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2022年7月21日 (木)

UHFセラミック送信管 5F60Rの木製台座

 通称F球と呼ばれているセラミック送信管を数本をガラス戸棚に飾って日々眺めています。サイズの大きい7F31Rなどはどっしりと鎮座していますが、今回紹介する5F60Rは小型のセラミック送信管の部類で、そっと立て置いても微振動で倒れてしまいます。
そこで、前回Sメーター製作時に刳り抜いた丸い木片(60φ、15mm厚)を加工して5F60Rの台座として製作してみました。

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木製台座に鎮座する 5F60R(刻印:1973 9.)

 💡-歴史- 日立製作所 茂原工場ではセラミック封止のUHF四極管4F16R,5F20RAの製造(1959年)に続き、1960年には日立独自のUHF送信管5F60Rが開発された。5F60Rは4F16Rと同様に高周波特性の良い同軸端子構造を採用しており、許容陽極損失は4F16Rの150W、5F20RAの250Wに対して5F60Rは450Wと大幅な増加である。
5f60r_20220723125101

5F60R構造図 強制空冷

 木製台座の加工について60φ、15mm厚の丸い木片のセンター穴を11mmのドリル歯で拡げて、真空管構造図の最下部ヒーターリングを差し込むようにします。全体を紙ヤスリで磨き、真空管名をレタリング後にロウソクの蝋を塗り、ヘアードライヤーの熱風で蠟が溶けて表面につやが出てきたら仕上がりです。
Photo_20220721144401
台座部
 完成品を飾り、ガラス戸棚を少し揺すってみましたが、台座の真ん中の穴へ差し込まれたUHFセラミック送信管5F60Rは倒れることなく鎮座しています。👀

2022年6月 6日 (月)

余った軽量物の荷締めベルト活用

 クーラーボックスの荷締めベルトとして入手し、ある長さでカットして使用しています。余ったベルトにフック金具を取り付けて荷物などの固定に活用させようとトライしました。

Photo_20220606084801
荷締めベルト(ナイロン材料)
 サイトにはアイデア次第で多目的に活用できる。軽量物の荷締め作業に、トランクや家具の開き防止に、多用途の固定ベルトとして自動車のルーフキャリア用ベルト・キャンプ・スポーツ器具などの個人向け搬送の道具のみならず、近年発生の多い地震の対策グッズとして製造工場の商品棚や一般家庭で物置などの固定にもお勧めです。
材質等については
ナイロン材料を採用して、生地が柔らかくて締め付ける際に引っ張りやすく、より摩擦に強くてほつれにくい、光沢感がある上質の荷締めベルトとのことです。

 余った荷締めベルトをそまま結ぶとほどけ易く、両端にフックを取り付けて荷の固定に活用しようと考えました。通常ベルトにフックを取り付けるにはベルトの端を折り返して糸で縫い合わせますが、裁縫が不得手なので別な方法を模索しました。
その方法とはベルトの両端を折り返し、アルミリベットを叩き込んで固定してみました。アルミリベットを通す2カ所の穴はナイロン材料のベルトなので、折り返した部分に細い半田ごてを熱して穴開けしました。

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半田ごて アルミリベット3mm 平ワッシャー(ステンレス)
 アルミリベットを叩き込むだけでは折り返した部分が剥がれるのではと、ステンレスの平ワッシャーを挟み込んで仕上げた結果、フックを引っかけてベルトを力強く張っても頑丈でした。それに高熱の半田ごてにより穴あけしたことでベルト(ナイロン材料)の2カ所の穴部分が融着、頑丈さの一因と思われます。

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荷締めベルト フック取り付け
 完成したフック付き荷締めベルトでは重量物(40kg限度?)を持ち上げない様に注意して活用する予定です。フック取り付け折り返し部分にナイロン接着剤を塗布してからアルミリベットを叩き込めばより剥がれづらくなるハズですHi

2022年2月21日 (月)

ICT-18 CI-V Interface Reassembly

 IC-7800/IC-7000をパソコン(PC)でDigital modeの運用時はCI-V(Communication Interface-V)をPC(USB Seriarl conv)に接続してWSJT-xなどのアプリでトランシバーのバンド、周波数をコントロールしています。PCへ接続されたCI-Vのデータはロギングや他機器アプリでのコントロールにも使われてます。

 複数台の機器のCI-Vをパラレル接続してPCアプリからコントロールする場合でも安定に動作する「ICT-18(ICT-Kuwa/JA4BUA製)」(小型プラスチックボックス)を入手していました。これをアルミダイキャストボックス(W:140mm,H:40mm,D:70mm)にして、頑丈で長持ちしそうな「ICT-18改造型」へReassemblyしました。

Dsc_0036
ICT-18 改造型(黄枠)

 改造に使ったアルミダイキャストボックスはCI-Vターミナルの4端子パラレルBOXとして製作したものを再利用、入手したICT-18ユニット(ICT-18 Ver1.2 (25mm×30mm))を別基板上にウレタン材で貼り合わせ固定し布線しました。
基板を写真の様に配置したのはネジ穴がそこにあったからで、他意はありませんHi
CI-V通信表示のLED取り付けは元穴3mmφに差し込み超強力接着剤で固定し、USBケーブルはブッシュを通しています。
Dsc_0038
ICT-18 Ver1.2ユニット(矢印)

 元型の「ICT-18」は下記の写真で小型軽量に仕上げられています。大きさがW:80mm,H:20mm,D:45mmのプラスチックボックスです。
Ict18
ICT-18

 最近のトランシバーはデジタルモード運用時にPCとUSBケーブル接続のみで運用できるスタイルになってきています。しかし、CI-Vを複数機器にパラレル接続する場合はICT-18は必要です。
頑丈で長持ちしそうなアルミダイキャストボックスへReassemblyした「ICT-18改造型」を活用し、DX QSOを存分に楽しみたい心持です。

2022年2月 7日 (月)

IC-7610 ザ(座)・Sメーターの工作(v1.0,v1.1,v1.2)

 近年、トランシバーのSメーターは液晶表示がほとんどで、アナログ/デジタルの切替で画面を見つめてます。下画面はアナログ表示で28MHz CW SPLITを運用している様子です。

7q6m
 IC-7610の取説を読んでいて「METER」ジャックとして外部メーター仕様が気になり、メカニカルなSメーターを机上に置いて楽しもうとジャンクの電流計で工作してみました。
取説にはメーター信号出力として
・最大出力レベル(Eo)  DC5V
・出力インピーダンス(Zo) 4.7kΩ
レベル設定はMain/Subと別々に調整できます。
【MENU】⇒【SET→外部端子→外部メーター】と記載されていました。
上記の電圧Eoと出力インピーダンスZoから電流Ioを求め、Io=Eo/Zo≒1mAとなるので直流電流計1mA FS(フルスケール)を探しました。

👀 100mm(H)×120mm(W)の大型電流計1Aで内部の分流器を取り除き何とか使えないかと、トライした結果2.5mA FSと判明し、あきらめて別途1mAの電流計をチェックしました。
👀 80mm×80mmの真っ黒な樹脂製の1mA直流電流計(Fe)「KUWANO ELECTRICAL INSTRUMENT」Class2.5とあり、昭和中頃に製造されたもので、これを外部メーター「IC-7610 S-METER」として工作しました。
Smeter
IC-7610用  ザ(座)・Sメーター(v1.1)
💡ザ・Sメーターの台座&目盛り板の工作手順
台座、配線について
1. メーター台座はトランス取り付けジャンク部材(L字型)で元ネジ穴を利用しセットしました。
2. 台座の底に衝撃防止として粘着ソフトクッションを4個貼り付けました。
3. メーター端子に8Pラグ板を取り付け、3.5mmφ用ステレオジャックとバイパスコンデンサー(220pF)を半田付けしました。
目盛り板について
1. メーターのガラス側のケースを慎重に外します。今回の場合は後ろ側4カ所のビスを外し分解しました。
2. メーターパネル(アルミ板)を固定してあるネジ2本を指針に十二分注意して外します。
3. メーターパネルの印刷してある裏側(アルミ地)にラベル用紙に印刷した目盛り板(IC-7610版)を貼り付けます
目盛り板紙(IC-7610版)はメーターパネルへの位置合わせを済ませ、カットしてから貼り付けしました。
(目盛り板は60%の縮小設定で印刷しました)

💡IC-7610目盛り板の作り方
 IC-7610の液晶画面をアナログ表示にセットして、デュアルワッチモードにて画面Sメーター指針をMain S5、Sub S+50dBにRF GAINで設定します。この表示画面をキャプチュアし、Winアプリのペイントに貼り付けます。
黄枠のメインとサブをS9近くで切り取り、Sメーター指針が消去されるように合成します。メーター画像が黒地なので黒ベースに合成するときれいに仕上がります。

Ic7610
IC-7610液晶表示画面(黄枠を切り取り)
 
 このザ・Sメーターに対してIC-7610の「外部メータ出力レベル」設定は80%で液晶メーター指示と同値になりました。
目盛り板上のメカニカルな針の動きを見ていると、レトロな時の流れが心を癒してくれます・・・
 団塊世代ですので真空管、レコード針、写真フィルム等を手にして懐かしんでいます。今回の工作動機はコロナ禍、BY人権問題、RAウクライナ侵攻、P5ミサイル発射など世情が目まぐるしく、どこか安らぎたいと思ったからです。

 ここで紹介した「ザ・Sメーター」は2作目だった、1作目が下記写真のモノですが挫折したのでした。


S-meter
4mmφ真鍮棒スタンド製(v1.0)
 この真鍮棒スタンドはすこぶる気に入って仲間の「ラグチュウルーム」に早々に紹介したのですが、メーター指針の零調の不具合でADXAのOMに相談している途中に、スタンドの変形を修正しようと膝部分に力を加えた瞬間「ポキッ」と折れてしまったのです。
折れた部分を半田付け補修しましたが剥がれてしまい、復旧をあきらめて2作目の「IC-7610 S-METER」(ザ・Sメーター)を工作した次第です。

『参考』
 使用した1mA 電流計(Fe)メーター目盛り板の元は白地に黒字の表示、指針は黒色でした。工作したIC-7610目盛り板は黒地なので指針を修正液を使い白く仕上げました。これが落とし穴、メーターを寝せると零調がOKなのですが、立てるとマイナス方向にズレて零調がNGとなってしまいました。
OMよりご教示があり「指針の支点から反対側の短い部分に細線が巻き付けてあり、指針のバランス調整は素人では無理」との事で、白く仕上げた指針が塗装で重くなり零調がズレてしまったのでした。

それならばと、細線が巻き付けてある側に修正液を盛ってバランス調整を試みました・・・数回塗り重ね上手くいった様な気がしています🍺

【追記】
 裸メーターに満足せず、飾り台(100mm×150mm×厚さ15mm)川合木工所製に穴あけ加工して、メーターや台座を取り付けてみました。3作目のザ・SメーターはIC-7610の外部メーター出力からのMain/Subを切り替えて針を振らせてます。
飾り台に取り付けたSメーターは写真の様にセットして眺めてます。


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IC-7610用 ザ・S-METER(v1.2) 

 3作目で苦労した点は厚さ15mmの飾り台にメーターの丸穴64mmφを切り抜く工作でした。木工用ホルゾー60mmφをボール盤にセットして一番遅い回転で表裏からと少しずつ削る作業で切り抜きました。歯が薄く、切り込みが入ったホルゾーは≒64mmφ程度の仕上がりとなり、結果オーライでメーターはスッポリとはめ込むことが出来たのでした。

取り付けパーツは
1. メーター(直流電流計 1mA)
2. 6PのトグルSW(Main/Sub)
3. ステレオフォンジャック(EXT METERトランシバー⇔メーター)
4. 台座(ジャンク トランス取り付け鉄板)+鉛重石
5. 負荷抵抗4.7kΩ(合成)、バイパスコン220pF


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飾り台裏面 & 銘板シール☆

 取り付けたトグルSW、フォンジャックは傾きを調整後に木工ボンドで固定しました。銘板シールはWordで作成し、数回の試し印刷で文字や穴の位置を修正したものをラベル用紙に印刷して貼り付け仕上げました。

 IC-7610のEXT METERにザ・Sメーター(1mA電流計)を接続し、デュアルワッチモ―ド時に6P SWを外部メーター出力MainへセレクトすればSubが無負荷となり逆も同様であると考え、無負荷側を出力インピーダンス4.7kΩで終端しました。

💡6P SWでMainセレクトの場合はSubが4.7kΩ終端、Subセレクト場合はMain4.7kΩで終端となるように工夫しました。(下図参照)

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メーター取り付け、シールを張り付けた正面

 木のぬくもりを感じながら、ザ(座)・Sメーター針の振れを楽しんでます・・・ロシアによるウクライナ侵略が停戦することを祈りつつ、ウクライナDXerのカムバックを期待してます。

2021年11月30日 (火)

80m Band Digital(FT8)Mode BPF製作

 今年の1月7-8日で発達した低気圧により最大瞬間風速42.4m/s、最大風速28.1m/sと1月観測史上1位を更新した暴風が吹き荒れ、我が家のLow Bandアンテナ1.8MHzシャントフィード、3.5MHzインバーテッドVが経年劣化も手伝い、ことごとく破壊されたのでした。幸いアンテナラインはすべてタワーに巻きついて他家には被害を与えませんでしたが、ショックで再建は雪解けを待つことに決めて修理に掛かりました。
 あれから?ヶ月でのんびりとアンテナワイヤーや支線交換そしてマッチングボックスのチューニングの取り直しなどで完全復旧は10月になっていました。やっとこさLow BandのDigital(FT8/FT4)の運用開始、時は流れて運用周波数近辺に怪電波が飛び交って3.573MHz FT8の周波数にはFax伝送と思われる運用がかなりの頻度で発生しています。ほかにもタッタッタッやパタパタ信号などもあり、アマチュア無線の周波数外からの混信によるものではと、160mや80mのBPF(バンドバスフィルター)をトランシバーのRxアンテナ端子に挿入してDigital Modeを運用すべくBPFを製作しました。
80m-bpf-0














                                 80m Band BPF

160m BPFは2015年10月に製作済みで、今回は80m BPFの製作に取り組みました。まずは参考資料をWebサイトで「BPF」を検索し、検討した結果、JA3GSE 辻氏の「LCフィルターの設計ツール」を使用させて頂きました(御礼)。
RF Filter 設計ソフト-Excel
「ジャイレータ変換BPF (5次 0.01dB チェビチェフ型)」
特性インピーダンス 50Ω
中心周波数 3.55MHz
3dB帯域幅 0.5MHz
を「入力場所」へ打ち込みました。
80-bpf-1





                                   ジャイレータ変換BPF

 80m BPFの仕様として送信出力へも接続できるように耐電力200Wを目途にコイルコア(赤色)をT130-2材を、コンデンサー耐圧を1kVとしてパーツを準備しました。
上記設計値を入力した結果
コイルインダクタンスLx
L1,L2・・・15549.4nH
L3    ・・・32419.9nH
L4,L5・・・15549.4nH
キャパスタンスCx
C      ・・・1180.5pF
C1,C5・・・146.0pF
C3    ・・・69.7pF
C2,C4・・・166.6pF
☆ コイルインダクタンスについてはアンテナアナライザー(AA30)を用いて所要の数値まで巻き込みましたが、ADXAのOMよりT130-2でのターン数のご教示があり助かりました。コイル線材は銅線PEW(ポリエナメルワイヤー) 1mmφを使いました。
L1,L2,L4,L5・・・37.5ターン(※38ターン)
L3             ・・・54ターン(※51ターン+3ターン(3ターン分は重ね巻き))
☆ コンデンサーについてはジャンク箱から掘り出しパラ付けしました。
C      ・・・1180pF (1000pF+150pF+50pF(トリマーコンデンサー TC))
C1,C5・・・146pF (56pF+56pF+50pF(TC))
C3    ・・・69.7pF (39pF+50pF(TC))
C2C4・・・166.6pF (100pF+39pF+50pF(TC))
☆ ベースとなる基板は紙エポキシを100mm×150mmのサイズでカット、パーツを載せる部分をケガキ処理、半田メッキを施しました。
☆ ケースはTAKACHIのアルミダイキャストでサイズが110mm(D)×160mm(W)×60mm(H)のジャンク品を使用、入出力端子としてM座コネクターを取り付けました。コネクターと基板アースの接続は銅板で工作してみました。
80m-bpf-2












                     80m BPFの内部

 コイル、コンデンサーの部品を基板に半田付け、コネクターへの配線を終えていよいよ調整となります。スペアナ(RIGOL DSA815-TG)をセットして、中心周波数、帯域幅、挿入損失、肩特性などを波形やデータを観測しながら調整棒を使い各50pFトリマーコンデンサー(TC)を回し、BPF特性らしさを追求してみました。
80m-bpf-3









                 80m BPFのスペアナ波形

☆ 調整はL3,C3が中心周波数の設定、L2,C2/L4,C4が肩特性の設定、L1,C1/L5,C5が挿入損失の設定のようですが、それぞれトリマコンデンサー(TC)の可変でBPF特性が微妙に変化しました。

 製作過程で目の老化からかC2,C4(166.6pF)の合成コンデンサーの100pFを1/10ものと間違って半田付けし、中心周波数が4.3MHzから下がらず「何故どうして」と悩んでみたり、C(1180pF)の合成コンデンサーの50pF(TC)を回しても波形上ほとんど変わらずと嘆いてみたりでした。
80m-bpf3























     M座コネクターと基板のアース接続(黄丸)

 コンデンサーの頭部の白い点は中心周波数が下がらず、全数チェックした証です。コアコイルはバスコーキングでふらつかない様に固めてみましたが、BPF特性が悪化するため除去しました。
などなどと苦心惨憺で80m BPFを製作し、その特性をスペアナ波形で追い込んで調整した結果です。まずはトランシバーのRx ANT IN/OUTへ差し込み混信状況の改善を期待するところです。

80m BPFをIC-7610のRx IN/OUTへ接続し、QRVの少ない時間でノイズでの減衰を測定してみました。
80m-bpf-5









 キャプチャー画像はノイズレベルを比較したものです。3.5~4MHzは設計値の帯域幅なので、あてにならないデータですが、ノイズレベルでは3.573MHz/-50dBそして4.00MHzでは-80dBと差が30dBもの結果です。
BPFスルーでは10dBの差ですので、BPFの減衰効果4.00MHzに対して20dB近くあります。

 80m BPFを接続後にFT8 ModeでDX QSOしてみました。BW 3.6kHzでは以前と比べて相手信号の小さなレベル(dB)でもコールすると応答がありました。こちらのアンテナ給電高30mのインバーテッドV、送信出力は600W、受信ノイズが少なくS/Nが改善されてます。
相手からのリポートが良すぎるのが気になる程度でした。
Check-qso


今後は80m FT8 ModeのQSO時にトランシバーのANT 1/R★をセット(BPF接続)して、DXing楽しんでみます。
                                                   以上

2021年10月29日 (金)

丸形フォルムのパドルキー「Eagle」でDXing

 ADXA仲間の80m Band GPセッテングのサポートでOM宅へ伺った際に、デスクへ鎮座している黄金色に輝いているパドルキー「Vibroplex Brass Raser(USA)」を拝見し、ベースの角の取れた柔らかいフォルムに目を奪われました。

Ja7zf-key

Vibroplex Brass Raser

 自宅のシャックでCWを叩いているパドルキーは真四角なベースの「GN507DX(GHDキー社)」、20年愛用して数多くの珍局をゲットしてきました。先の柔らかフォルムが頭から離れずWebサイトで検索し、丸形ベースを見つけ値段と相談しながらCQ出版社販売のパドルキー「Eagle」を購入しました。

Eagle-key
Eagle((株)GHDキー)
パドルキー「Eagle」 サイズ・特徴・附属
● 丸形ベース φ80mm、厚さ15mm
● ベース 鏡面仕上げ、各パーツ(ヘアーライン加工)クロームメッキ仕上げ
● スクイーズ操作可能
● メカ接点(接触不良が起きにくい構造、操作時に指先への跳っ返りが少なく静音)
● φ3.5mmステレオプラク、変換プラグ(ミニ♀→標準♂)、長さ800mmケーブル
● ツマミ2枚、固定ビス4本

Eagle

 省スペースとして納まったパドルキー「Eagle」のツマミをこれまで使っていた木彫に交換、接点間隔やバネ圧を調整、そしてQRVしている
HD8R ガラパゴス島のペデション局をコールしてゲットできました。打ち心地は柔らかく、ベースはどっしりとして動かず、JA7GYP・・・R 599 TUの長点・短点もしっくりと追従してくれました。
その後、「Eagle」の接点埃除けに100均の綿棒ケースを工夫してダストカバーを自作し、被せて使っています。
Photo_20211029165701
Eagle Kye+木彫ツマミ+ダストカバー
 「Eagle」に取り付けた木彫ツマミは20年前にGHDキー社より購入したもので、パドルキー「GN507DX」に取り付けあったものを外し、取り付けネジの間隔もピッタシで再利用したのです。
 これからのCW DXingは丸形フォルムのパドルキー「Eagle」で気も心も丸~く、ドッグパイルへ突っ込んでいく所存です。

2020年10月10日 (土)

新スプリアス規格への1kW局対応

 固定1kW免許の免許期限1年前となったので、新スプリアス規格(2005年 省令改正)への対応がどの送信機種・系統に必要かも含めて気になり早々に総務省Liteで再免許申請を提出し、免許期間が2021年8月20日~2026年8月19日まで有効の無線局免許状を2020年9月28日付で受け取りました。

Gyp

                        1kW免許状の一部
免許状の別紙(上図下部分)に
「無線設備規則の一部を改正する省令(2005年総務省令第119号)による改正後の無線設備規則第7条の基準(新スプリアス基準)に合致することの確認がとれていない無線設備の使用は、2022年11月30日までに限る。」と附款として記されていたので、新スプリアス規格対応させる送信機種・系統の確認のためJARDへ問い合わせメールを送りました。

Jard
JARDへの問い合わせ及び返答

 これまでWebサイトや雑誌記事などで新スプリアス規格対応の情報は承知のつもりでしたが、JARDの「スプリアス確認保証願書」に打ち込み始めてから不安に駆られて、免許されている送信機系統図を作成し上記文書で問い合わせました。
結果、JARD担当者より電話にて丁寧で明快な返答(上記文書の赤字部分)があり、JRL-2000Fを除く無線設備は新スプリアス対応機種で今回は上図(朱色系統)のJRL-2000Fに接続されている第1、3、4送信機の3台がスプリアス確認保証が必要との事、提出書類は「スプリアス確認関係様式のダウンロード(Excel)」へ記入例を参考に作成し
1. 「スプリアス確認保証願書」
2. 「スプリアス発射及び不要発射の強度確認届出書」
3. 「保証料の振込明細」
保証料の振り込み後に、上記3枚をメールに添付してJARDへ申し込みました。
 保証料の額については200Wを超える送信機となり、基本料(1台分の保証料込)¥7,000に2台目以降(送信機1台毎に)¥2,000加算されます。エキサイター送信機3台分にリニアアンプJRL-2000Fが1台の計算で¥7,000+¥2,000+¥2,000=¥11,000(合計)となります。
今回はJARL会員割引(対応促進措置 2020年11月末まで)で¥1,000減額の¥10,000を保証料として振り込みました。

 JARDからのメール返信で「不備がございましたなら、ご連絡致します・・・保証日は隔週の金曜日、再免許手続きは保証通知書が届いてから2~3週間後をお勧めします。再免許期限が近づいている場合はすぐに再免許手続きを行って下さい。」などとありました。
・・・・・・・・・・ JARDスプリアス確認保証担当者の対応に感謝申し上げます ・・・・・・・・・・

 JRL-2000Fについては「総務省においてスプリアス特性調査(サンプル調査)結果として、総務大臣が認めた保証実施者によりスプリアスの確認を受けた場合、測定データの添付を省略して、新スプリアス確認届書を総通に提出いただくことが可能です」とのことです。
Photo_20201013113301
 新スプリアス規格確認対応は総通による実施検査、業者による登録点検、保証実施者によるスプリアス確認、較正された測定器による測定データ提出が考えられます。
今回の様に送信機3台は新スプリアス対応機種であっても、接続されるリニアアンプ(JRL-2000F)1台のために送信機3台分を保証させられるとは不合理と考えます。ましてや総務省のスプリアスサンプル調査結果において「良好」と記されていても、なぜ新スプリアス確認届書を総通に提出するのでしょう。(JRL-2000Fを撤去すれば解決ですが "もったいない")

 いずれにせよ、日本のアマチュア無線局免許制度が世界標準の『包括免許制度』となることを願っています。

【追記】
 JARD保証事業センターより「スプリアス確認保証通知書」が届き、東北総通へ「新スプリアス確認届書」の提出を確認しました。
Ja7gyp
JARDよりのスプリアス確認通知書

 これによって申請したJRL-2000F+第1,3,4送信機系統が新スプリアス基準に合致する「スプリアス確認保証書」と「スプリアス発射及び不要発射の強度確認届出書」がJARDより東北総通へ提出され、「到達」「受付処理中」「審査中」「審査終了」の手順で免許手続き処理されると考えられます。
提出された申請・届け出の審査がすべて終了した際、どのような方法で通知が東北総通より届くかは3週間程度後の指示を待ちます。

 スプリアス確認保証シールの存在は初耳で、3枚同封されてきましたので紹介します。
Jard_20201021211301
こちらの第1,3,4送信機は新スプリアス対応機種であってJRL-2000Fに接続した場合に限り、新スプリアス確認届出書を東北総通へ提出したもので、頂いたJARD保証シールは送信機ではなく1,3,4を書き入れ、JRL-2000Fに3枚を貼付けします。


2020年9月19日 (土)

Digital Voltmeterで電圧チェック

 真夏の猛暑日が続いたとある日、IC-7610の直流安定化電源(DM-330MV 13.8V/32A)の排熱ファンがうるさい程回るので気になり、信頼おけるSANWA PM33 DigitalテスターでDC電圧チェックしたら11.9Vの表示でした。出力DC電圧は数年前に13.8Vへ設定し、DM-330MVのアナログ電圧計の13.8V指示に目配りする程度で2Vも電圧低下しているとは気が付きませんでした。
2V位の電圧低下はアナログメーターで誤差範囲、そこでDigital表示で13.8Vをチェックしていれば一目瞭然と思い、ポケットテスターとDigital voltmeterを秋月通商より仕入れ取り付けてみました。

Digi-volt-meter
     DT-10A           LEDデジタル電圧計 3桁表示
 2種類のDigital voltmeterを取り付けて電圧表示を試してみましたが、ポケットテスターではリード棒が見た目にも不格好なので、小型のLEDデジタル電圧計をセットしてDC電圧13.8Vをチェックすることにしました。

Volt-check-digi-meter
LEDデジタル電圧計の取り付けは電圧測定の赤黒ビニール線を外し、錫メッキ線1mmφを半田付けしてDM-330MVのプッシュターミナルに差し込みました。
11.9V⇒13.8Vに電圧調整した結果、当然のことながらIC-7610の送信電力がアップ、なぜか受信感度も向上したような気がします。

~電源電圧に関して参考となったOMのコメントを紹介します

 電源電圧は大事ですね。以前、IC-7200を使っていて50Wくらい出すと、PCとのUSB接続が切れる現象が頻発しました。モニターして見るとスプリアスで一杯、てっきり回り込みだと思いコアを入れまくったのですが全く効果なし。ひと月あまり悩んだのですが、たまたま電源の電圧をチェックしたら壊れかけていて、10Aくらい流れると電圧が9Vくらいまで降下していました。電源を取り替えたら、見違えるほどシステムの動作が快調になりました。

考察と課題
 DM-330MVの電圧低下の現象は電圧調整のVRの経年変化によるものと考えます。VR再調整で13.8Vへ設定でき、10A以上の電流でも出力電圧低下は発生しませんでした。 
 アマチュア無線を長く気分よく楽しむためにも、無線機器の源である電源電圧の監視、管理は「必要欠くべからざる」と機器点検を怠ることなく過ごしたいものです。今回、仕入れたLED Digital voltmeterの数値を日々ながめていますHi

2020年8月21日 (金)

IC-7000,IC-7610のSW Reg電源の予備確保

 V6ペデションやIC-7000、IC-7610などのトランシーバーのDC電源として長年愛用してきたSW RegアルインコDM-330MV(13.8V/32A)のファンの回転音が猛暑も手伝ってうるさくなってきました。そろそろファン交換時期と感じ、Webサイトで予備電源として小型で格安を検索し、WENFA PS-25A(13.8V/25A)をポチってしまいました。

Dm330mv_20200822080001
現用のALINCO DM-330MV

Wenfa-ps25a

仕入れたWENFA PS-25A(正面  背面)

 PS-25AのサイズはW253×H80×D212mm、重量:2.1kgでDM-330MVよりはやや大きめですが、ラックに収まるDC電源として選択しました。

PS-25A(13.8V)電源をポチった後でサイトのレビューを拝見したら
1. PWR SWのLEDが点灯しない、電圧メーターが振れない、13.8Vが出力されない。
2. ケース底のコム足高さが不揃いで水平でない。
3. 7MHzにノイズが発生する。
4. 13.8V出ませんでした。
などが書き込まれており、届く品物が「まとも」であるよう祈って待つことにしました。レビューの不具合の対策としてAC/DCのEMIフィルターやオシロスコープ準備しました。

 注文から3日目に届き、SW Reg PS-25A 13.8V/25A を早速に開梱しケースのキズやメーターの割れなど確認し、取説や回路図の同封を期待しましたが、らしきものは何も入っていませんでした。
メーカー名らしい「WENFA」のロゴが正面パネルにあり、ケース上蓋ビスを外し基板クラックや配線不良をチェックしてテスターやオシロスコープで無負荷のDC出力端子で13.8Vを測定、DC重畳ノイズは少なく正常でした。
(WENFAを検索したらMade in Singaporeかも、コンデンサーなどパーツの一部は日本製でした)

Ps25a-13v-25a-sw
PS-25A内部の様子
 電源スイッチは下倒しでONなので不便さを感じ、スイッチを引き抜いて逆さにセットして上倒しでONに改修しました。OFF/ONの銘板はナイフで剥ぎ取り、サンハヤトレタリングでON/OFFに修正しました。

 7MHz帯の数ヵ所にスイッチングノイズ(ジュルジュル音)が確認できたので、EMI対策として準備していたAC Noise Filter付きのACソケットに変更を検討しましたが、基板上のトランスへ接触するので別途対策をとる事にしました。
DC Noise Filterは単巻きなのでキャンセル巻きタイプに変更しようと準備しましたが、基板上のスペースを配慮してDC重畳ノイズも極小なのでそのまま使うことにしました。

Emi

 7MHz帯のノイズ退治結果について
1.ケースのアース接触を改善させるため、ケース止めのネジ穴の周りをヤスリ掛けしましたが、ほんのわずか効果あり。
2.内部配線のACラインに丸コアを挿入し、ACトランス入力側のLとNから0.1μFにて基板GNDへ落としたEMIフィルターで、7MHz帯のノイズを皆無にしました。

Ac
ACラインへのノイズ対策の様子

 真夏の猛暑の最中にオシロスコープで測定したり、半田ごてをにぎり汗まみれ・・・ふぅ~、やっと予備DC電源(13.8V/25A)を確保してDXingに専念できます。(格安=¥9.8k) 
あっ、夜に気づいたのですがメーターランプもありません・・・ライトを点けないとメーターが読めませんHi 

【追記】
 メーターランプ取り付けて暗がりでもメーター指示を読めるように工夫してみました。
Ps25a-meter-lamp
 LED2個入りの角形タイプで取り付けはAメーター、Vメーターのカバーの上部に接着剤で貼り付け固定しました。LEDの電源についてはDC出力13.8Vへ接続、それぞれ電流制限抵抗(690Ω)を通して供給しメーターパネルを照らしています。
 機器からの感電防止として基板GNDよりケース背面にナット止めのアース端子を設けました。

2020年5月 6日 (水)

160m Band Duplexerマッチング部の新周波数対応

 ついに「160mバンド JAPANの夜明け」、日本の歴代ローバンダ―が待ち望んだその日がやってきました。2020年4月21日付で1810~1825kHz(旧)から1800~1875kHz(新)IARU Region 3同等へ周波数の追加割り当てが施行され、免許状記載(3MA)に準じて新周波数において即日運用可能となりました。(1907.5~1912.5kHz変更なし)

 使用しているタワーシャント フィードアンテナの1.8/1.9MHz Duplexer(整合/切替)で新周波数(1800~1875kHz)の帯域へマッチングさせるにはリモコン操作による真空バリコン(VVC)の設定範囲を拡げなければなりません。このため現用のサーボモーター(SERVO)S03T/2BBMG/JR(180°回転)では対応できずS125-1T/2BB/JR(360°回転)へ交換しました。

 

18_19mhz_duplexer_may_2020_20200506112801
1.8/1.9MHz Duplexer(黄矢印 SERVO360°)

 当初、Duplexr側のSERVO交換(180°→360°)だけと考え取り組みました。このSERVOのコントロールはPICアクチュエーター((有)トライステート社)のキットを使用しており、取説には「モーターは360°も可能」と記してあります。
そこでSERVO S125T-1T/2BB/JR(360°タイプ)を取り寄せ回転をチェックしましたが、設定ボリューム(ポテンシャルメーター)を上げていくと1回転、2回転・・・5回転、ついには回転が止まらず無限回転となりました。


180_360_20200507111501
SERVO(上180° 下360°)
 

18mhz
160m Band Tune Remort Control

 SERVOを1-2回転の範囲でポテンシャルメーターを設定して使用すれば良いのですが、バニアダイアルの目盛り数値が0~4くらいの狭い可変範囲に1800~1875kHzのマッチングをセットしなければならず、目盛り数値は読みづらくなります。

 何か良策がないものかと、ADXAのOTに図面を送り相談した結果

Pic12f675
PIC12F675アクチュエーター回路図

バニアダイアルの設定範囲を大きくするにはSERVOのSIGに送るパルス幅を設定する「ポテンシャルメーターへの供給電圧を下げてみては」との助言でした。試しに上回路図右端の+5V側に1kΩ固定抵抗をシリーズに接続し、バニアダイアル数値が0~10でSERVOは1回転半ほど回ることが判りました・・・相談相手のADXA OTへ大感謝です。
【考察】
 ポテンシャルメーター(設定ボリューム)に加わる供給電圧を下げるとは、PIC12F675のピン7,6番(AN0,AN1)に加わる電圧が低くなり、PIC内部のA/D(10bit)変換によりSIG端子のパル幅が狭くなりSERVOは小さな回転角となります。約半分ほどに下げたポテンシャルメーターからの電圧でSERVOを1回転半させるには+5V時よりバニアダイアルを多く回すことで、PICのA/D変換の入力電圧が調整(
パルス幅調整)され所要の回転角が得られると考えます。
【結果】
 早速、Remort control BoxとDuplexerをケーブル接続して1800~1875kHzまでのSWRをチェックしました。しかし、SERVOが1回転半では真空バリコン(VVC)によるマッチング補正が1865kHz付近までと回転範囲が少し足りません。そこで
ポテンシャルメーターへシリーズに接続した1kΩを減らしSERVOが2回転する抵抗値を探ってみました。
910Ω→860Ω・・・と交換した結果、390Ω(回路図 赤アンダーライン)でサーボモーター(SERVO)が2回転しました。バーニアダイアルの目盛り数値も0~10の範囲で広く読み取れ(下図:補正値表)、1.8MHz帯の周波数の追加割り当て分も含めて1800~1875kHzの帯域でリモートコントロールのVVCによるマッチングが良好に動作して
SWR≒1となりました。

Maching-data_20200521090501
周波数とバーニアダイアルの補正値(SWR≒1)
補正値については降雨、降雪、晴天などの天候により若干±の調整が必要となります。このシステムを組み上げる以前は傘や防寒姿でタワー基部のマッチングBoxを開き、深夜、早朝に目盛り位置へVVCを手動で調整していましたHi。

 1.8/1.9MHz Duplexerの改修による160m新周波数へのQRVでDXCC 200Entityを目指し、来シーズンのDXingを楽しみにしています。

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