあるもので自作してみようと決意して作ってみましたので紹介します。見てくれはイギリスのハムには負けてますが、パドルキー接続がすっきりとなり気にいってます。工作は6PinのDINコネクターに圧着端子を半田付けするという簡単なものです。パドルキーの3端子ある真ん中の端子にDINコネクターに圧着端子を直付けし、左右の接続には1φのリード銅線で圧着端子を取り付けパドルキーのネジで固定するようにしました。
Padolu_ff

 

さらに見てくれを良くするためにメス側のDINコネクターの楕円形の座の金具部分を丸く削り、DINコネクターとリード銅線に熱収縮性チューブを被せ完成としました。机上の整理などではDINコネクターを簡単に抜き差しが出来て便利です。
Padolu_up

 

 パドルキー周りがすっきりとなり、パドルが手元の感覚にしっくりくる位置へラインコネクションを気にせず、キー本体を自在にセット出来るようになりました。さて、CWの腕前がアガッタかと言うと・・・・聞いてのお楽しみにHi

 

・・・・・・・・・・・   FB DX CU NEXT  ・・・・・・・・・・・・・

2013年2月 3日 (日)

電圧計付きの3口テーブルタップ製作

 節電の世の中、電力計の付いたテーブルタップ積算計などが発売されてます。ここでチョイト便利な電圧計付きの3口テーブルタップ(ツイストロックタイプ)を製作したので紹介します。
 
 仲間に誘われて海外でのDXペディションを楽しんでいます。宿先から電源を戴こうとコンセントを見ても電圧表示はされてません。大丈夫な「はずだ・だろう」でえっいと差し込んで機器を壊してから、やおら登場するがテスターです。
(・・・リニアアンプの電源部からモクモクと煙と臭いが出るトラブルで壊れてしまっのでした。商用入力が110VまでOKとの事で電源供給したのでしたが、トラブル発生後にテスターで商用電圧を測ったら135V近くあったのだった・・・)
 いずれ荷物の中からテーブルタップを引っ張りだすので、電圧計付きがあれば事前にチェックできるとジャンク品で仕上げてみました。
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 この電圧計付きの3口テーブルタップは無線機器の差込も考慮し15Aの缶ヒューズを入れて1.5kWの容量で部材を選択しました。また、避雷器としてアレスター(バリスタタイプ)も挿入しています。電圧計は最大150V表示の整流仕様で300mV/200μAフルスケールのジャンク品、商用電圧をダイオードブリッジの全波整流として固定抵抗と可変抵抗で校正し電圧表示させてます。
ケースの大きさが140mm×110mm×45mmと結果、安定感あふれる超デカイテーブルタップとなってしまいました。
Imgp2252
        VR右側 : 黒角型がブリッジ整流ダイオード, 黒丸型がアレスター

+++部材+++
・電圧計SAR-7 Class2.5(整流型直流電流計200μA/FS)
            TOKYO KYOEI  ELCTRIC WORKS CO. LTD. 1964
・ツイストロック型コンセント×3口 15A/125V
・プラグ15A/125V 1ヶ
・平型ケーブル 2φ 2.5m
・ブリッジタイプ整流ダイオード 1ヶ
・330kΩモールド抵抗、200kΩ可変抵抗
・アレスターZ10D391 1ヶ

+++電圧校正+++
 製作のテーブルタップの電圧計はテスターで商用電圧100Vを測定し、可変抵抗を調整し電圧校正を行います。
(写真 : Voltage Meter calibration VR)
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 トラブルを教訓に不安な海外の商用電源へテスター棒をコンセントに差し込んだまま電圧をチェックしていましたが、今回製作の電圧計付きの3口コンセントを使うことで機器電源を差し込む前に電圧が表示され常時監視できます。これで"安心"海外運用における商用電源のトラブルから回避できる一品です。                    FB DX 73

2012年12月16日 (日)

6Uスタジオラックでシャックの改修

 これまではホームセンターで売られている集成材で作られた板を組み合わせ、3段3列の「あばら屋シャック」として十数年使って来ました。退職を機に少しはセンスの良いシャックで運用したいと思い、家具屋さんなどで安価なデスクやテーブルを探し回りましたが、イメージに合うものはありませんでした。
 そこで見つけたのが据え置き型のスタジオラックでサウンドハウスのCLASSIC PRO CRK-6と言う6Uの機器を納められるラックレール付きの如何にも丈夫なブラックケースでシャック作りのイメージにピッタシでした。
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CLASSIC PRO CRK-6の仕様・・・・・ラックレール2本(EIA)、 高さ31cm、幅52cm、奥行き40cm、板厚2cm(ラミネート塗装)・・・・・

  このスタジオラックを3箱横並びで組み立てて見ました写真参照、下手側にHiFi-SSB用オーディオ装置をラック止め、中央はラックマウント付きのトランシバー(3U)をラックにネジ止め(初めてラックマウントが活かされる)、ケースが奥行き40cmのためトランシバーの後ろ部分が少しはみ出でましたhi、デジタルインフェースや160mマッチング用リモコンボックスは1Uのトレイに仕込みました。そして上手側にアンテナローテーター2台、トレイにはUHFのトランシバーと電源部を載せました。
強度も申し分なくHF帯の重量級トランシバーをマウントしてもびくともしません。上部3面をフルに使ってPCモニター、トランシバーモニター、左右にメイン/サブのスピーカー、リニアアンプのコントロールパネルなど設置しても余裕のスペースです。
ラックの連結は3mm厚×1300mm長の銅版でネジ止めし、各器機へのアースも供給しています。

 スタジオサブ気分のシャックとなり、ラック周辺を照らす照明も蛍光灯からダウンライトに変更し、自慢しようかとも思っています。
ますます、ワッチやQSOにと気が入り、楽しめそうなシャック作りとなりました。
  センスは各自それぞれ、写真をご覧になりシャック改修の気運になればと紹介しました。このスタジオラックには奥行が40cmの他に45cmもあるそうですHi。

2012年8月 5日 (日)

S/P DIFの光出力でHiFi SSB変調

Let's Enjoy HiFi SSB !!

DSPトランシーバーのHiFi SSB変調はコンデンサーマイクの出力をミキサーアンプで受けてコンプリミッターを通し、アクセサリー(ACC)へ入力しHiFi SSB(BW:100Hz-2.9kHz)を楽しんできました。RFのカブリによる影響なのか、変調のピーク時に若干の「パリン音」をヘッドホンモニターで確認でき、オンエァーでは気にならない程度にコァーによるRF回り込み対策して運用しています。

この不安要素(RFカブリ)を払拭するためにDSPトランシーバーS/P DIFの光入力端子に接続することを思案し、アナログ/光(S/P DIF)変換器を探しましたが高価な物ばかりでした。ある日、会社の同僚よりこんな物があったと格安のアナログ/光(S/P DIF)変換器DCT-9」を発見してくれました。
 
    Universal Digital / Analog Audio Converter DCT-9

       A/D→S/P DIF    S/P DIF→D/A 2機能あり 外部DC5V電源
      サイズ 97mm(W)×85mm(D)×35mm(H)
      サンプリング周波数 32kHz 44.1kHz 48kHz 96kHz
                                                           (オーストラリア製)
Dct9_4

               
                
このOUT端子の反対側にIN端子あり

早速、手に入れてコンプリミッターのアンプ出力(Set 6dB up)を「DCT-9」のアナログIN端子へ入力し、これの光出力OUT端子から光ケーブルでDSPトランシーバーのS/P DIFに接続し、ACC変調入力をS/P DIFにセットしてRFカブリのないHiFi SSBを堪能しています。
ヘッドホンのモニターチェックでは音声遅延を感じず、伸びのあるS/Nの良いHiFi SSBの音質です。

今後はアナログ/光(S/P DIF)変換器「DCT-9」の機能を活かし、DSPトランシーバーの光出力(S/P DIF)を本器の光入力IN端子へ接続し、Input切替えを工夫することで光出力のSSB復調信号をHiFiアンプでモニターする計画です。

2012年5月23日 (水)

160mBand用 シャントフィード ・リモコンチューナーシステムの製作

・160mは2011年後半からシャントフィードで運用開始し、30エンテティー稼ぎました。タワーの垂直アンテナは送受兼用で住宅街のど真ん中にありながら受信ノイズが小さく、送信は聞こえれば飛んでいきます。(但し、7O6Tまでは届きませんでした)
このシャントフィードの帯域内SWRは低いところで1.2以下ですが、降雨、降雪などで離調しSWRが2超えになると送信出力がダウンします。そこで雨や雪が降っている最中にSWRの補正にバキュームコンデンサーを手回しでマッチングを取り直すために、ボックスの取り付けてあるタワーの根元まで外出することになります。このチューニング行動は夜に懐中電灯で照らし、早朝は寒く、風邪引き/高血圧と健康を害する原因となるので荒天の日は運用をあきらめていました。

160mBandアンテナの リモコンチューナーシステムは健康被害の防止のためにSWR補正用バキュームコンデンサーをシャックからリモートコントロールで回し、シャントフィードをベストマッチとすべく、ラジコン(RC)用の180度プロポーショナルサーボモーターを使用して製作しました。
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         リモートコントローラー部(左)     RCサーボモーター部(右)

 

・RCサーボモーターのコントローラーは「PICアクチュエーター・キット」を入手し組み立てました。電源はコントロール用にDC12V(9.5V)とサーボモーター用にDC5Vをそれぞれ単独で使っています。コントロール基板からもサーボモーター用のDC5Vも出力されていますがモーター回転動作時のノイズが影響するとのことで2ヶのDC電源を使用しました。
Servo_cont

・今回使用のRCサーボモーターは最小角度から最大角度が180度とパルス幅(PWM,プロポーショナル)で回転角が制御されます。ポテンシャルメーター(多回転VR)の回転位置の抵抗値でIC2(PIC12F675)の6,7番ピンに加わる電圧をIC2内部でA/D変換し、SIGパルス幅を可変させて0度~180度にモーターを回転させる仕組みです。
M01794

・上記RCサーボモーターの回転円盤にバリコン用のツマミをネジ止めし、Dsub9ピンコネクターとアクリル板に固定しました。
リモコンチューナーはシャントフィード給電Box内のバキュームコンデンサーを可変するため、軸に取り付けたRCサーボモーター部からシールドケーブル(20m)でシャックのコントローラー部に接続しています。帯域内(1810kHz-1825kHz)のベストマッチングは180度回転で十分過ぎるほどで、なんたって天候に左右されずにシャック内からリモコンでSWRを最良点に追い込む事の出来る優れものです。

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                RCサーボモーターはアクリル板に取り付け

 

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                   バキュームコンデンサーに接続

 

・これで傘に懐中電灯、マントを羽織って吹雪の中でのマニュアルチューニングから開放されます.....160mBand用シャントフィード リモコンチューナーって健康器具かなぁ!!

<<重要.... >>
これにはアクションコントロール(ACC)があってサーボモーターの回転角を2箇所に設定する事が出来、すこぶる便利です。例えば1824kHzで右のポテンシャルでチューニングをとり運用していて、クイックで1815kHzにQSYしたい様な場合です。事前にACCをONとして1815kHzで左のポテンシャルメーターでSWR最良点にセットして置き、ACCをOFFとして1824kHzで運用し、QSO終了後に中央のACCスイッチをONとすれば1815kHzのSWR最良点にクイックセットされます。

今年の冬はこれで100エンテティー "ぐぁんばるぞー"

 

 

 

 

 

 

 

 

2012年4月28日 (土)

リボンマイク (MXL-R144) セッテング

・CQ4月号にリボンマイクの製作記事が紹介され、よくぞ音の出るリボン構造を製作したものだと関心して読みました。1970年当時に環状クッションと丸風防をつけたBK-5B(RCA)リボンマイクでブーム操作によるセリフを集音したものでした。この時代は弦楽器(邦楽)の録音にRV-1(VM-17(アイワ))、ラジオブースではRB-1(Bベロ(東芝))がトークものに使用されるなどリボンマイクがよく使われました。

・さて、リボンマイクの製作記事を読み直し、真似て作ってみようと思いたち、パーツ集めリボン帯を作るのも楽しいかな、まてよと..............
最新のリボンマイクをネットで検索したら、結構なお値段で..................やはり作ろうかなと迷っていたら.....................ありました。
・これはネット検索のなかでピカイチ安価なリボンマイク(MXL-R144)でした。この値段だったらパーツ集めと手間ひまを考えたら、どっこいかなぁと買い物カーゴに入れました。音はどうかな、昔のリボンマイクのような音が出るかなと疑心暗鬼でした。

R144rb

買い物カーゴに入れてから1ヶ月ほどでUSAのMarshall Electronics,Inc. MXL-R144 Ribbon Microphone が手元に届き、話題のリボンマイクの音だしをしてみました。これまでコンデンサーマイク(48V)を使ってきたので、一旦ファンタム電源をOFFとし、十分に放電させました。リボンマイクに間違ってもDC電圧をかけないように、いきなりハウリングをさせないようにと慎重に扱い、ミキシングアンプのアッテネーターをあげて聞いてみました。

R144_4 

・MXL-R144はリボンマイクとして安価(\9,000弱)で音質はそれほど期待していませんでしたが、軽やかでコンデンサーマイクほど分厚くはなく、やや固めで明瞭度のよいマイクロホンでした。今流のDSPによるHiFi-SSB用としてお奨めです。
どんな音?と聞かれると昔に聞かされたハリのある音に近いのですが、アルミ箔の振動が若干耳に残ります(これが魅力かも?)とアンサーします。

・強烈なハウリングやファンタム電源入り切り、落下によるショックなどでアルミ振動板が伸びて特性が狂ってきますので使用時の注意が必要です。
ダイナミックマイク等もそうですが、電源トランスの誘導をひろいやすく十分に離さないとハム雑音がのります。

2012年4月 8日 (日)

ヘッドホンスタンドの製作

微弱信号受信や送信音のモニターとして日頃お世話になっているヘッドホンですが、あっちこっちに「引っ掛けたり転がしたり」しているのが現状です。
いざという時にさっと耳に掛けたいものです。そこで安物のマイクスタンド(リングスタンド:RS)使って製作したヘッドホンを掛けられるヘッドホンスタンドです。

Head_phon_edited

マイクスタンドのリング部分が直径150mmの鋳物製、全長230mmで長さが可変出来ますが短縮状態で使っています。上側の三日月部は幅130mm、高さ40mm、厚さが30mmで秋田杉のペンホルダーとして買ったもので、丸い上部にフェルトを貼りスベリ止めしています。下側の耳当て部は縦50mm×横50mm×長さ80mmの木片にスポンジ貼り付けテーピングしています。これに22mmの穴をあけて内側にフェルトを貼り付けスライドできるようにしました。

 このヘッドホンスタンドは所定の場所に置き、必要なときはスムーズに素早く取り出せて便利な代物です。

*製作時のポイントは木片に木工用ドリルで22mmの穴あけですが、木片をしっかりと固定し、少しづつ穴あけすることです。木片の穴あけは一気に貫通させないように十分注意して行って下さい。

2011年11月 7日 (月)

シャントフィード160mBandアンテナ(RFトランスマッチング)の製作

Sant_feed_ant_5今年のシーズンこそはと160mのスローパーアンテナシャントフィードアンテナの二股かけてアンテナ調整に取り組んできました。しかし、「二兎追うものは一兎をも得ず」の例え通り両方共にベストな調整ポイントを探りきれませんでした。とりあえず、スローパーの調整は止めにしてアンテナラインはタワーに沿わせて下部に接地しました。
 そこで取り組んだのがマストの天辺まで38m高のタワーに20m垂れ下げてのシャントフィードによる垂直アンテナです。
左図のブルーラインがシャントフィード部で長さが20m、タワーとの間隔が80cmで最終調整とし、最下部の塩ビ管の端を土中に埋めたコンクリートアンカーにクレモナロープで固定し揺れ防止の対策をしています。オレンジ色がマッチングボックスで地面から1.5mの高さに設置し、バキュームコンデンサーやRFトランスを納めています。タワー上部には7MHzのダイポール、14MHzのLong John5エレ八木が載っていて、これが1.8MHz垂直アンテナの頂冠部となっています。

Imgp2045_edited_2
部材としてシャントフィードラインに太さ6mmの銅線(25m)1本、アースはタワー接地(接地抵抗3Ω)&アースライン20m×6本、シャントフィードラインの間隔設定用に長さ1m,太さ18mmの塩ビパイプ5本そして、マッチングボックスとしてウオルボックスWB-3AJ、これに給電用の絶縁碍子、バキュームコンデンサー300pF/15kV(取り付け部アクリル板加工)、RFトランス(1:4)、M座コネクター(取り付け金具2mm銅版加工)をセットしました。

 シャントフィードラインとタワーの
間隔を1mでセッテングしてみましたが、インダクタンス分の大きなインピーダンスもったアンテナとなりました。このインダクタンス分をキャンセルするためにラインを若干タワー側に寄せて80cmの間隔とした結果、バキュウムコンデンサーで補正しSWR1.42と良好でした。
しかし、インピーダンスはZ=65.7(R)+j13204_3(X) Ωです。ここで+j13(X)Ωをキャンセルするためにコンデンサーで補正していきますとRが13Ωを下回る実効抵抗分となり、50Ω同軸給電に対してはSWRが大きくなり使用不可でした。
 そこで、X(虚数抵抗)分をコンデンサーでキャンセルし、R(実効抵抗)分を50Ω同軸にマッチングさせるために1:4 (12.5Ω:50Ω)のRFトランスを入れて調整してみました。結果、X(虚数抵抗)分による電力消費が少ない、シャントフィードによるSWR1.2の優れた160mバンドの垂直アンテナが完成しました。
  1:4のRFトランスは外形70mmの大型丸コアにテフロン線15回パラ巻き2組で自作したもので、1kWの運用において発熱は微量です。
 
今シーズンは160mで大いに稼ぎたいと思っていますが??楽しみだんし!!

追記 12/23(金) 天気 吹雪

 
CQ1月号の136kHzアンテナの考察「アースを考える」を参考にシャントフィードによる垂直アンテナの効率を高めるために、リターン電流を少しでも多くしようと20m×6本のアースラインのうち2本(南北)を雪の中から掘り起し、ラインの先端を土中に打ち込んだ銅棒(2m)に接続してみました。同調周波数が若干低いほうへずれましたがバキュームコンデンサーで補正し、夜間のW方面と朝のEUに成果を期待してシャックに入りました。
 結果、ずば抜けて160mの受信感度や飛びはアップしませんでしたが、聞き取りづらかったT8からの信号は確実に取れる様になり、またKH7やEUの信号はわずかに強くなリました。雪解けを待って残りの4本のアースラインも同様の処理をしてリターン電流を増やそうと考えてます。

2011年7月20日 (水)

160m Half Sloper Antennaの給電部製作

160mへの挑戦は毎年のことながら、万全な調整で冬場に取り組もうと決意していますが、しかし160mのアンテナは難攻不落で中途半端に終わってきました。
現在設置のアンテナは変形ハーフスローパーと38m高タワーへのシャントフィードどちらも、この冬に向けて調整中です。スローパーは受信S/Nが良好で微弱な信号をピックアップしてくれる良いアンテナですが送信にはアンテナチューナーを使用しています。
ADXAのミーテングでハーフスローパーにバラン(50:50Ω)を挿入して給電している話を持ち出したところ、OMより「バラン入れたんではスローパーの調整は上手くいかないよ"ハズセ"」と厳重注意、以来スローパーの給電部からバランを取り外すべく、そして直接給電をいかに格好よく頑丈にするかを模索してきました。
 ありました、W8AMZ 160m Reduced 1/2 Sloperで59$で販売していましたが、今回は日本経済の発展と日本人の手先の器用さで、夏の暑い一日を汗流しながらMade in Japanとしてみました。
Imgp2044 
製作手法
  ハーフスローパー用給電部の胴体は太さ38mm、長さ300mm塩ビパイプを使用します。タワーから吊り下げ、アンテナの吊り下げ部となる上下キャップにドブ漬リングネジを取り付け、そして同軸給電するために胴体よりワンサイズ小さなキャップにM座を取り付けます。
このM座コネクターとラインのハンダ付けは事前に済ませ、ラインは上下キャップに横穴をあけて適当な長さで引っ張りだしておき、設置時にタワー接地用とアンテナ接続用の圧着端子を取り付けます。
 M座を取り付けたキャップはくり抜いた胴体に塩ビパイプ用接着剤と業務用セメダインスーパーXでしっかりと接着固定します。
 上下のキャップがスッポ抜けないように2ヶ所ずつセルフタップビスを打ち込み、下のキャップには水抜き用の穴をあけています。
すべてのネジにはスーパーXを塗布して締め付けます。
注意喚起
 本器は接着剤が乾燥した後に給電部の開放が不可能となりますのでコネクターへのハンダ付けはしっかりと、ネジ締めはゆるまないように、ナットはネジロックを塗布するなどの処理をします。
Imgp2042   
夏にハーフスローパーアンテナの調整を済まそうかと、炎暑の入道雲と太陽を見上げています・・・はたして?
  給電部の耐久テストは外気温34度に持ちこたえ、43kg(XYL-weight)を加重しても抜けませんでした。
                                 ・・・・・・・・・・CU AGN 160m FB DX

2011年5月26日 (木)

小型軽量メモリ付きオートアンテナチューナー    AT-1000Pro

 ここ数回FSM Phonpei(OC-010)からDXペディションを楽しんでいます。運用日数が一週間近くあり、アンテナの調整には時間をかけてSWRを下げる努力をしていますが、最終的にマニュアルアンテナチューナー(MT)を使用しています。
持ち運びやすく小型軽量そして、MTによるバンドQSYや雨天時のマッチング操作の煩わしさから逃れられ、RTTYの連続運用で耐電力が500Wのオートアンテナチューナー(安価!!!)を捜していました。
ふと、目に飛び込んだものがUSA製のLDG/AT-600Proで、耐電力600Wに喜んだのもつかの間、パンフレットをよく読んでみるとRTTYでは300Wの仕様でした。 "んー、足りないなぁー"
そこで、見つけたものがLDG/AT-1000Proで仕様もぴったしのRTTY/500Wの耐電力、値段もまずまずと思い、販売店であるUSAのR&L Electronicsへ注文しました。
At1000pro_f_6
        全体               コントロールSW
LDG/AT-1000Pro 仕様
・大きさ     24.1cm(W)×33cm(L)×8.9cm(H)
・重量      2.4kg
・周波数範囲 1.8-50MHz
・SSB            1kW (1.8-30MHz)
・CW      750W (〃)
Digital          500W (〃)
・50-54MHz    250W (all modes)
・マッチングZ(1.8-30MHz) 6-1000Ω (10:1 SWR)
・     〃        ( 50MHz )     16-150Ω (3:1 SWR)
・RF入出力          RF IN   ANT1/ANT2(M座)    
・メモリーチューン  200ms
・フルチューン    10s(平均) 30s(最大)
・チューンメモリ   2000メモリ 
・チューンパワー   5W(最小) 125W(最大)
・インターフェース  ICOM YAESU EXT(アクセサリーケーブル)
・電源                   DC11~15V 1.0A
At1000pro_r
            背面                 IF/DC 入力
At1000pro_i
     SWR検出/コイル群         IF/メモリー
 きゃしゃな上蓋をそっと開け中味を拝見しましたが、リレーやコンデンサーは余裕の電流容量と耐圧、コイルはワンボードの基板にしっかりと固定され、そして整ったパーツの配置で耐電力や見た目にもしっかりした物で安堵しました。
このきゃしゃなケースを持ち運びで変形させないように工夫が必要と感じ、フロント・リアパネルに上蓋からセルフタップビスで2ヶ所ずつ補強する予定です。
 値段は@$499.95、送料等$66.22、と計$566.17(R&L Electronics)でした。日本に到着してから税関より\1.100、〒手数料\200を取られ、インターネットで申し込んでから2週間程度で届きました。
日本の業者から購入するよりも格段の安さで手に入れることが出来ましたが、英文取説の翻訳時間を換算すればどうか??
 
 Phonpei(OC-010)DXペディションでは持ち運びに楽な小型の500Wリニアアンプを使っていますので、これへ接続するためのアンテナチュナーとしてLDG/AT-1000Proを選びました。
AT-1000Proの操作訓練と機器テストで十分にエージングさせてから海外へ持ち出すことにします。

2011年5月12日 (木)

エレキー用パドルを木目つまみで打電

アマチュア無線の世界も国家試験から電信(CW)を廃止する方針で総務省もアンケート調査を実施しています。有線や無線の通信は電信で行なわれていた時代から現在はデジタル符号による通信が主流になっています。こんなデジタルな時代に、日々電鍵を叩いて電信(CW)でのDX通信を楽しんでいるアマチュア無線家が世界中に大勢います。

私のCW歴は握りに五円硬貨を挟んだ縦ぶりキーで始まり、その動作の面白さからバグキーを叩き、そして今はトランシバー内臓のエレキー用にダブルレバーのパドルを使い楽しんでいます。このエレキー用パドルキーとしてGHDキー社のGN507DXを愛用していますが、透明で清潔感のあるアクリル板でパドルツマミが作られています。Imgp1968_edited
 
  とある、広告で木目の美しいチーク材パドルツマミを指定できる同社のパドルキーGD599が発売されたのがきっかけとなり、調度品として木目のパドルツマミにほれ込んでしまいました。
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そこで、GN507DXのパドルツマミとして木目の美しいチーク材パドルツマミを取り付け、気分的にも柔らかなCWを叩きたく、GHDキー社の氏家社長に販売をお願いしました。
結果、「パーツとしての販売は有りません、どうしてもと言う事でしたら当社の仕入れ価格でお分けします」と言うことで、とうとう手に入れてCWを楽しんでいます。
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 まさに、木目の美しいチーク材のパドルツマミの叩き出すCWは世界の局を相手に「おもてなし」の心境となっています。

2010年5月11日 (火)

2200mバンド 延長コイル巻き機の製作

 2200mバンドのアンテナは垂直に20m、水平に10m位設置出来る環境にあるので延長コイルが4-5mH程度必要と思われます。
 この延長コイルをきれいに200回くらい巻きこむのに工夫をこらし「大型コイル巻き機」を自作しました。ボビンの直径は220mm、長さ500mmの大きさとして、これでエナメル線を巻き込むことにしました。  
Photo
 
 ボビンを両側から押さえ中心軸を保つためには直径230mm位で浅い円錐形の独楽が理想です。今回は3寸角の木柱を台形にカットして両側から締め付けましたが、ボビンが楕円状に変形しました。そこで変形を抑えるため、これに木片のウイングを左右2枚づつ追加して円形を保たせています。
Photo

  糸巻きからエナメル線(PEW 1φ)をボビンにコイルとしてストレスなく巻きつけるために、送り出し部分をいろいろとアイデアを巡らしました。エナメル線をボビンに押さえながら巻き込んでいくと、糸巻きが自然にコイルの巻きこむ方向へ移動する方式としました。
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 果たして、きれいに巻きこむことができるか、これからの挑戦となります。拍手ご喝采となることを願ってやみません・・・・・・・
2期生を目指し、巻き込みとマッチング作業は今後の課題となります。

2010年5月 4日 (火)

Hi-POWER ANTENNA TUNER(HF BAND)

・海外運用のチャンスがあり、3.5MHz,3.8MHzを3.5MHzのGPで運用するためにHFオールバンドのマニュアルアンテナチューナーを製作しました。
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 このアンテナチューナーはバリコンと3個の固定コンデンサーおよびバリLを可変させて負荷側のインピーダンスと送信機側(50Ω)をマッチングさせる方式です。市販のSWR計をバラシで組み込み、SWRを計測しています。
 負荷インピーダンスのLowZ/HighZはコンデンサーCを入力側(送信機側)にするか出力側(アンテナ側)するかで対応しています。入出力は不平衡出力(M座)としてSWR計の出力をチューナー入力へ同軸ケーブルで接続して使用しています。また、平衡出力は丸コァーで製作したトランスを使って取り出しています。
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使用パーツ
バリコン       150pF/3.5kV(セラミック)
バリL            27.3μH(セラミック)
固定コンデンサー 150pF,300pF/10kVA,700pF/6.5kVA(セラミック)
リレー                  G4F-1123T(C) DC12 OMRON        
SWR計        SX-100(30W/300W/3kW) DAIMONDO
などと1kW運用に耐えうるパーツを厳選して使用しました。

回路図面
Manual-antenna-tuner-high-power-type

製作のポイント
・バリLのカウンターダイヤルは測定器に使っていた2連の物をADXA(秋田DXクラブ)のOMよりいただき、半分にカットして使用しました。ユニバーサルジョイントで接続していますがバリLとカウンターダイヤルのシャフト合わせに苦労しました。
バリLのオープン側は摺動子と接続(ショート)して下さい。これを忘れますとハイパワー時にオープンコイル側でコロナ放電が発生します。
・バリコンはユニバーサルジョイントで接続し、つまみで直接回していましたが、ADXAのOMからいただき物バーニアダイヤルを取り付けました。お陰で微調整時に重宝しています。
・コンデンサー周りのアース配線に銅版を敷いています。
・配線には2mmの銅線へナフロンチューブを被せています。
・切り替えにはハイパワーを考慮して中型リレーを用いています。
・コントロールSWはムロンのノンロック型4個、ロジックはTC4027BP(J-K FF×2)を2個、トランジスタ9個をオープンコレクターでリレーやLEDをドライブしています。
・平衡出力用のトランスは丸コァーに配線材を2本平行で6回巻きました。

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Hi-POWER ANTENNA TUNER(HF BAND)の調整ポイント
1. バリLを小値、バリコン最大150pFとして負荷インピーダンスをLoWZ/HighZと切り換えてSWRの低い側を選択します。
2. バリLを回転させてSWRの最小点、またバリコンでもSWR最小点を探ります。
3. そして固定コンデンサー(C1,C2,C3)を付加しながら、SWRの最小点に調整します。
4. さらにバリLとバリコンを微調整してSWRを最小とします。ここまでは低電力で調整します。
5. 最後に運用電力で微調整してSWRを1へ近づけて完了とします。

 

 失笑の始まりはリレー切り換えに容姿端麗なムロンのSWを取り付けたことから、製作に手間取りテスト運用は海外へ持ち出してからとなりました。
 リレーのON/OFFだけのことですからトグルSWで十分なのですが、デザインの洒落ているムロンのLEDタイプのSWを穴あけ加工、取り付けと済ましてからノンロックと気が付き後の祭りとなった訳です。ロックタイプの同型のSWは1個1.4kくらいするとのこと、このままでは・・・何かグッドアイデアないかなと悩んでいました。そこでADXAのOMより「J-K FFで作れば」と言う事でIC1個が60円と格安で手に入り、コントロール基板が仕上った訳です。
棚からぼた餅でシャシー裏側が見栄えよくなりました。Photo_9
Photo_11
  結局、海外でのテスト運用はコントロール基板のトランジスターがお釈迦となり断念し、Hi-POWER ANTENNA TUNERは不使用のまま無事に帰国、後日、SWトランジスターの交換、リレーのチャタリング阻止のダイオードや各所にRF回り込み対策のパスコンを取り付けて修理完了、今のところ順調に動作しています。

 

バリLのカウンターダイヤルとバリコンのバーニアダイヤルのメカの感触による調整は至極の世界です・・・昔人かなぁ

 

 

2009年9月19日 (土)

HF帯200Wダミーロード(エレマ抵抗器)の製作

通常は1kWの放熱板つきのオイルダミーロードを使っていますが、重量があり簡単には移動できません。エキサイターのチェックや実験では、この近くへセッテングしなければならず、何かと不便を感じていました。

      Dummy_1_3手持ちの<TKK>東海高熱工業KK製のエレマ抵抗器25.5Ω/100W(20Φ200mm)/を2本直列にしてに50Ω200Wの小型のダミーロードとして100金ストアーの貯金箱2缶重ねたものをケースとして図の様なイメージで製作しました。
この抵抗器には端子が付いていません。そこで抵抗の両端に細い錫メッキ線を巻き込み半田メッキを施し、その上から銅版で巻き、端子としました。抵抗の固定にはベーク材を缶の内径サイズで2枚カットして、抵抗の径よりやや大きめの穴を2ヶ所に開けて、下段と中段へ固定してスペーサーとしています。そして缶に通風孔を6箇所開けて、M座コネクターへ配線し完成です。


Img_er03_01   使用した
SP抵抗器の特徴
 抵抗器内外部に特殊ガラスでコートされているため、耐熱性に優れており、小型で大きなパワーを入れることが可能です。また、体抵抗であるために周波数特性が良く、過負荷に強い特性をもっています。さらにSP抵抗器は水中でも使用できますので、高周波回路はもとより、大きな電流を必要とする用途に最適な抵抗器です。

 完成したエレマ抵抗器(SP抵抗器)のHF帯200Wダミーロードの特性は28MHz帯まではインピーダンス≒50Ωで十分実用範囲です。SWRは下表の特性です。
Imgp1308_edited





Dummy2_2

2009年8月22日 (土)

実験用の小型DC電源の製作

  実験や器機チェックために無線機に使用している大電流(30A)のDC電源の5A出力端子から電源を供給していました。このDC電源を使用するために器機を電源部の近くに寄せたり、コードを捌きながらの作業で不便を感じていました。そこで、電流容量はそれほどいらず、手元に置けて、簡単に動かせ、長時間使える小型のDC電源を製作しようと思いめぐらせ、スイッチングレギュレーター(SW Reg)基板(12V/1.3A)を入手し、DC電源を完成させました。

Imgp1301_edited_3 ☆パーツの選択

ケースサイズは幅13cm,高さ6cm,奥行き11cmのシャシーがアルミでカバーが鉄板の再利用ケースです。

これに角型メーター(1mA/300mV)を取り付け、30kΩの抵抗を分圧器としてフルスケール30Vで電圧を表示させています。長時間使用するためにファン (DC12V/0.07A)を取り付け電源部の熱を排風しています。このファンには100Ω/1Wの抵抗をシリーズに入れ回転数を落とし、回転音を静かにさせています。再利用ケースのためにメーターとファンが並ぶ奇妙なスタイルとなりました。

Imgp1303_edited_4☆ ジャンク基板

SW Reg基板は11cm×5cmの大きさで、長時間使用すると結構な発熱となるので1cmのスペーサーネジで浮かせました。また、シャシー下部に角穴をあけてアルミパンチ板を敷いて、通風口としています。
Imgp1304_edited_3 ☆電圧調整

アマチュア無線機器の電源電圧は13.8Vであるために、SW Reg内部の電圧設定VRで12Vから13.8Vへ調整しました。電圧の可変範囲は10V~16.5Vで、電源容量が12Vで1.3Aを流せますが、13.8Vでは流せる電流が1.13Aと若干減少します。

 簡単そうなDC電源の製作ですが、再利用のケースに穴あけ、ヤスリがけ、パーツの取り付け、半田付けと真夏の休日に汗を流しながらの作業となりました。製作完了後に小さなファンから出てくる微風で涼をとり、メーター電圧を目視し、テスターで出力電圧を再確認して完成としました。

2009年7月29日 (水)

RTTY,PSK,CW Interface Boxの製作

 最近のパソコン(PC)はUSBポートで外部器機のインタフェースをとっています。固定局用として使っているデスクトップ型PCはシリアルDsub9ピンが1回路付属している珍品です。現在はこの貴重なDsub9ピンを使ってRTTYやPSK31(psk)での交信を楽しんでいます。

 今回は移動してRTTYやpskの運用を目的に小型のノートPC(USBポートのみ)を入手し、数台目となる持ち運びに便利で小型な「Interface Box」を製作しました。PTTやRTTYのキーニングはダイオードとトランジスタでスイッチング、PCのオーディオレベルコンバーターはトランス入出力とボリュームでレベルコントロールを行うオーソドックスな回路です。USB-シリアルDsub9ピン(ドライバー/ダウンロード)の変換はメーカー製を使用します。(Extfsk.dll/MMTTY,MMVARIファイルに入れる)

Photo ■外観 (H:40mm  W:15mm  D:100mm)
 PCとトランシーバー間のオーディオレベルはケースの上部に穴をあけ、ドライバーを差込み半固定VRを回し調整します。



Rtty_psk_cw_cont_box  ■PC ~トランシーバー インタフェースの回路図8Pコネクターからトランシバーのアクセサリー端子への接続はそれぞれの機種によって異なりますので変換ケーブルを製作します。



Photo_4 ■オーディオの入出力にはトランスを使い、高周波の回り込み防止に効果を得ています。SP/Mic接続用のRCAピンは絶縁タイプを使用しケースのアースから浮かしています。


Photo_3 ■ガラスエポキシの蛇の目基板に組上げました。コネクターへの配線は動作チェックやメンテナンスを容易にするために基板上に中間端子を設けています。写真の2SC1815は全てエミッタ、ベースが逆で、付け直しました。


        
Photo  ■また、N1MMのロギングソフトからDsub9ピンのDTR信号でCWをキーニング出来るようにCWkey出力端子を設けています。



「RTTY,PSK,CW Interface Box」の動作チェックを行い、MMTTY,MMVARIが稼動しています。レベル調整のVRの1,3が逆接で左回しでレベルアップしています。また、CWkeyingはロギングソフトのN1MMから順調に稼動しています。

2009年5月 9日 (土)

EMOTATOR 1300MSA簡易コントローラの製作

  1300msa_1 5月の大型連休中にエモトローテータ(1300MSA)のコントローラの方向指示計左回転で暴走する故障が発生しました。回転指示ボタンのRightを押しても、Leftを押しても方向指示計は360°から左回転で180°方向へ自走します。困ったことに連休中で修理にも出せず、このままではアンテナを回せずDXも楽しめません。(コントローラの回路図面は公開されてません)
しかし、このままではハムの名が廃ると一念発起、「コントローラ自作」をと思い立ち資料とパーツを集めに奔走、故障から2日目に晩飯も忘れ、簡易コントローラを完成させました。

Photo  ケースは50Ωダミーの1mm鉄板箱をリサイクルしました。前面の回転用スイッチ(ピンク)取り付けで、元の測定電力の切り替えスイッチの穴址を横長にヤスリがけ、8Pコネクターは角切抜きと鉄板加工に手こずりました。裏面のヒューズホルダーは元のMコネの丸穴を利用し取り付けました。ケース裏面は溶接されていて、配線やパーツ取り付けは前方向からのみで作業のやりにくい箱でした。


1800msa01_7 前面には
回転指示メータ(FS:200μA,シリーズ抵抗27kΩ,指示調整用VR5kΩ)、電源PL(赤LED)、回転切り替えSWと表示PL(緑LED)、後面にはリモートケーブル用の8Pコネクタやフューズホルダーを配置して製作しました。

  回路図

  アンテナの回転指示はメータのセンター150mAが北、0mA方向が西から南、300mA方向が東から南になるように仕上げました。上側300mAスケールを換算し、ひと目盛り12°として角度を読み取りますが、換算表を作成してアンテナを回しています。

Photo_2Photo_3 写真のようにパーツを取り付けました。このローテータ用簡易コントローラはAC100V駆動のローテータであればメーカーが違っても結線の変更やわずかなパーツ追加で各局がローテータのコントローラ故障の際は使えます。1300MSAコントローラが修理完了しても、予備機としておきます。
    ・・・・・・・・・・備えあれば憂いなし・・・・・・・・・

【追記】
 アンテナ回転指示の電流目盛から方角(CCW 180°~0°、CW 0°~180°)と大陸(AS,AF,EU,NA,SA,OC)名称を書き入れた自作のパネル板としました。
1300msa_20200713162601
 メーターパネルの作り方はメーターを分解し、パネルを取り外すので指示針を壊さないように注意して下さい。
外したメーターパネルをスキャナーにセットして、Win10アプリの「ペイント(白黒画像またはテキスト)」で取り込みます、そしてツールの消しゴムモードで不要な文字やごみ等を消去します。選択モードで少し余白を残してメーターパネル画像を切り取ります。

 新たなメーターパネルの作成にはWordを使い、ペイントで切り取った画像をWordに貼り付けます。文字はクイックアクセスツールバーの「挿入→シンプルテキストボックス」で枠の中で字体、サイズを設定、「塗りつぶしなし、線なし」に設定します。
文字回転は文字枠センターの上丸を左クリックしながら左右に振り設定します。
仕上げたメーターパネルの印刷は「縮小」モードで縮小率は手探りしました・・・今回は65%で印刷でピッタシサイズでした。メーターパネル裏面に貼り付け、不要部分をカットして完成です。 ☆これで換算表は不要となり、アンテナを向けたい方角にメーター針をセットすればOKなのです☆

2009年4月20日 (月)

FT-200 懐かしの無線機

 1969年に安月給の身で憧れのSSBトランシバー「FT-200」を”やっとこさ”月賦で購入したものでしたが、わけあって他局に譲り、いらい再会を夢にみていました。
当時はトリオやスター、八重洲からSSBの無線機が発売され、話題を集めていました。コリンズ製品は夢のまた夢の高級無線機、八重洲のFT-101がプァーマンズコリンズと称され世界のアマチュア無線界を制覇し始めた時代でもありました。
 思い出の無線機「FT-200」(リストア製品)を手にいれ、40年ぶりに懐かしく再会したのです。この無線機はプリミックス方式のシングルコンバージョンのSSBトランシーバーでバラモジ7360、終段はTV水平出力管の6JS6C、そしてVFOはトランジスターでアッセンブルされ、電源部およびスピーカー部の「FP-200」と組み合わせの仕様である。

20090314i 初期のタイプはシルバーフェースでした。オークションなどではブラックフェースが数多く出展されていますが、シルバー色はなかなか出回りません。ネットをサーチ中にTMTのリストア製品にアップされてきたので早速、メールで申し込み、運よく即決でした。

20090314j_2 中味はご覧の通り、リストアされ新品の匂いすら感じました。VFOダイヤルのスムーズな感触や各パーツの見事なリストアに見惚れ、職人技でノスタルジーを彷彿させてくれました。


20090314l_2電源部とスピーカーがインストールされた「FP-200」、こちらも完璧なリストア、おそれいりました。



 無線仲間へこの「FT-200」を紹介した一節、昭和44 年頃DX を稼いでいた八重洲のFT-200+電源(リストア製品)を再び手に入れ、この頃毎日、息かけて磨き、火入れてながめてます。八重洲のOMさんに息かげるな「くさぐなる」とおごられるかも?

いやぁ、それにしても”かぴかぴ”のリストア製品だんし

2008年11月 5日 (水)

メモリ・キーヤー(OIKey-F88)の製作

 プロの通信の世界からCWモードでの交信が消えて久しくなりました。しかし、アマチュア無線のCWモードでの交信は盛んで、とくにDXペデションでは数多くの局が参加し楽しんでいます。珍局と交信するために手打ちで長時間キーを叩き、自局コールサインを打ち続け「やっとこさ」応答があった時は「よっしゃー」のガッツポーズで喜んだりしています。ときには、打ち続けによる手首のけいれんから符号乱れを起こし、タイミングを逸しチャンスを逃がすことも多々あります。

Memo2_2 そこで活躍するのが「メモリ・キーヤー」です。使い方によっては便利この上ない道具の一つとなります。CQ誌6月号の付録の基板にパーツを取り付け、以前に製作したメモリ・キーヤーのリモートBOX内へアッセンブルしたので紹介します。 (パーツは懸賞に応募しましたがハズレました)

Memo3  ワンチップマイコンPIC16F88を使った4chメモリ・キーヤー「OIKeyーF88」の完成基板と配線の様子です。メッセージスイッチやキージャック、スピード可変のVRへの配線はコアーに巻き込み高周波の回り込み防止対策をとっています。電源は5V電源を電圧調整して6Vで供給し動作させています。

 メッセージスイッチのワンプッシュで呼び出しや応答が可能となりますが、応答無視の呼び続けではマナー違反、睡魔に負けて押しっぱなしでは不恰好、このような操作は他局へ迷惑となるので十分注意して活用しなければと思っています。
R.Callはコールサインのランダム発生機能でハイスピードな聞き取り訓練として受信練習も出来、CWの苦手な私には良薬です。
                                    VY TNX JA1HHF (ex JH2OIK)om

2008年5月 9日 (金)

世界最小(?)のデスクマイクロホン

  ADXAのOMからたくさんの宝物(パーツ)を頂きました。その中に直径14mm、長さ30mmの型名不明のコンデンサー(バックエレクトロット)マイクロホンがありました。いわゆるピンマイクスタイルの大きさです。音を聞いてみようとトランシバーのマイク入力に接続しモニターしたところ、良好な音質と十分な変調レベルがとれました。

  そこで、このピンマイクロホン長さ85mm、幅55mm、高さ30mmのトークボタンつきのジャンクケースに組み込んで、世界最小(?)そして操作性の良い「デスクマイクロホンとして仕上げました。
Imgp1010_edited_3

 

   

写真の左側がメーカー製のSM-8デスクマイクロホンの操作部、右側が今回製作したPTT付きデスクマイクロホンです。
 Ptt_mic
     回路図
工夫したところはボタン接点が1回路であるため、ダイオードD1によるPTT(ON)とLED点灯の共通化です。

 デスクマイクロホンとして机上に置いてもよし、片手に収まる大きさですのでハンドマイクとしても使用できます。ジャンクケースは鉄製で適当な重さがあって、小さくてもあっこっちと逃げ回りません。

 

 

2008年4月19日 (土)

4入力アンテナ切り替え器

 最近のDXはペデション局とのQSO後にログサーチで確認、星取り表で一喜一憂しています。コンデションがUPした時などはバンド切り替えが忙しく、アンテナコネクターの抜き差しで「もたもた」すれば、あっというまにビッグパイルとなり遅れをとってしまいます。
 これまではシャックに引き込んだ同軸ケーブル(8D,7D,5D)数本のアンテナコネクターをすばやく差し替えて運用していました。そこで、目的のバンドへスマートに迅速なQSYをするため連続1kW仕様の「
4入力のアンテナ切り替え器」を製作しました。

P4180387_edited   
 
4入力アンテナ切り替え器
 
部品配置と配線の様子 

 
 今回製作の切り替え器の特徴は使用するアンテナ以外は同軸の芯線と編組線を短絡することで外来ノイズやRF回り込みを抑えています。このため、入出力のコネクターはアクリル板でアースから浮かせて取り付けました。切り替えにはオムロンの1極の小型パワーリレー(
G4F-1123T(C)通電20A)を2個づつ4組使用しています。このリレーは端子と稼動部が直結タイプで結線によるインダクタンスが極小のタイプです。
 製作のポイントは各入力コネクターより切り替えリレーまでの同軸RG-55/U(FUJIKURA)4本とも同じ長さに揃えて配線し、入力(1-4)から出力までの4回路の特性を均一にすることです。切り替えリレーの配置は円形状として出力への端子間をループ接続しています。
P4180386_edited_3
 入出力コネクター部
 アクリル板に取り付け(Not common Earth)
 左から入力1-4、出力

 
 こうして製作した「
4入力のアンテナ切り替え器」の裸の特性は30MHzでSWR1.5、インピーダンス70Ω近くの値でした。特性補正をするためリレーの切り替え出力ラインにコンデンサーをパラ付けし、カットアンドトライで調整し50pFSWR1.03、インピーダンス50Ω」に補正し完成としました。P4180388_4  
  
  
特性補正用コンデンサー(50pF/7kV)

  
リレーの配置と.出力端子のループ配線
 


P4180392_3

  バンド切り替えと表示部

 
 
製作のこだわりとして入出力コネクターにテーパー管を使用して同軸を接続できれば、特性がさらに向上すると思われます。今回はテーパー管の手持ちが無かったことと銅版で作る気力が残っていませんでした。

2008年3月18日 (火)

同軸(5D2W)アンテナバラン

 同軸(5D2W)アンテナバランの製作記 

 RTTYモード等でハイパワー運用を長時間すれば、従来の棒コアや丸コアによるアンテナバランは発熱で特性が劣化し、巻き線の絶縁破壊が原因で故障させたりします。長時間連続で1kWに持ち応えられるバランを棒コアや丸コアでと思い、各種のアンテナバランを製作しています。
 
 
耐電力、耐熱テストを行い、巻き線同士が熱により接触しない、コアの発熱が少なく、そして特性の良い理想のバランを追い求めて試作と調整を繰り返しました。
その結果、ナフロンチューブで絶縁した2mm銅線や70mmの丸コア2個を使用したバランでもRTTYモードでCQを10回程度、1kW連続送信(ダミー接続)するとコアは手が触れられないほど発熱します。特性もメーカー製の様に328MHzの帯域でSWR1.5以内、インピーダンスが50Ω近辺の良好な広帯域アンテナバランの製作は夢叶いませんでした。

そこで、10年以上も使用している同軸(5D2V)を巻き込んで製作した同軸バランを参考により特性が良く、耐電力が大きく、発熱の少ない同軸バランを作ろうと思い起ち、手持ちの同軸5D2W(平河製)で頑丈な、そして特性の良好な同軸バランを製作してみました。

Imgp0938_5最初に参考書どおりの寸法で同軸(5D2W)を加工し、指定の回数巻き込み、これを束ねてビニテで仮止めし、測定しましたが特性が悪く「がっかり」、5D2Wではだめか「どうして??」と測定器をながめていました。なぜ、と思いつつ束ねた同軸(5D2W)を手でぎゅっと締め付けるとSWR:計の針が下がるでありませんか、インピーダン
スはどうだろう
? やはり50Ω方向に針が動いていく。

  これだ!! 3.5回づつ巻いた同軸(5D2W)の形を整えて、多くのインシュロックタイ(25本使用)でおもいっきり締め付け、エフコテープとビニテで仕上げました。給電側のM座コネクター部は銅板でテーパー管を自作し、Mコネと同軸に半田付け処理しています。
コツは束ねた同軸
(5D2W)を「きつく縛り上げる」のが特性の良い「同軸(5D2W)バラン」を生み出します。

同軸バラン特性

Cox_swrz_325Ω+25Ω負荷として平衡度をシンクロで測定しましたが、100%近くを保っています。

最後に、ローカルのOM
の御指導によりますと黒ビニテでの仕上げは厳禁とのこと、カラスは黒い物を突つくからだそうです。

「ぶさぶさ」にされないように、今回は黄色ビニテで仕上げてRTTYコンテストを長時間楽しみたいと思っています。

2007年10月26日 (金)

DM-7800 Products

 DM-7800 (IC-7800 外付けアナログメーター)  

Dm7800f_2  DM-7800 はIC-7800トランシーバーのアクセ
 サリーとしてアメリカの LDG Electronics
   から発売されました。

    正面
          
定格
  大型の4.5インチメーター2個を搭載した、4.0 x 4.0 x 9.7 イン
の大きさ、
重さは1ポンド(約500グラム)のメーターボックスです。
メーター部は IC-7800と同様にS-Meter, Id,
Po,SWR, Comp,
Vd,
ALC の7つの指示でメーター感度は500 uAです。
そして、涼しげなブルーのバックライトで照らしだされてきます。
このバックライト用としてDC12 V, 100 mA の電源が必要です。

Dm7800b    



    裏面

  早速、ADXAのワールドワイドに活躍している仲間に相談、LDG
Elec.の紹介するディラーに発注しました。
  IC-7800のメーター表示をティジタル画像として、このDM-7800
でアナログ指示のメーターの振れを眺め、秋の夜長をのんびりと
ワッチしたいと思っています。

2007年8月 6日 (月)

3.5-3.8MHz用 1:2バランの製作

 岩手で開催された「第21回DXを肴に語る会」の席上で宮城のOMより3.5MHz帯のインピーダンス比1:2(50Ω:100Ω)バランの製作を依頼され、「急がないからね」と一言添えられました。
 今年の夏はフェーン現象で秋田でも38℃近くまで気温が高くなり、とうとう体温を超えました。「たのむよ」「はい」と言ったはいいけれど、この暑さ参ったなと思いつつ、いつまでも記憶に残っていました。とうとう、重い腰をあげ、汗だにくなりながら作りました。

Imgp0796_2 そこで、これ以上1:2バラン製作の依頼がこないようにと製作のノウハウを公開します。これまでに同軸バラン(1:1)、丸型コアバラン(1:2)、(1:4)及び丸型コアを使ったコモンモードフィルターなどの製作を経験しています。左写真は1:4のインピーダンス比の塩ビで製作したバランです。
         
Photo アンテナバラン製作の参考回路図
(別冊CQ ham radio ワイヤーアンテナ)
こちらは丸コアでの製作例です。
 
 今回は3.5-3.8MHz帯用ということで、長さ100mm、直径10mmのフェライトバーを使って製作してみました。これに1.6mmの軟銅線(長さ700mm)を2本をパラに12回巻きます。
軟銅線の絶縁にナフロンチューブ(ふっ素樹脂)を使用しました。ナフロンは耐薬品性、耐熱性、耐候性に優れているそうです。
ノウハウ!! 
Imgp0794_3 上記回路図を参考にして、左の写真のように結線します。巻き数やタップの位置はカットアンドトライで決めます。右が給電側で左がアンテナ側となります。
 給電側にアンテナアナライザー(50Ω系)をセットし、アンテナ側には100Ωの無誘導抵抗を接続します。このときアンテナ側の片端に針を取り付け針でチューブの上から挿し込み、アンテナアナライザーのSWRが最小そしてインピーダンスが50Ωとなるタップポイントを探ります。そのポイントにマーキングします。
 タップの取り出しとなるマーキング部分のナフロンチューブを5mm程度カッターナイフで切り取ります。このときに、フェライトバーとタップが接触しないようにフェライトバー側のチューブを残します。タップの取り出しは工夫が要ります。密巻きにしたコイルから1.6mmの軟銅線でそのまま巻きつけ、タップを取り出すとタップ部分が膨らみ不恰好となりスマートではありません。そこで、1.6mmの軟銅線の先を平らにつぶし、写真のように耳かき棒のような格好とします。これをチューブの切り取られたコイル部分に挿し込み、ラジオペンチできつく巻き込ませ、タップを半田付けします。
 特性は100Ω無誘導抵抗負荷で3.5-3.8MHz帯は給電側でSWR1.4、インピーダンスはジャスト50Ωの値を示しています。今回のタップの位置は6ター ン目で、ちょうどコイルの真ん中位でした。

Imgp0798  1:2(50Ω:100Ω)アンテナバラン部の完成です。耐電力はかなりのものと思われます。ここからはセンスが問われる器の製作になります。各局のそれぞれ工夫があるものと思います。


 暑い暑いと言わずに格好よく仕上げ、性能を発揮させて涼しい顔で深夜、早朝のDXを楽しんで下さい。FB DX



・・・・・・・・・・・・ あっち~い 、あっち~い・・・・・・・・・・・・・ 

2007年4月 4日 (水)

メモリキーヤーのリモートボックス製作

 これは「優れもの」です。CWキーを叩かず、早朝にジャバーンの大声を上げずに交信できます。長時間の呼び続けで、腱鞘炎、安眠妨害に縁が無くなります。出来上がり早々、N8S をこれでゲットしました。

Imgp0755_edited_3_6トランシバーのEXT KEYPADジャックへメモリーキーヤーのリモートボックスを接続し、VOICE,KEYERの設定をONとするだけで動作します。CWメモリキーヤー、SSBボイスメモリーへ記録した内容を送出します。

 このリモートボックスはW:200mm,D:160mm,H:40mmの大きさで、厚さ2mmのアルミケースで仕上げました。プッシュスイッチはジャンクのMulonノンロックタイプを5個使用しています。
トランシバーのKEYPADメモリーに合わせてM1~M4、誤操作防止として送信受信のMuteを写真のように配置しました。そして、M1~M4のメモリー内容を書き込んだ表示板を付け、送信時に目視確認して押します。5Vの電源を内蔵させて、押している間、自照式ランプが点灯するようにしています。

Imgp0756_edited_2   *製作したリモートボックスの操作部
 M1  DE JA7GYP 
 M2  R 5NN TU
    などなど 



・・・・・・早起きが楽しみになります。シャックは無言、お空へはジャパーンのSSBの波が飛び出していきます。珍局を発見、興奮でCWキーの操作がままならず、自局コールをミスすることなく冷静にゲット出来ますね・・・・・・・ばっちし稼げます。

2006年10月22日 (日)

SSBモニタ用受信機の製作

 OMの一言・・・「HiFi-SSBで音いじりをするならモニタ用受信機を作れ !」と、ポンとDBMを手渡されました。OMは自局のSSBの送信波を真空管によるモニタ用受信機を自作し、音創りに勤しまれ、活躍しています。

 それから1年近く、いろいろと構想を練っている間、大事なDBMMCL SBL-1H-8」はジャンクボックスに入れっぱなしでした。音創りはトランシーバーのモニタでヘッドホーンをかぶり、EQAを調整するなど切磋琢磨していました。送信波を他の受信機でモニタをしてみましたが、フィルタータイプでイメージした音質になりませんでした。

 このDBMSSBモニタ用受信機を製作せねばと気をもんでいました。そこでCQ誌で紹介されたJA1AEAomのモニタ回路を参考にして、周波数可変で各バンドをモニタしてみようと、秋月電子よりDDSを入手しました。各バンドと言ってもDDSの特性から17.5MHzまでの出力ですので14MHzまでモニタができます。                          JA1AEAomのモニタ回路の発振部をDDSへ変更し、これをロータリーエンコーダーで周波数を可変し、表示させています。その他についてはJA1AEAomのモニタ回路を製作し、ビルトインしました。

Imgp0566_edited 


 

 モニタ用受信機の内部は3階建ての構造となっています。1階のSSB復調部は写真の左下側のジャノメ基盤に組み立てました。ジャノメ基盤に載っている2階部分がDDSです。そして3階部分を周波数表示部として、ケース上部から見られる様に製作しました。                                                                                   電源部はAC100V/DC12Vのパワーブロックを使用して復調部には12V、DDSと周波数表示部へは3端子レギを通し5Vで供給しています。
                  *DBM=ダブル・バランス・ミキサー
                  
*DDS=ダイレクト・デジタル・シンセサイザー
Imgp0565_edited_1




  14.170MHzを受信しています。写真の左スイッチがPowrON/OFF、緑と赤のボタンは周波数の桁のアッブダウンで、表示は4-4桁の8桁となります。微調はロータリーエンコーダーで行い、最下位の周波数は1Hz単位で可変出来ます。
大きさは、幅200mm、高さ40mm、奥行き150mmで小型なSSBモニタ用受信機として完成しました。


 音質・・・
 現在、使用中の高級DSPのトランシーバーのモニタより、周波数特性がフラットな音質でダイナミックレンジも十分にハイエンド、ローエンドともに鼓膜をゆすぶってくれます。



         ・・・・・・製作してよかった一品です!!!・・・・・・

追伸
 周波数表示のブリンクノイズが若干気になり、DCフィルターなどを挿入したり、対策に四苦八苦しているところです。

2006年9月13日 (水)

小豆色のマイク

暑さ寒さも彼岸まで・・・残暑の日々が続いています。
もう少しで秋、LongPath/LowBandのベストコンデションがやって来ます。秋の収穫祭になくてはならい和太鼓、外見がよく似たマイクロホンを紹介します。
Ev_bluecardinal_2Imgp0441_edited_2


        BLUE CARDINAL
エレクトロボイス(EV)社製の「BLUE CARDINAL」と言う名のコンデンサーマイクロホンです。f特は下記の通り、ややハイあがりでドライなサウンドですが、透明感があり、 近接効果も少なく、ダイナミックレンジも大きく「ジャパーン」の”がなり”に最適なマイクロホンです。
胴体は小豆色で和太鼓に似て、格好がレトロと1970年代を想い出させてくれます。
Imgp0440_edited

    

    周波数特性

  残暑の最中、デスクスタンドにセットして何とも言えないノスタルジーを感じなから、ラグチューを楽しんでいます。

2006年7月30日 (日)

430MHz 3/4λコーリニアアンテナ製作

Imgp0399 おっとと!!
430MHzの受信感度が、がた落ち。

十数年使用していた、430MHzの魚骨スタイルの5エレ八木アンテナが錆で給電部とエレメント固定部分が朽ち果てました。
若干の補修をしてみましたが、だめ。新しいアンテナ買うか・・・まてよ、ホイップアンテナでも作るかとアンテナハンドブックをめくりました。

これだ!!「430MHz用 3/4λコーリニアアンテナ 利得4.7dB」の記事に飛びつき、周辺のジャンク部材を集めて3時間程度で完成(写真)しました。

部材
Mコネ座 1個
170mm長 ステンレス棒(2.5mmφ)   5本
340mm長 ステンレス棒(2.5mmφ)   1本
370mm長 銅線(1.6mmφ)      1本 「コの字」へ加工
70mm長  エボナイト棒(13mmφ)  1本 
           上下中心に穴あけ(3mm)、穴と穴の間隔15mm
     上下途中に2カ所ずつ、4カ所3mmビス用のタップを切る
     (垂直エレメントの固定とマッチングセクションの取り付用)
ステンレス用糸半田 少々
ステンレスフラックス  少々

作り方
3/4λコーリニアアンテナはMコネ座へ170mmのステンレス棒(2.5mmφ)を5本、半田付け(ステンレス専用の糸半田使用)して、写真下段のように1/4λGPを作ります。その、上に15mmの間隔で、エボナイト棒に1/2λ(340mm)のエレメントを差込み3mmビスで固定します。
マッチングセクションは太さ1.6mmφ、長さ370mmの銅線を15mmの間隔で「コの字」エレメントに作り、圧着端子を付けます(全長170mm)。1/4λGPと1/2λの上下エレメントを固定したエボナイト棒の中心側2個の3mmビス(15mm間隔)に「コの字」エレメントを共締めし、円形に格好良く仕上げて完成です。
エボナイト棒とエレメントの接合部やM座の給電部にアクリル樹脂系のすき間充てん材を盛り、防水加工しました。



使用感

アンテナは塩ビパイプに取り付け、アンテナマストに固定、1Fベランダに縛り付けて使用しています。軽量で設置は簡単に済みましたが、どの程度の強風まで耐得るかは判りません。
これまで、動作不良だった5エレに比較すると、20km位い離れた局とのQSOではノイズが切れて入感しているとのことです。
なお、この自作の3/4λコーリニアアンテナは無調整です・・・全く調整していません。

*******しばらくは、430MHz楽しめそうです!?!?!?*******

2006年6月13日 (火)

6 P 8 0

Imgp0259_3 ・先日、「ハムの集い」がJARL秋田支部によって開催されました。イベントのひとつジャンク市にてOMが持参した真空管の中に6P80というずんぐりとしたP球を見つけ2本のうちの片方をタイト製のソケット付きで手にいれました。この真空管は「超音波発生装置」に使用する予定の未使用球とのお話でした。
割らないように、大事にシャックに持ち帰り真空管のピンベース部の金属カバーと双角をピカールで丁寧に磨きをかけ、お宝としました。


・資料によると、
高能率ビーム5極管で、中波(f=30Mc迄)の電力増幅用として作られたNEC送信管6P80という、太さは165φ、たっぱが310±10mmで陽極(P)ピンと抑制格子(G3)ピンの双角キャップスタイルのP球の大型真空管です。
・B級電話の電力増幅としての動作例
   陽極電圧  3000V
   第二格子  600V
   
第一格子  -95V
   励振電力  6W
   陽極電流  300mA
   有効出力  305W
以上の特性です。
         ・・・・・
むむ図体のわりには出力小さいなぁ・・・・・

・大型真空管でヒーターを灯しながら、ゆったりとラグチュウするには恰好なリニアアンプの素材と思われますが、フィラメント電圧12V、20Aとヒーターだけで240Wも電気量を消費します。AB2クラスの200W出力のリニアアンプの製作を・・・と構想しました。
しかし、空管式 卓上ランプ」に化けそうです。
   

2006年4月29日 (土)

球式-EQA-  Hand Made

・ヨーロッパのサウンドエンジニア(SE)で、真空管式のミキシング卓にむかってクラッシク音楽のレーコーデングをしている記事を読みました。レコーデングの前日から火を入れてミキシングコンソールを暖める、こだわりのSEとのことです。
 アマチュア無線の世界でも、真空管式のヘッドアンプやEQアンプを使用してHiーFi/SSBを楽しんでいる局もいます。まさか、先のSEのように前日から暖めるなんてことは無いと思っています。真空管式の受信機を使ってのQSOでは安定性を図るために長時間、火を入れっぱなしと言うことはあります。

 

・真空管のヒーターの灯火を眺めながら、HiーFi/SSBでのQSOと思いつつトーンコントロール付き2球式EQAを自作しましたので紹介します。

 

Imgp0174 ・これは、ローカルのOTが真空管式のEQAでラグチュウを楽しんでいるのに触発され、2年前に製作し、使用しているEQAです。
製作にあたってはEQAの真空管12AX7(カソード接地)、6AV6(カソードフォロアー)トーンコントロールを付加して、トータルゲインは30dBをめどとしました。
トランシーバーのマイク入力(≒-40dB)へ入力するために、S/Nとハム音に気を使いました。このために、整流回路としてダイオードによるブリッジ整流で平滑コンデンサー(200μ×2)、平滑チョーク1H/500mAとしてリップルの少ないB電圧185Vを得て、各プーレートに給電しています。
また、ヒータへは6.3Vを整流し抵抗ドロッパーを通して6Vで直流点火させています。

 

Imgp0181_1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・電源トランスの誘導ハム対策として銅板で磁気シールドを布し、信号系のアースは一点方式をとるなどでノイズの小さいなオーディオアンプとして仕上げました。
双三極管12AX7は一段あたり約30dBのゲインがあり、トーンコントロールの減衰を考慮しても相当なゲインがあります。グリッド抵抗やプレート抵抗は欲張らずに小さ目として一段あたりのゲインを下げています。6AV6(カソードフォロアー)の負荷抵抗は3kΩとしてT型のアッテネーターで出力調整をしています。
マイクと初段入力の間に600Ω:3kΩ(タムラ製)のトランスを挿入し、バランス入力としています。また、各グリッド、プレートに1000pF雲母コンのパスコンを布し、高周波の回り込みを防止しています。

 

Imgp0180_1




・かなりの回数、シャッシー裏をいじくり回し独自な発想(いい加減な)で完成した「トーンコントロール付き2球式EQA」透き通った分厚いドンシャリAudioでHiーFi/SSBのQSOに十分な威力を発揮しています。

       ・・・・・ヒータの灯火はほんのわずかしか見えません・・・・・
実はそれぞれの球に「QQQ」のメタリックなシールドケースをかぶせて運用しています。
   感電に注意   球ってほんとうにいいもんですね!!

2006年1月29日 (日)

カーボンマイク!?!?

8-BALL (BM109)
8_ball_mic_002_3_edited CS放送のFM「Kiwi」?のステーションブレークで、南太平洋の真っ青な海原をバックにナイスバディーのFMDJ嬢がこのマイクロホンに向かって楽しそうにラグっている様子が映し出されていました。興味を持って、インターネットで検索しました。ついに発見、HiFi-SSB用としてミキシングアンプなどを購入した会社「サウンドハウス」にありました。
早速に入手、球形で90mmと小さなソフトボールくらいの大きさで、外側をABSで仕上げた単一指向性のアマチュアライクなコンデンサーマイクロホンです。

8_ball_mic_001LATVIA国のBLUE社製で 8-BALL (BM109)という名称のマイクで8-Ball用ショックマウントに取り付けて使用します。
この球形のマイク8-BALL(BM109)の出力は裏側やや下に平衡出力としてキャノンコネクターで取り出しています。

8_ball_mic_003_2_edited 8-BALL (BM109)の特性は
f特  35Hz-20kHz
感度 10mV/Pa
SPL 150dB

 これまでのマイクロホン形状の常識を外した、球形と面白い格好をしています。一見、昔のカーボンマイクの風ぼうで我が家のシャックに鎮座しています。ミキシングアンプからファンタム48Vを供給し、多少のイコライジングで高級コンデンサーマイクロホンと変わらぬ、分厚い音と、ローからハイまで癖のない音色で大変気に入っています。
8-BALL (BM109)をアマチュア無線室にセッテングしてノスタルジーな雰囲気と音質の素晴らしさを満喫しては如何ですか。

2005年12月25日 (日)

真空管コンプリミッターで音創り

***** HiFi-SSBの音創り ”あれこれ” *****

ConpLimamp 音声信号は通常トランシバーのマイク端子から入力します。マイク系統の音質はトランシバーの設定である程度調整できます。しかし、HiFi-SSBの凝った音創りには不満が残ります。
今回はベリンガーの真空管タイプのコンプリミッターをインサートして厚みのある音創りを楽しんでみました。

 目的とするHiFi的なサウンドを創るには、自作や市販のミキシングアンプやコンプリミッターアンプを接続してトランシバーの変調器に直接入力するか、アクセサリー端子から入力します。最近はこれらをセットアップして音創りをしています。紹介するアンプはプロフィショナルな機能を備えており、安価に市販されています。

 HiFi-SSBの音創りの条件として、ミキシングアンプは平衡入力(キャノンコネクタ付き)でヘッドアンプの入力レベルやEQAでLMHの各周波数帯の調整とフェーダーで音量がコントロール出来ることが必要です。ここで、マイクロホンを通したヴォイスをEQAで調整し、好みの音色とします。

 ミキシングアンプ(UB1002(BEHRINGER))でイコライジンクされたドンシャリ音のヴォイスはリニアな特性で出力されます。数十dBものダイナミックレンジをもった音声信号は変調器に直接入力され、レベルを規制(押さえる)しないと、過変調となり、スプラッターで他局へ妨害を与えます。そこで、活躍するのがコンプレッサー・リミッター機能をもつTubeComposerアンプ(T1952(BEHRINGER))です。

 先の大きなダイナミックレンジのヴォイスを直ちにリミッテングすると、レベルを押さえる事は出来ますが、音声歪みが増大します。このためリミッテングの前に音声圧縮のコンプレッサーアンプが必要となります。コンプレッサーではスレッショールド、レシオ、アタック、リリースをそれぞれコントロールします。コンプレッションの抑圧開始とレベル圧縮比をスレッショールド、レシオで設定し、アタック、リリースで時定数を調整します。出力に600Ω:10KΩのハイグレードなトランスを挿入して、トランシバーのアクセサリーコネクターへ接続しています。モニターを聞きながら軽くリミッターをかけてトランシバーのALCメータの振れとパワーを確認します。
 このシステムにコンデンサーマイク(ファンタム48V)を入力して、音量感と透明感のあるHiFi-SSBの音質でラグチュウを楽しんでいます。

Tubu 今回、使用しているコンプレッサー/リミッターアンプは最終段の出力アンプとして12AX7が活躍しているTubeComposerで、団塊世代のハムにとっては郷愁を感じさせてくれるヒーターの灯火です。

2005年11月 3日 (木)

Longコモンモードフィルターの製作

380mmの長さを誇る、コモンモードフィルター(CMF)を製作しました。

cmf_002このCMFは直径28mmの丸コア(TDK 2Z20)にRG55/U同軸ケーブルを2ターンずつ巻き、10個シリーズにしたものです。
この脊髄状(写真1)のCMFを直径45mm、長さ380mmの塩ビパイプに入れて、N-Jコネクターに取り付け完成させたものです。

cmf_003

RG55/U同軸の接続には三角錐の銅板を巻き、N-Jコネクターと同軸のアースを半田付けしてインピーダンスの乱れを少なくする工夫をしました。

                                                                                                                                                                                                    

cmf_001今回のCMFを測定すると640μHのインダクタンスとなりました。
以前に製作したCMFは直径35mmの丸コアを3個積み重ねて、4ターン巻いたインダクタンスは870μHありました。

                                                                        
効果は14MHzにおいて、若干ですが受信ノイズが減ったような気がします??コァーの積み重ねでインダクタンスを得たものと、コアをシリーズにしてインダクタンスを得たCMFは周波数特性の違いだけでしょうか。効果は使い込んで確かめたいと思います。

2005年10月10日 (月)

冬場のDXを7MHzで楽しむために

秋から冬にかけて7MHzのDXingに1λデルタループアンテナを上げるべく、着々と構想を練ってるところです。設置は33mのタワーから吊り下げて、両端を引っ張り固定し、給電高は25m位と考えています。

製作・・・
1λデルタループアンテナの給電インピーダンスは約100Ωくらいだそうですので、給電部のインピーダンス変換用として50Ω:100Ωのバランを製作しました。(写真)
丸コアにビニールチューブで絶縁した1.6mmの銅線をダブルで10回巻き、5ターンでタップを取りアンテナへ接続します。

結果・・・
クラニシのBR-200のアナライザーで測定した結果の特性は100Ωの抵抗負荷で入力側のインピーダンスは56ΩでSWRは1.2とまずまずの性能。

今後・・・
迅速に1λデルタループアンテナを上げて、これからの季節を7MHzでDXを楽しみたいと思ってますよ<<<<<<

blanunblan   

2005年9月24日 (土)

コンデンサーマイクでCQ

 HiFi-SSBのファンの端っくれとして、Tone コントロール付きの真空管式マイクアンプを製作して、ダイナミックやベロシティーマイクロホンを差し込み音創りを楽しんでいました。最近OMよりRODE-NT2(Multi-Pattern Condenser Microphone/オーストラリア製)なるコンデンサーマイクロホンを頂きました。風貌はノイマンのU-87に似て非なるものです。アルミトランクへ本体、取説とショックマウント、ウレタン風防が納められていました。
Nt2kit_3 ブツブツ、キューンノイズやモーターボーデングの発生でOMが苦慮していたものです。手始めに気温30℃の真夏日、意を決してマイクロホンの心臓部である電源、増幅ユニットの基盤焼き直しを試みました。ブツブツ、キューンノイズは2度の焼き直しでなくなりましたがモーターボーデングは相変わらずでした。
大汗をかきながら何だろなー・・・・・・・・・・・・・・・同じ規格ではないが思い切って電源ユニットの電解コンを普通の電解コンに交換しました。
修理完了で、ベリンガーのミキシングアンプへ平衡入力しファンタム電源を供給し、ヘッドホンで音をチェックしました。すばらしいボイスが鼓膜を揺すぶってくれました。

Fm_studio_001_2_thumb_2 以後、デスクブームに吊り下げ愛用しています。ミキシングアンプの出力を600:10Kのトランスを介してトランシーバーのアクセサリ端子からに入力しています。RODEのNT2マイクロホンのコンデンサー振動板は500円玉よりやや大きく、広帯域なf特を持っています。
トランシバーのモニターで聞く限りは、透明感があって分厚い音質で毎日のラグチュウが楽しみです。先日、Mass-koboのコンデンサーマイクロホンを借用しました。f特は若干低域と高域が盛り上がっています。RODEと音質を比較すれば、ややハイトーンなボイスで聞こえてきます。
Nt2_capsule


 これらのコンデンサーマイクによる音質は、モニターしていて気分がいいですよ。




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